前回に引き続き、日本で大人気の食パン専門店『CENTRE THE BAKERY(セントルザベーカリー)』のパリ支店をお届け。
CENTREのCがロゴになり、お店の名前は『CARRE』フランス語で「四角の」という意味で、食パンのフォルムを表す言葉だそう。
入り口を入るとすぐにセントルの食パンが!!パリでは今空前の食パンブーム。ちなみに、フランスでは食パンを、「パン・ド・ミ(pain de mie)」と呼びます。
オープンスタイルのキッチンは風通しが良くつい眺めてしまいます。
キッチンを通ると奥には広々としたイートインスペースが。お洒落なジャズが流れ、清潔感のある白と茶色の配色はまさか、食パンの2色をイメージしたのかも!?しれません。
私が伺ったのは午後4時過ぎ。ランチタイムも過ぎてお店がちょうどゆったりした時間でラッキー!独り占めした店内、どこに座ろうか迷います。
決めた!SMEGの可愛らしいピンクのトースターの席に座ります。席によって置いてあるトースターがさまざまでした。
パリで食べるセントルのタマゴサンドとカツサンド
早速メニューを開きます。何にしようか迷ったフリをしますが、否否、タマゴサンドを食べようと本当は決めていたんです(笑)。日本でもパリでも、セントルでタマゴサンドはオムレツサンドという名前のようです。折角なのでロースカツサンドもいただきましょう。待つこと数分。
来ました!
パリでタマゴサンド!(オムレツサンド!)
パリでカツサンド!
パリでセントルザベーカリーの食パン!
パリで日本の味!
興奮が止まりません(笑)。
「わぁぁぁ〜!!!」
思わず声が出てしまいました。なんておいしそうなんでしょう!
サンドイッチの美しさはもちろん、付け合わせのポテトやサラダ、そしてパンの耳が大胆な所もニヤリ。セントルのパンは耳までおいしいのが有名!サンドイッチにして耳を落としてしまうのはもったいないので、こんな風についてくるんですね。私はサンドイッチの箸休めとしていただきました。うーん、最高ですね。
まずは念願のオムレツサンドからいただきます。生食パンのしっとりした優しい食感とオムレツのプルプルとした透明感のある弾力。マヨネーズとマスタードソースがアクセントになり、しっかりとメリハリが。とてつもなくおいしい!!パリでこんな味に出会えるなんて!
お次はカツサンド。こちらはトーストされたパンに厚みのあるロースカツ!オムレツサンドに続き眼福が止まりません。
一口食べてみるとすぐに「音」に注目。クラスト(パンの外側)のサクサクと、ロースカツの衣のサクサクの2段階サクサク!そこにキャベツのシャキシャキまで加わり、サクサクとシャキシャキの相乗効果で音が跳ねます。これは楽しい!
お肉のジューシーな弾力もあり終始食感が満載。味付けの方もかなりしっかりされていて満足感も充分!
ロースカツサンドとオムレツサンド、どちらにも総じて言える事が「パンがおいしい」ということ。ベースになる食パンがとにかくおいしいのです。高級なコットンの様な噛みごこちでほんのりと甘く、パンだけで食べてももちろんおいしい!
イートインの最中、テイクアウトで利用するフランス人を何組も見かけました。日本の食パンはフランスでも通用するんだ!なんだか私まで誇らしげな気持ちでお腹も満たされた1日でした。
日本でもパリでも…!ワールドワイドに活躍する食パン、セントルの食パン。11月には東京、表参道にも新店がオープンしたばかり。お近くにいらした際にはぜひ食べてみてくださいね!
- ■お店情報
- CARRÉ PAIN DE MIE(キャレ パンドミ)
- 住所:5 Rue rambuteau 75004 PARIS(地図)
- 営業時間:10:00〜19:00
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