今回はパリ屈指のおしゃれエリアとしても知られているサンジェルマン・デ・プレからほど近いオデオンに位置する人気店『Un Dimanche à Paris (アン ディモンシュ ア パリ)』をご紹介します。店名は「とあるパリの日曜日」を意味し、詩的な名前に心が躍ります。
石畳のかわいらしいパサージュにあるパティスリー
オデオン駅から徒歩数分圏内のこの付近はおいしいパティスリーやショコラティエが多く存在し、『Patrick Roger(パトリック ロジェ)』や『Café Pierre Hermé(カフェ ピエール エルメ)』など話題のお店が軒を連ねているエリアとして知られています。
そこにある石畳のかわいらしい細いパサージュの中に『Un Dimanche à Paris』があります。
このお店はレストラン併設のパティスリー・ショコラティエで、おいしいランチを食べながら食後のデザートとして販売されているケーキを頂いたり、また15時以降のティータイム利用もでき利便性が高く人気があります。
モダンなデザインのババオラム
このお店の私のイチオシはなんといってもババオラム。専用の生地にラム酒をたっぷり浸した定番のフランス菓子ですが、ここのお店のババオラムはモダンな見た目が特徴です。通常のババオラムはワインのコルクのような形をしていますが、こちらは丸いタルトのような型に渦巻き状のバニラクリームで装飾されています。
ラム酒が甘く、特有のアルコールの強さを感じさせない軽めの味付けになっているため、お酒を使ったケーキが苦手な方も気に入るテイストだと思います。かすかにオレンジの花の香料が使われているため、爽やかさも感じバニラクリームとの調和が秀逸な1品です。個人的にも何度もリピートをしている大好きなケーキになります。
旬のフルーツを使ったシャルロットケーキ
季節のフルーツをふんだんに使ったシャルロットケーキもこのお店の定番です。こちらのブルーベリーのシャルロットは容器型のスポンジ生地にもブルーベリーを使用した鮮やかな1品。口の中ではじけるフレッシュなブルーベリーに、酸味を残したブルーベリーのコンフィチュールがかかっています。中にはバニラクリームがたっぷりで、生地と一緒に口に頬張れば幸せの味です。着色料不使用なのもうれしいポイント。
ブルーベリーに続き、こちらは秋のイチジクのシャルロット。同様にフルーツ本来の鮮やかな色の生地の中にバニラクリーム、そして天面にたくさんのイチジクとイチジクのコンフィチュールがのっています。ひとつのケーキの中でも同じフルーツを使っていくつもの異なる味や食感を見せてくれ、また季節ごとに使用されるフルーツが変わるため、度々訪れるのが楽しみになっています。
ショコラティエとしての実力もお墨付きで、スパイスを使用したボンボンショコラなどお土産にもぴったりな商品も多数取り揃えられています。パティシエによりセレクトされた紅茶なども販売され、買い物がはかどりますよ。
- ■お店情報
- Un Dimanche à Paris (アン ディモンシュ ア パリ
- 住所:8 Cour du Commerce Saint-André, 75006 Paris(地図)
- 営業時間:11 :00-20 :00 (日曜日のみ19 :30閉店)
- 定休日:なし
- HP:https://www.un-dimanche-a-paris.com/
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