今日ご紹介するのはパリ16区、ブローニュの森に近くにあるにある閑静な高級住宅街にある『Musée Marmottan Monet(マルモッタン・モネ美術館)』。
印象派画家・モネのコレクションを世界最大級の規模で所蔵していることで有名な美術館です。見所だらけの美術館ですが、ルーブル美術館やオルセー美術館やオランジュリー美術館などの美術館のように混雑せず、ほとんど並ぶこともないので隠れたおすすめ観光スポットになっています。
邸宅の中に展示された印象派の作品
『マルモッタン・モネ美術館』は、美術史家のポール・マルモッタンの邸宅がそのまま美術館になったもので、モネの息子ミシェルが寄贈した作品も多く、フランス印象派画家の殿堂とまで言われているようです。
美術館の名前にもつけられている通り、クロード・モネの大量の作品を中心に、ルノワール、ベルト・モリゾ、ピサロ、シスレー、ブーダンなどなど有名画家たちの作品が、まるで、今もなお人が生活しているような邸宅の各部屋に並んでいます。
モネの作品をゆっくり鑑賞できる常設展は必見
1番の見所は地下のモネの常設展。地下への階段がちょっとわかりにくいので、見逃さないように要注意!今月訪れたときは地上階にあるミュージアムショップの奥から降りる狭い階段しか通路がなく、車椅子用のエレベーターもない状態。「気付かず帰ってしまう人も多いのではないかしら!?」と心配になりました。
白が基調の明るい楕円形のホールの中で、ゆったりとモネの作品に囲まれて過ごすことができます。「印象派」という言葉が生まれたモネの代表作でもある「印象、日の出」もここに展示されています。
初期から晩年までのモネの最も重要なコレクションが所蔵されている世界最大級の所蔵を誇る『マルモッタン・モネ美術館』。素晴らしい所蔵の割になぜか観光客が少ない隠れた穴場なので、印象派やアート好きな方はぜひパリ旅のスケジュールに入れてみてはいかがでしょう。
- ■施設情報
- Musée Marmottan Monet(マルモッタン・モネ美術館)
- 住所:2 rue Louis Boilly 75016 Paris(地図)
- 営業時間:10:00〜18:00(木曜日は21:00まで)
- 休館日:月曜日、1/1、5/1、12/25
- HP:https://www.marmottan.fr/
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