秋が深まってくると、いよいよワインの季節が到来です。
今年も新酒が解禁となりました。
フランスでは、新酒は11月の第3木曜日に解禁されることが定められています。
新酒のなかでも日本でもよく知られているのが、ボジョレー・ヌーヴォーです。
今回は、今年のボジョレーの出来や、お家でボジョレーを楽しむレシピをご紹介します。
また昨年に引き続き、リサとガスパールのボジョレー・ヌーヴォーも登場。こちらも合わせてご紹介します。
ボジョレーといえばガメイ。薄赤として注目急上昇！
ボジョレーとは、フランスを代表するワイン銘醸地であるブルゴーニュ地方の南部に位置する地域。ボジョレー地方で広く栽培されているのが、ガメイ種です。
このガメイで作られる新種は軽やかでフルーティーな味わいが特徴。
最近、注目が高まる「薄赤・軽赤」ワインとしても楽しめます。
赤ワイン特有のキシキシとするタンニンが少なめで優しい味わいなので、和食やお魚料理とも合わせやすくテーブルワインとしてもぴったりです。
2023年ボジョレー・ヌーヴォーの出来は？
農作物であるぶどうのみでつくられるワインは、気温や天候により毎年味わいも変化します。
新酒（ヌーヴォー）は、「今年のワインのできはどうだろう？」と知るための大事な行事でもあります。
今年の夏のフランスは、暑い日と涼しい日が交互に訪れるような変則的な天気の日も多かったようですが、ブドウはいい状態で収穫され、素晴らしいワインになっているのだそう。
今からどんな料理と合わせよう、誰と飲もう？と楽しみが広がります。
ボジョレー・ヌーヴォーと楽しむおうちレシピ
冷やして秋風を感じながらアペロタイムに飲んだり、秋の味覚とのペアリングを楽しむのも楽しいボジョレー・ヌーヴォー。
とっておきのスイーツと一緒に秋の夜長の晩酌にするのもいいですね。
ここからはボジョレー・ヌーヴォーと一緒に楽しみたいレシピをご紹介します。
●気軽にアペロで楽しみたいときの簡単おつまみ
プルーンバター（左）といちじくバター（右）／撮影：馬場わかな、スタイリング：曲田有子
ドライフルーツはワインと相性抜群。
プルーンにバターを挟めば濃い甘みとバターの塩気であまじょっぱいおつまみテイストに。
ふわりラム酒が香るいちじくバターは、クラッカーに乗せて食べれば、ワインとおしゃべりがいつまでも止まらなくなっちゃいそう。
ちょっと小腹が空いたときはクスクスを使ったサラダ、タブレもおすすめです。
お湯で戻して好きな野菜や果物、ハーブと混ぜるだけで、さまざまなバリエーションのタブレを作ることができるので、ワインのお供が足りないかも！というときもささっとつくることができます。
▶︎簡単、ヘルシー、おいしい！クスクスで作るカラフルなタブレ3レシピ
もう少ししっかり食べたいというときは「パスカード」はいかが？
ミディ・ピレネー地方の郷土料理で、クレープのようなシューのようなふんわり生地に好きなものをのせていただく料理です。
フルーツをのせてスイーツのようにしても、ハムやチーズでしょっぱくしても◎
よく冷やしたボジョレー・ヌーヴォーと召し上がれ。
▶︎クレープの進化系？ミディ・ピレネーの郷土料理「パスカード」レシピ
●ちょっと気合いを入れてディナーを楽しむときのメニュー
せっかくとっておきのワインがあるなら、料理もこだわってディナーを楽しみたい。そんなときにおすすめのメイン料理がブイヤベース。
魚介とトマトのうまみがぎゅっと詰まったブイヤベースは軽めの赤ワインやロゼともベストマッチ。
お鍋に入れて煮込むだけで作れるブイヤベースは、ディナーのメインディッシュにもぴったりです。
▶︎たっぷり魚介を煮込むだけ！マルセイユ風ブイヤベースの作り方
●知られざる好相性！ワインにあうエスニック
ワインにあう料理はフレンチやイタリアンだけではありません。
スパイスやハーブの効いたエスニック料理とあわせてもおいしくいただけます。特にボジョレー・ヌーヴォーのようなスルスル飲める軽めの味わいの赤やロゼと、スパイシーな味のコラボレーションは一度試すとクセになるはず。
好きな具材をのせて手巻き寿司のように楽しめるタコスは、ホームパーティで盛り上がること間違いなし！
▶︎スパイシーなサルサをたっぷりかけて！おうちで楽しむタコスレシピ
●別腹の楽しみ！ワインと楽しむデザート
フレッシュな果実味が持ち味で、渋味が少ないボジョレー・ヌーヴォーはデザートと合わせても楽しいですよ。
ナッツやドライフルーツをキャラメルでコーティングしたヌガーをグラッセ（冷やし固めること）した「ヌガー・グラッセ」は、ロゼワインをよく飲む南フランスのデザートということで軽めの赤やロゼともGOODバランス。
ハチミツやヌガーに加えて生クリームがたっぷり入っているので甘く贅沢な味わい。濃厚なクリームのコクにワインの果実感が重なって、無限ループにはまること必至の組み合わせです。
秋の楽しみのひとつボジョレー・ヌーヴォー。アペロにランチにディナーに。
ボジョレー・ヌーヴォーとともに食欲の秋を満喫してみてください。
キュートなリサとガスパールのボジョレー・ヌーヴォーが登場
今年もリサとガスパールラベルのボジョレー・ヌーヴォーが発売されました。
ボジョレー地方のガメイのおいしさを存分に味わえる赤とロゼが登場。
赤はエッフェル塔、ノートルダム寺院、凱旋門、サクレ・クール寺院などパリの名所が描かれたエチケットデザイン。
ロゼはかわいらしいピンク地にパリのカフェから見えるアイテムが描かれています。
テーブルに置けば、フランス談義に花が咲きそう！
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さまざまな楽しみ方が広がるボジョレー・ヌーヴォー。
この時期にしか味わえないボジョレー・ヌーヴォーを飲んで、秋を楽しんでみてくださいね。
©︎2023 Anne Gutman & Georg Hallensleben / Hachette Livre
