外資系のコーヒーチェーンができ人通りも増え、今注目を集める江東区の清澄白河。道幅も広く開放的なこの街に、ジェラートをブリオッシュで挟む新感覚スイーツのお店『ブリジェラ』がオープンしました。
ブラックベースのシャープな看板にレンガのあたたかみがミックスされたおしゃれな外観。日本ではまだ珍しいジェラートをブリオッシュで挟んで食べるスイーツ「ブリオッシュコンジェラート」が楽しめます。
この食べ方は、イタリアのシチリア島が発祥。ジェラートを日常的に楽しむイタリア人なら誰でも知っていて、暑い夏の朝ごはんに食べることもあるそうです。
フレッシュな素材で作る自然な甘みのジェラート
ジェラートは定番フレーバーが10種類、季節のフレーバーが6種類。
八百屋さんが毎日届けてくれる旬のフレッシュな野菜と果物、少量の砂糖と水のみで仕上げているのがこだわり。その日の朝に作るジェラートは、冷凍の果物やジュース、添加物を一切使っていないので体に優しく、ローカロリー。
今の季節は夏に旬を迎える「マンゴー」や「もも」、「すいか」。野菜は「トマト」が人気とのこと。素材の鮮度がおいしさを底上げしてくれています。火を通さずに作るので、ビタミンも豊富で夏バテ防止にもなりそうです。
フレッシュなミルクをベースにしたフレーバーでは、「キャラメルナッツバニラ」「ヘーゼルナッツ」、「チョコレートヘーゼル」が人気。濃厚な味わいでブリオッシュにも良く合います。
これから秋に向けて、「カボチャ」や「小松菜」など、栄養豊富な野菜のジェラートを考え中なのだとか。こちらも楽しみですね。
ひんやりジェラートと熱々のブリオッシュ
卵とバターがたっぷり入ったブリオッシュは、『アンジェリーク東京』との共同開発。
ジェラートの味を邪魔しない、控えめだけど存在感のあるバターの香りは何度も試作を重ねて生み出されたもの。大きさやボリュームも、女性に食べやすいサイズを目指して試行錯誤したのだそう。
大きいサイズと小さいサイズがありますが、最初は大きいサイズがおすすめです。ジェラートは、シングルとダブルが選べますが、ダブルにすると食べ応えも充分。2つの味を楽しむことができます。取材当日は、大きいサイズのダブルを注文するお客さんがたくさんいらっしゃいました。
パンを30秒軽くあたためるとバターの香りが立ち上り、食感もカリッと軽快に。あたたかいパンの上でひんやりとしたジェラートがほどよく溶けてパンに染み込み、今までに体験したことのないような味わいを楽しめます。
ジェラートの組み合わせで人気なのは、旬の「マンゴー」と柔らかな酸味の「ヨーグルト」。
この日の「ヨーグルト」は、生のカシスを煮詰めたカシスジャム付き。生のカシスは手に入りにくい貴重品なので、お得感もあります。なくなり次第終了しますが、他にもブルーベリージャムなど季節によってトッピングが変わるのも楽しみです。
また、「チョコレートヘーゼルナッツ」と「ピスタチオ」も定番ながら根強い人気。フレッシュなミルクをベースに、濃厚なチョコレートとヘーゼルナッツをプラス。ピスタチオもねっとりと香り高く。とはいえ重くなりすぎず、サッパリした舌触りなのは脂肪分の少ないジェラートならでは。
イタリアで6年修行したジェラート職人
毎朝、厨房でジェラートを作る横田さんは、イタリアに渡り、老舗のジェラート店で修行した本格派。使う機材もイタリアから輸入して作っているのだそう。
日本人は味覚も鋭くおいしい物をよく知っているので、日本人の口に合うジェラートを作るのにはコツがいるとか。
一番気をつけているのは甘さ。果物の熟し方や大きさなどコンディションを見ながら細かく調整していき、素材そのものの甘さを引き立てるように仕上げているのだそうです。直観や感覚を大切にして、味付けをする姿はイタリア人そのものです。
公園なども多く、天気がいい日は散歩も楽しい清澄白河。最近はおしゃれなショップやギャラリーも充実しているので、美術館に立ち寄り、『ブリジェラ』でひんやりスイーツを食べて休憩し、公園を巡って…など、お散歩してみてはいかがでしょうか?
- ■ お店情報
- Brigela(ブリジェラ)
- 住所:東京都江東区三好2-1-6 ゴッドヴィレ1F(地図)
- 営業時間:10:30~19:30
- 定休日:月曜日
- ※記事の内容は取材当時のものです。
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