シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン “パリマグ”
  • STYLE

    今週末はパリ気分を求めて清澄白河散歩

    ここ数年、コーヒーやカフェの街として注目を浴びている東京・清澄白河。突然ですが、清澄白河がパリに似ていると言ったら皆さん驚くでしょうか?

    いたる所にカフェがあるのはもちろん、お花屋、パン屋、雑貨屋、ギャラリーなどの素敵なお店もたくさん。

    広い公園があって川が流れている。パン屋さんでバゲットを、カフェでコーヒーをテイクアウトして近くの公園で食べることも出来るし、お部屋に飾るお花を買うのも楽しい。ほら、何だかパリジェンヌみたい。

    清澄白河に遊びに来て、コーヒーを飲むだけじゃもったいない。今度の休日は、パリの街をお散歩するように、清澄白河をお散歩してみませんか?とっておきのお店を7つ、ご紹介します。

     

    気軽にフランスの味を楽しむ『BROOKLYN DELI CRAFT BEER』

    まずはブランチを、と思い訪れたこちらのお店。3年前、清澄白河にオープンしたという小さなパリの食堂『BROOKLYN DELI CRAFT BEER』。もともと輸入食品屋だったという店内は、フランスのモチーフ・エッフェル塔やパリを感じられる小物が至る所にあって、わくわく。

    バゲットサンドやキッシュ、フランスの家庭料理などが食べられる下町の台所です。

    私は、サンドイッチをチョイス。ボリューミーだけれど、野菜も多くて、ぺろりと完食。バゲットやデリ数種類がついてくるテイクアウトメニューも充実しているので、晴れた日はこちらでお昼ごはんをテイクアウトして、近くの公園で食べるのも楽しいかもしれません。

    ※情報は2016年10月時点のもとなります。リニューアルオープンし、店名とコンセプトが変更となりました。新しいお店もぜひ訪れてみてください。

     

    日々を彩る傘を『コシラエル』に探しにゆこう。

    おなかがいっぱいになって、清澄白河を散策。住宅街をずんずん進んでいくと、スッと現れる緑に囲まれた白色の建物。扉を開けるのに少しだけ勇気がいるけれど、直感を信じて中へ。

    お店の中は、心ときめくカラフルな色合いの傘がたくさん。こちらは傘とスカーフをこしらえるブランド「コシラエル」のフラッグショップ。日傘は、日傘作家のひがしちかさんが絵を書いた1点モノ。雨傘も晴雨兼用の傘もあって、晴れの日も雨の日も使うことができます。

    傘の持ち手(ハンドル)がカスタマイズできるのもうれしい。

    旅の思い出をイメージに仕立てたというレインコートの中に、エッフェル塔を発見できてなんだか少しうれしくなったり。傘にひとつひとつ素敵な名前がつけられていることを見つけ、あまりのかわいさに心がきゅうってなったり。

    コシラエルの傘を持っていれば、なんだか良いことが起きそうな気がする。「わたしのための傘」を見つけられるお店です。

    • ■お店情報
    • コシラエル 本店
    • 住所:東京都江東区三好2-3-2 1F(地図
    • 電話:03-6325-4667
    • 営業時間:11:00~18:00
    • 定休日:月曜日・年末年始:お盆

     

    川沿いの小さなコーヒースタンド『sunday zoo』

    清澄白河に来たら、やっぱりおいしいコーヒーは飲んでみたい。でもたくさんカフェがあってどこに行けば良いか迷う…なんて方も多いはず。そんな方におすすめなのが『sunday zoo』。こちらは週末(金・土・日)限定のコーヒースタンド。コーヒーはアフリカ、中南米、アジアの各産地から選ばれた最適な8種類の豆から選ぶことができコーヒー、カフェオレ、ミルクなどの定番の飲み物の他、冬季限定でアフォガートも出されています。

    私は、暑い時期に訪問したので、「Safari!」というメニューをチョイス。こちらの飲み物、コーヒーにウィルキンソンのソーダが注がれているんです。飲み口はとっても爽やかで、もちろんおいしい。

    店内にいると「今日はどこから来たの?」「近くに住んでるの?」など、オーナーご夫妻とお客さんの会話が多いことに驚かされます。会話の流れから、その場に居合わせたお客さん同士の会話がはずんだりもして。

