PARISmagの案内人を務めるパリ生まれのキャラクター「リサとガスパール」。日本では40タイトルもの絵本が発売され、本国フランスではもちろん、世界中で愛されている人気者たち。
いつまでも子ども心を忘れない自由でキラキラしたストーリーを担当する奥様アンさんと、ほのぼのとした色彩豊かな絵を担当するご主人ゲオルグさん2人が作り出す「リサとガスパール」の世界。
2019年に誕生20周年を迎えるにあたって、先日パリでは記念パーティが開催されました。今回はその模様をレポートします。
セーヌ川でのクルーズパーティ
会場はなんとセーヌ川!船上クルーズパーティです。エッフェル塔のたもとに停泊する船が集合場所なんて、パリならでは!なんて素敵なのでしょう♪
ゲオルグさんとアンさんファミリーはもちろん、招待されている関係者もみな、終始ニコニコの楽しい時間となりました。
リサとガスパールとキティちゃんの新コラボが解禁
この20周年記念パーティでは、もうひとつ大きな発表がありました。なんと日本の人気キャラクター「ハローキティ」と「リサとガスパール」がコラボした絵本がフランスで発売されるというのです。
「ハローキティ」はすでにフランスでもかなり有名。「エロキティ(フランス語では最初のHを発音しないため)」と呼ばれ、若いパリジェンヌ達や子ども達に絶大なる支持を得ています。フランスは日本のようにキャラクター文化ではないため、大人も子どもも日常的にキャラクターグッズを持っているということはあまりなく、文房具やTシャツなど発売される商品も限られているのですが、そんな中で「ハローキティ」はかなりの認知度がある人気者なのです。
今回のパーティーには、「ハローキティ」のデザイナー山口裕子さんも参加されていました。来年発売される「リサとガスパール」と「ハローキティ」のコラボ絵本の一部イラストが発表されたり、ゲオルグさんのイラストに山口さんが「ハローキティ」を描き加える様子を写したムービーを上映したり、フランスと日本2つの人気キャラクターがコラボしていく様子を垣間見ることができました。
『リサとガスパール』の作者ゲオルグさん&アンさんご夫妻と『ハローキティ』のデザイナー山口裕子さん
自らはあまり多くを語らない、ちょっと恥ずかしがり屋のゲオルグさんと山口さんですが、コラボ絵本を製作する過程でアーティスト同士がお互いを尊敬し合い、今回のコラボを心から喜んでいる様子がわかり、参加した私たちもほっこり暖かい気持ちになりました。
写真撮影を楽しむゲオルグさんファミリーと山口さん。山口さんのトレードマークお団子ヘアーの真似をしておどけるゲオルグさん
なんといっても、言葉がまったく通じないながらも何枚も写真を楽しそうに撮るゲオルグさんファミリーと山口さんの笑顔を見たら一目瞭然ですよね♪
パーティ終盤には大きなマカロンタワーが登場。会場は大盛り上がり
「リサとガスパール」と「ハローキティ」のコラボ絵本、日本での発売は未定だそうですが私も今から楽しみ!パリで発売されたらまたPARISmagでも改めてお知らせできたらと思っています。
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