先日PARISmag編集部の方がパリへ遊びに来た際、リサとガスパール人形も一緒にパリのお散歩をしました。
まず行ったのはパリっ子憩いの公園「リュクサンブール公園」。公園を横断するだけでも、いい運動になるぐらい大きな大きな公園です。
春夏は美しい花が咲き乱れ、秋冬は黄色く色づいた落ち葉の絨毯ができ、1年中美しい風景を楽しめます。
リサとガスパールも大好きな舟遊び
「リュクサンブール公園」は絵本にも登場しています。園内の大きな池でリサとガスパールが夢中になって楽しんでいるのが「舟遊び」。
公園の池に貸しバトー(舟)屋さんから借りた舟を浮かべて楽しむ、パリのちびっ子達にも大人気の遊びです。
風まかせ!棒で押すだけのシンプルな遊び
舟を借りる時、一緒に渡される木の棒で池に浮かべた舟を「えいっ!」と押す。そして舟はゆらりゆらりと池の中を動き出し、また池の淵の方に戻ってきたら「えいっ!」と棒で押す。その繰り返し。そう、ただそれだけの遊びなんです♪
舟にモーターなんてついていませんよ。もちろんリモコンで遊ぶラジコン船でもありません。
池が流れるプールになっているわけでもないし、その日の風向きにおまかせ。ただただゆったりと舟がゆらゆら。いつまでも池の真ん中を漂っている舟もあったり。のんびり気ままな遊びです。
昔から変わらない定番の遊び
リサとガスパールが舟遊びをしているのは「リュクサンブール公園」ですが、ルーブル美術館横の大きな公園「チュイルリー公園」の池でも舟遊びはできます。フランスでは定番の遊びなんです。
こんなに素朴な遊びって今の日本(特に東京など都会)にあるかしら!?棒を持って自分の舟をひたすら追いかけるちびっ子も、残念ながら舟は借りられなかったけど、みんなの舟を一緒になって追いかけるちびっ子も、一緒に見ている大人たちだってみんな目をキラキラさせて楽しんでいる姿が印象的。
きっと昔も今も何ひとつ変わらない公園での風景(舟にも相当年季が入っているし!)。フランスのこういうところ、本当に本当に素敵ですよね。
それにしても、舟が池の真ん中からいつまでも戻ってこなかったらどうするんだろう!?という昔からの疑問はいまだ解決していません。もしかしたら、貸しバトー屋のムッシューがものすごく長くのびる棒を持っているとか!?今度公園に行ったら聞いておかなくちゃ!
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