    パリでも店員さんと会話を楽しむ文化があって、私はそれが大好き。国は違えど、『sunday zoo』にもそんな空気が流れていて、うれしくなりました。

    コーヒーはもちろん、店内で流れているBGMやオリジナルTシャツ、マグカップなどもオーナーご夫妻のこだわり満載。

    カウンターの右側に貼っている地図にも秘密が隠されていますよ。ぜひ訪れたときは、色々と聞いてみてくださいね。きっとそこから始まる会話を楽しむことができるはず。

    • ■お店情報
    • sunday zoo
    • 住所:東京都江東区平野2-17-4(地図
    • 電話:080-4149-0226
    • 営業時間:[金・土]10:30-18:00/[日]10:30-16:30
    • 定休日:月~木曜日

     

    小さな幸せがつまったパン屋さん『コトリパン』

    『sunday zoo』で買ったコーヒーを片手に仙台堀川をお散歩。パリの真ん中を流れるセーヌ川とは規模が違うけれど、パリジェンヌ気分でゆるゆる歩きます。

    そんな川の終点の少し手前、小路に入ったところにあるのが、小さな下町のパン屋さん『コトリパン』。

    こちらのパン屋さん、ずばり大人気のお店です。と言っても「フランスからやってきた!」とか「ものすごい内装がお洒落!」とか、そういうことではなくて、とにかく地元の方に大・大・大人気。甘めのパンからお惣菜パンまでたくさんの種類のパンが店内に所狭しと並べられていて、お財布にも優しいお値段なので、ついトレイにどんどんパンをのせちゃいたくなる。お客さんは、いつもトレイにてんこ盛りのパンを購入しています。

    そんなこちらのお店の看板メニューは、フレンチトースト。小さめサイズで食べやすく、外はカリッと中はもちっとしていて、甘すぎず、ぺろりと食べてしまいます。お散歩しながら食べ歩きするのも良し、今夜のアペロや、明日の朝ごはんに買うのもおすすめ。

    翌日の朝ごはんにしました。

    パンひとつひとつに幸せがぎゅぎゅっとつまっています。

    ちなみに『コトリパン』に一番人気の食パンが『クールダンジュ』のサンドイッチに使われていたり、『クールダンジュ』のキッシュがこちらで販売されていたり、お店同士のつながりもあるようです。そんなエピソードにも思わずほっこり。

    • ■お店情報
    • コトリパン
    • 住所:東京都江東区福住2-7-21(地図
    • 電話:03-6240-3626
    • 営業時間:[火~日]10:00~20:00/[木]11:00~20:00
    • 定休日:月曜日
    • ※パンが無くなり次第閉店

     

    いつもの食卓にプラスアルファを『チーズのこえ』

    おいしいブランチを食べて、素敵な傘も買ったし、コーヒーを飲んで、パン屋さんにも寄り道した。それでもまだまだ楽しめるのが清澄白河。明日からの日々が楽しくなるような、お土産を探しに行きましょう。

    ということで、訪れたのは『チーズのこえ』。北海道出身のオーナーによる、北海道産ナチュラルチーズ専門店です。

    インパクトのある外観が目印です。

    店内はチーズがずらり!こんなにチーズがたくさんあるお店、なかなか見たことありません。こちらのお店の魅力は「種類の豊富さ」と「会話」。「チーズは好きだけど、何を選べばよいか分からない」という方、意外と多いのではないでしょうか。私は以前プライベートで何度か訪れていますが、その度にチーズコンシェルジュが、料理や場面に合わせておすすめのチーズを紹介してくれるんです。それがまた料理に絶妙に合う!作り手の想いや「この時期はこのチーズがおすすめ」なんて教えてもらえたら、ついつい食卓に並べてみたくなりますよね。

    こちらのポストカードにも注目。

    ちなみに、チーズのおすすめの食べ方は?と聞いてみた所、モッツアレラを塩とオリーブオイルで和えたり、わさび醤油で食べたり、日本酒のつまみにしたり、と食べ方は自由だそう。ひとりひとりが自分の好きなようにチーズを楽しむ。そのお手伝いをしてくれるお店です。

