フランスのお惣菜屋さんやスーパーに“必ず”と言っていいほどあるタブレ。野菜やフルーツ、ハーブを使った彩り豊かなタブレが並んでいます。
タブレとは世界最小のパスタとも呼ばれるクスクスを使ったサラダ。ヘルシー志向から、日頃サラダをよく食べるパリジェンヌにとっては定番のメニューとなっています。
今回は、見た目も華やかでおいしくてヘルシーなタブレのレシピを3つご紹介します。
クスクスの基本の戻し方
- 【材料】(2〜3人分)
- クスクス:1/2カップ
- 熱湯:1/2弱カップ
- オリーブオイル:大さじ1/2
【作り方】
ボウルにクスクスとオリーブオイルを入れよく混ぜたら、熱湯を注ぎ全体になじませます。ラップをして10分おき、クスクスが水分を吸ったら手でほぐします。
タブレ用にクスクスを戻すときは、ドレッシングなどの水分が入るため、熱湯の量を若干少なめにするのがポイントです。
チキンとグリーンピースのタブレ
まずはグリーンの色合いとミントとイタリアンパセリのフレッシュな香りが初夏の気分にマッチする爽やかなタブレのレシピをご紹介。
- 【材料】(2〜3人分)
- クスクス:1/2カップ分 ※【基本の戻し方】で戻したもの
- –
- 鶏むね肉:100g
- グリーンピース:100g
- ミント(刻む):少々
- イタリアンパセリ(刻む):大さじ1
- スプラウト:適量
- [A]
- 塩:小さじ1/2
- こしょう:少々
- レモン汁:大さじ1 ※お好みで加減してください。ワインビネガーでも代用可
- オリーブオイル:大さじ2〜3
【作り方】
1.具材の下準備をします。
鶏むね肉は茹でて火が通ったら、食べやすいようにほぐします。グリーンピースはさっと茹で、火を通します。
2.具材を混ぜ合わせます。
戻しておいたクスクスに[A]を混ぜ、味が馴染んだら、ミントとイタリアンパセリを混ぜ合わせます。
3.盛り付けます。
[2]を器に盛り、[1]の鶏むね肉、グリーンピース、スプラウトをのせてできあがり。
よく混ぜていただきます。
たんぱく質が豊富なささみ、食物繊維たっぷりのグリーンピースでヘルシーさも◎。パッと食べられて、腹持ちもいいタブレは朝食にもおすすめです。
ビーツとグレープフルーツのピンクのタブレ
色鮮やかなピンクが目を引くこちらは、食べる輸血とも言われるスーパーフード・ビーツを使ったタブレ。パリジェンヌも大好きなビーツに、グレープフルーツを合わせたアペロにぴったりなタブレです。
- 【材料】(2〜3人分)
- クスクス:1/2カップ分 ※【基本の戻し方】で戻したもの
- –
- ビーツ(茹でてあるもの):50g
- 赤玉ねぎ:1/4個
- グレープフルーツ:1/3個
- クルミ(砕く):大さじ1
- イタリアンパセリ(刻む):適量
- [A]
- 塩:小さじ1/2
- レモン汁:大さじ1 ※お好みで加減してください。ワインビネガーでも代用可
- オリーブオイル:大さじ2〜3
【作り方】
1.具材の下準備をします。
赤玉ねぎをみじん切りに、ビーツを千切りにします。グレープフルーツは薄皮をむいて、食べやすい大きにカットします。
2.具材を混ぜ合わせます。
戻しておいたクスクスに[1]のビーツ、赤玉ねぎ、[A]を混ぜます。
全体がピンク色になったら、残りの材料を入れさっと混ぜ合わせ、イタリアンパセリを散らしたらできあがりです。グレープフルーツは最後に入れるとビーツの色に染まらずきれいな見栄えになります。
ビーツ独特の甘みとゴロッと大きなグレープフルーツの酸味、クルミの香ばしさがGOOD。ビーツは夏にかけて旬を迎えるので、これからの季節に作りたいレシピ。見た目も華やかなメニューなのでホームパーティの1皿にもいいですね。
ひじきとにんじんの和風タブレ
最後はちょっと変わり種タブレをご紹介。和食にアレンジしたおかずレシピです。
- 【材料】(2〜3人分)
- クスクス:1/2カップ分 ※【基本の戻し方】で戻したもの
- –
- ひじき(乾燥):10g ※水で戻しておく。
- にんじん(千切り):1/4本
- 鷹の爪:1本
- 太白ごま油(またはサラダ油):適量
- [A]
- しょうゆ:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
- [B]
- 酢:大さじ1
- 砂糖:大さじ1強
- 塩:小さじ1/2
- –
- ゆずの皮(千切り):適量
- しょうが(千切り):ひとかけ
【作り方】
1.ひじきを炒めます。
フライパンに太白ごま油を熱し、鷹の爪、にんじん、ひじきを炒め、[A]で味付けします。
2 .具材を混ぜ合わせます。
戻しておいたクスクスに[1]と合わせた[B]と残りの材料を入れ混ぜ合わせます。仕上げにゆずの皮をあしらったら完成です。
常備菜のひじきにクスクスをプラスすれば時短ランチにも◎。
和食とクスクス…?と、意外な組み合わせですが、食べてみるととっても食べやすい和風タブレ。クスクスはクセがないので、意外といろいろな味付けに合うのです。ポン酢で味付けしたり、みょうがや青じそなど好みの薬味を加えてもおいしいですよ。
***
お湯を注ぎ蒸らすだけで戻せるクスクスは、茹で時間がないので時短おかずとしても◎。好きな野菜や果物、ハーブと混ぜるだけで、さまざまなバリエーションのタブレを作ることができます。パリジェンヌも大好きなタブレ。ぜひ、おうちでいろいろとアレンジしながら作って食べてみてくださいね。
ちなみに…、小さな小さなクスクスですが、お腹の中で膨れるので「思った以上に満腹…!」なんていうこともクスクスあるある。食べすぎには要注意です!
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