住んでいる人が最も少なくなり、観光客ばかりになるという夏休みのパリ。私たちは今年の夏休みのほとんどをパリで過ごしました。
今年は9歳になる親戚の子供がひとりでパリにやってきたり、子ども連れの友人ファミリーがパリにやってきたりしたこともあり、子ども連れで楽しめる場所にも積極的に出かけてみました。
子どもと参加する親子料理教室へ!
そのひとつが子連れで楽しめる「親子料理教室」。以前紹介したことがあるランチタイムに料理教室を体験できる「L’Atelier des Chefs(ラトリエ・デ・シェフ)」で開催されています。
「ラトリエ・デ・シェフ」は、パリでも大人気の料理教室。会社員が昼休みに気軽に参加できるコースがあったり、クリスマスパーティーに合わせてフォアグラを作る特別なコースがあったり、バカンス中に親子で参加できるコースがあったりと、さまざまなクラスが用意されているのがパリっ子に人気の秘密です。
大人顔負けのおしゃれなコース料理作りに挑戦
今回の親子料理教室で作るのは、「トマトコンフィを巻いた仔牛のローストとチョリソーのクリームパスタ」「ブルーベリーのマフィン」「アルコールなしの子ども用カクテル」といった、大人顔負けのおしゃれなメニュー。
5歳くらいから11歳くらいまでの子どもたちが保護者と一緒に参加します。
日本から来ていた友人ファミリーのママが一番驚いていたことが、子どものための教室なのに、普通の大人たちとまったく同じ道具やキッチンを使わせてもらえるということ(参加しているのが子どもというだけで内容やシーンは普段の大人教室とまったく同じ!)。日本だったら「子どもが参加できる=子ども用」となりそうなものですが、「さすがフランス…!」と驚き喜んでいました。
危なっかしい手つきの子どもたちにも包丁を使わせるし、大きなフライパンでたっぷりのオリーブオイルと一緒に炒める肉からは、大人も思わずびっくりしまうほどの油がとびはね「あちっ!」と軽いやけどをする子どもも…!
結構ワイルドですが、みんなこうやって料理を覚えていくんだな〜と。「危ない!」と安全面ばかりを気にするよりは、見守りながらいろいろなことを体験させるのが、ちょっとワイルドなフランス流の考え。私はとてもいいなと思います。
レッスンの最後はみんなで試食
できあがったブルーベリーマフィンと子ども用カクテルは、その場でみんなと一緒にいただきました。残ったものはすべてお持ち帰り。たっぷり2〜3人分くらいをお持ち帰りできるのも、この料理教室の素敵なポイント!この日も持ち帰ったごはんやデザートで夕ごはんもお腹いっぱいになりました。
ちなみに、参加している子どもたちに男の子の割合が多いのもフランスならでは。男子も料理ができることが多いフランス(特に肉料理などのメインが得意な男性が多い!)。こうやって小さな頃から料理に慣れ親しんでいるから上手なのかもしれませんね。
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