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乗馬体験がきっかけで馬主に!?フランスの馬とのつきあい方

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乗馬体験がきっかけで馬主に!?フランスの馬とのつきあい方

長い休みの間いろいろなところへ旅行する人も多いフランスのバカンス。今年のバカンスで私たちの最初の旅行は、「La Baule(ラ・ボール)」へ行ってきました。大西洋に面するロワール地方の最西端で、ブルターニュ半島の付け根に位置する海辺の街です。ここに私の学生時代からの友人が住んでいて、私も毎年足を運んでいるくらいとてもなじみ深い場所。

今回は、そのラ・ボール在住の友人Sさんが、のめり込んでいる趣味をご紹介したいと思います。

 

馬と暮らす生活

その趣味とは、馬と生きること。「乗馬じゃないの…?」と思われる方も多いと思いますよね。私も始めはそう思っていたのですが、話を聞いてみると「馬と生きる」という言葉に納得できるような暮らしをしていました。

フランスの馬とのつきあい方

彼女は、カルーガという純血アラブ種の雌馬を飼っています。日本では競走馬というとサラブレッドという印象ですが、フランスではこのアラブ種とサラブレッドを掛け合わせたアングロアラブという種類の馬も競走馬として活躍しているのだそう。

サラブレッドより小柄で華奢なアラブ種ですが、昔から「もっとも美しい馬」と言われて愛され、 性格も温和で強いのでフランスでは馬術や乗馬に適した馬として、よく見かけることができます。

1年前くらいにカルーガちゃんを購入し里親になった友人。買ったと聞いたときは、私も本当にびっくりしました。「そんなに気軽に育てられるものなの?競走馬を買ったのかな?乗馬がそんなに上手だったかな?」など、彼女への質問が頭の中を駆け巡ったものです。

 

乗馬がきっかけで馬を購入!?

フランスの馬とのつきあい方

馬に夢中になったきっかけは、ラ・ボールに住むようになってからなのだそう。浜辺を馬と散歩する姿によく見かけ、彼女は初めて乗馬クラブに通うようになりました。毎週、馬に乗っているうちに、馬とコミュニケーションが取れるようになって来たそうです。

そんなある日、自分がよく乗せてもらっていた馬が引退の歳になり、売りに出されることになりました。ショックを受けて、思わず値段を聞いてみましたが、残念ながら高すぎて彼女には手が出ませんでした。しかし、それを聞いたクラブの人が、今買い取られなければ、屠殺場に送られてしまうという若い馬を紹介してくれたのだそう。それが、カルーガでした。

購入すれば、この子の命が救える、そう思うと思いは止められなかったそうです。

 

カルーガの暮らす牧場の近くへお引っ越し

フランスの馬とのつきあい方

とはいえ、こんな400kgの大きな動物を多少、庭が広くたって、飼うことはできないですよね!?そこで、良心的な牧場と契約して育ててもらっているのだそう。広大な敷地の中で、縛られることなく暮らす馬たち。ヤギとも仲良く同居してします。

それから1年後、「カルーガにもっと頻繁に会いたい!」と牧場の近くへ引越しし、今では車で5分のところに住んでいます。今年で4歳になったカルーガですが、実はまだカルーガに乗ったことがないそうです。乗らなくても、会いに行くなんて愛がありますね!

こうしてカルーガという新しい家族ができ、さらに牧場の人たちとも、密な関係でまるで家族同然になりました。動物が繋ぐ縁って、温かいですね。

フランスの馬とのつきあい方隣の敷地で農作業を手伝う馬

今回のバカンスでは、そんな友人のカルーガとの暮らしを間近で見させてもらうことができました。次回は、息子の乗馬体験のお話をしたいと思います。

 

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