この春、東京を舞台にした新刊絵本『リサとガスパール とうきょうへいく』が発売されます。リサとガスパールらしいシュールでユーモラスな表現で描かれた東京の風景が盛りだくさんの1冊です。
その発売を記念した展覧会「リサとガスパールの絵本の世界展」も現在開催中。今回はその展覧会の模様をレポートしたいと思います。
リサとガスパールが東京観光!
今回の展覧会は、『リサとガスパール とうきょうへいく』の内容がはじめてお披露目される特別なもの。ということで、入り口には大きな東京タワーのイラストが。取材当日はリサとガスパールも会場に遊びに来ていました。
ふたりがどんな東京を見て、楽しんだのかさっそく見ていきましょう。
作者のアンさん、ゲオルグさんから「私達が日本(特に東京)を旅した時の思い出から生まれた絵本」とのメッセージが。昨年の夏、作者であるアンさんとゲオルグさんの東京観光の様子をご紹介させていただきましたが、もしかしたらそのとき見たものも描かれているかも!?
ずらりと並んだ原画には、浅草や渋谷など東京の観光地が続々と登場します。
パリのエッフェル塔を模して作ったとも言われている東京タワーも。さらに、スカイツリーも行っていました。
渋谷ではゲームセンターでプリクラや対戦ゲームに挑戦するリサも!ストーリーに沿った展示なので、絵本の中の「TOKYO」に迷い込んだような気分に。なぜ、リサがひとりでプリクラを撮っているのか、その理由はぜひ展覧会でご確認くださいね。
展示の中にはゲオルグさんのスケッチブックも。これは東京観光の際にスケッチしたものでしょうか?和室や庭園、東京のビルが描かれています。
貴重な制作ノートも公開されています。
『リサとガスパール とうきょうへいく』のラフスケッチもありました。貴重な制作の過程が見られるのはうれしいですね!
アンさんとゲオルグさんからのメッセージムービーも流れていました。
原画にフィギュアに!リサとガスパールのかわいさ満載!
もちろんこれまでの作品の原画も展示されています。
油絵で描かれているので、近くで見ると筆や絵の具の質感が確認できます。絵本やイラストで見るのとは違う、原画ならではの魅力を知ることができるはず。
ゲオルグさんが絵を描くときに使ったパレットなどの道具も展示されています。
壁に描かれているリサとガスパールのシルエットもかわいい!原画の他にもいろいろなものが展示されています。
こちらは紙粘土で作られたリサと妹リラの人形。
小さいながらリサの表情が表現されています。
リサが着替えているシーンを描くための習作。1枚の絵を描くために、こういった習作がたくさん描かれているんですね!
こちらはリサの元になったイラスト。ゲオルグさんがアンさんへ贈った手帳に描かれていた動物です。
ゲオルグさんが作ったというエッフェル塔の模型も展示されています。こちらの模型、折りたたみ可能なのだそう!
最新シリーズ「こねこのプーフー」もよろしくね
アンさん、ゲオルグさんのご夫妻はリサとガスパールの他にも大人気作品「うっかりペネロペ」(岩崎書店刊)やかわいい子猫が勢揃いの「こねこのプーフー」(小学館刊)なども手がけられています。
子猫たちの立体作品もゲオルグさんの手作り。小さな子猫がとってもキュート!
フォトスポットでリサとガスパールと記念撮影
会場の出口にはリサとガスパールと記念撮影できるフォトスポットも。
こちらはプリクラのフレーム風でしょうか!?ふたりと一緒に東京観光した気分で一緒に、記念撮影してみてください。
原画展を見て絵本のストーリーが気になった方はこちらの休憩スペースで、絵本をチェックすることも。
限定グッズもかわいいのでお見逃しなく!
また、『リサとガスパールとうきょうへいく』を今手に入れられるのはここだけ。ふたりの東京観光をいち早くチェックすることができますよ。ちなみにフランス語バージョンも。フランス語の勉強ということで、フランス語バージョンをゲットするのもいいかも!?
約120点の原画と貴重な制作資料などと共に、新作『リサとガスパールとうきょうへいく』の世界をいち早く知ることができる「リサとガスパールの絵本の世界展」。春のおでかけの途中にぜひ足を運んでみてください。
※会場に了解を得て撮影しております 。
- ■展覧会情報
- 「リサとガスパールとうきょうへいく」刊行記念〜リサとガスパールの絵本の世界展〜
- 会期:2017年4月5日(水)〜4月17日(月)
- 開場時間:午前10時~午後8時
- ただし、4月7日(金)・8日(土)・14日(金)・15日(土)は 午後8時30分まで、
- 最終日17日(月)は午後6時まで。いずれも閉場30分前まで入場。
- 会場:新宿髙島屋 11階特設会場
- 〒151-8580 渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号 Tel.03-5361-1111(大代表)
- 入場料(税込):一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料
- 主催:NHKサービスセンター
- 協力:Hachette Livre・Gallimard Jeunesse・ブロンズ新社・岩崎書店小学館・日本アニメーション
- 企画制作:オフィス渋谷、ソニー・クリエイティブプロダクツ
※展覧会ホームページでは、割引クーポンを手に入れることができます。撮影会の情報も掲載しているので、来場前にチェックしてみてください。
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