    • ■お店情報
    • チーズのこえ
    • 住所:東京都江東区平野1-7-7 第一近藤ビル1F(地図
    • 電話:03-5875-8023
    • 営業時間:11:00〜19:00
    • 定休日:不定休

    たまには自分に花束を『LUFF』

    花の都と言われるくらいだから、やっぱりパリと言えばお花屋さん。清澄白河にもあるんです、素敵なお花屋さん。清澄通り沿いにある『LUFF』。外から店内をのぞくと植物がもじゃもじゃしていて、どんなお店なんだろう?とワクワクしてしまいます。

    ドキドキしながら扉を開けると、色とりどりのお花や植物がたくさん。ひとつひとつのお花や植物を見ているだけでももちろん楽しいですが、せっかくなので花束にまとめてもらいました。花束を小脇に抱えて街を散策するなんて、今日からわたしもパリジェンヌ気分。

    毎日お花を買って生けたりするのはちょっとハードルが高いけれど、たまにお出かけする日に、自分のためにお花を買うのも良いですよね。

    ちなみに、『LUFF』のオリジナルの商品「ハーバリウム」もお土産におすすめ。通常、すぐにしおれてしまう植物を長く楽しむことができる、夢のような商品。気になる方は、ぜひお店に。

    • ■お店情報
    • LUFF
    • 住所:東京都江東区清澄3-3-27(地図
    • 電話:03-5809-9874
    • 営業時間:10:00~19:00
    • 定休日:火曜日、月曜日

     

    贈り物にとってもおすすめ『TEAPOND』

    最後にご紹介する、とっておきのお店は紅茶専門店『TEAPOND』。世界各国から仕入れた旬の紅茶、フレーバーティ、フルーツティなど約60種類の紅茶を、実際に見て、香りを感じて、購入することが出来ます。

    店内をゆっくり見て回るだけでも、とても楽しめますが、せっかくならお気に入りの紅茶を見つけてお持ち帰りしたい!でも紅茶はそんなに詳しくないし…という方、ご安心ください。飲み方やフレーバーの好みなどを伝えれば、お店の方がおすすめを教えてくれます。私も「甘めで飲みやすくてすっきりした紅茶」というオーダーでお願いしてみたら、「フレンチピーチ」「アールグレイブルーバード」「香りの庭」をおすすめしてもらいました。もちろん、香りや自分の直感で決めるのも楽しそう。

    個人的なお店の一押しポイントはこちら。デザインの素敵さ。

    紅茶に添えてくれるカードは、一目で見て心をくすぐられること間違いなし!裏面には紅茶の名前や原産国、おいしい淹れ方などが記されていて、お買い上げ後に頼りになる存在です。

    そして紅茶を入れる缶もとっても素敵。自分のために、誰かのために、贈りたくなる紅茶が見つかるはずです。

    • ■お店情報
    • 紅茶専門店 TEAPOND
    • 住所:東京都江東区白河1-1-11(地図
    • 電話:03-3642-3337
    • 営業時間:11:00〜19:00
    • 定休日:月曜日

     

    おいしいブランチを食べて、素敵な感性にふれて、コーヒーも飲めて、お土産も買えて大満足の1日。もちろん、清澄白河とパリは遠く離れているけれど、共通しているのは「日々をちょっと素敵に楽しもう」という心意気。ビニール傘じゃなくて、お気に入りの傘を使う。今まで知らなかったチーズを選んでみる、気分に合わせた紅茶を選んでみる。ささいなことだけれど、忘れがちで大切なこと。そんな小さなチョイスが昨日より少しだけ幸せな日にしてくれるのではないでしょうか。

    気候がよい季節になってきたので、今週末はパリを探して清澄白河散歩をしてみませんか?

     

     

    ※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

    ■一緒に読みたい記事

    日本の小さなパリ・神楽坂のまだ知らない魅力を探して

    路面電車に揺られて行く、松陰神社前。懐かしくもおしゃれな商店街散歩

    あったかブリオッシュとひんやりジェラートのコラボ!清澄白河『ブリジェラ』

    PARIS mag OFFICIAL Instagram
    キャラWalker