毎年恒例のイベント「la Fête des Voisins(ラ・フェット・デ・ヴォワザン)」が先日、開催されました。このイベントは「ご近所祭り」という意味の通り、同じアパートや同じ地域、同じ通りに住んでいるご近所さん同士で集まって、飲み食いしながら親睦を深めましょうというイベントです。
今年のイベントポスター
パリでは大抵アパルトマンの建物ごとに開催されるもの。私が住むアパルトマンでも、毎年管理人さんや管理組合が中心となって準備をしてくれます。数日前からイベントのポスターが貼られ、住人にお知らせしてくれるのです。
地域全体で支え合うきっかけに
当日は、アパルトマンの中庭などに、食べ物や飲み物好きなものを持ち寄っておしゃべりを楽しみます。
「お年寄りや手助けのいる人たちの孤立化を避けるために、地域全体で支え合う」という考えから生まれたイベント。フランス国内だけにとどまらず、世界中に広まりつつあるようです。日本でも開催している場所があるみたい。
手作り唐揚げが人気!
ジュースやワイン、クッキーやチップスなど、買って来たものをそのまま広げるなんて人が多い中、手作りのものを持参すると大盛り上がり。
「巻き寿司」「1口コロッケ」「唐揚げ」なんて日本のお弁当に入っていそうなおつまみを持っていくと、大量に盛り付けてあったのがあっという間になくなる人気ぶり。特に揚げ物はみんな大喜びしてくれます。
普段から、同じアパルトマンの敷地内ですれ違えば、必ず「ボンジュール」の挨拶をする国とはいえ、なかなかゆっくり話す機会はないもの。特に私のように外国人である者にとっては自分のことを知ってもらったり、生活面での情報を得たりするよいきっかけにもなるので、毎年ちょっと気合を入れて参加しています。
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