パン野ゆりのパン好きお悩み相談室、はじまりはじまり!
こんにちは、パンが大好きなパン野ゆりです。
パン好きの方達からのお悩みを募集し、パン好きな私が個人的に完全主観でお答えしていこう!という企画。
名付けて…
『パン野ゆりのパン好きお悩み相談室』!
真っ当にお答えできるか不安ではございますが、お付き合いいただけたらと思います!
パンを食べることでできる、サステナブルなアクションがあれば教えてください!
今回の質問に答えるのにぴったりなスポットがあるので紹介したいと思います!サステナブルなアクションを積極的に取り入れている、蔵前・本所の『Marked』さんです。今年の7月に出来たばかりのニューフェイスなお店なのですが、お話を伺ったところ、サスティナブルにつながる魅力的なアクションがたくさんあったので、一緒に答えてもらおうかと思います♪
パン野:さまざまな商品が陳列されていて、目移りしちゃいます!すごくワクワクする空間です♪なんのお店といえば良いでしょう(笑)?
杵島さん:そうですね、“街のコミュニティーマーケット”ですね。グローサリーとベーカリー、カフェにアイスクリーム。おいしいものばかりをぎゅっと集めたお店です。
パン野:うんうん、充実しまくってます♪テーマみたいなものはあるんですか?
杵島さん:“goodies by good ones(よい人が作るよいものを)”がコンセプトです。どんな人が作っているかを大切にして商品選びをしているんです。あとは、自然な作りや添加物がなるべく入っていないところもポイントですね。
セレクトされたグローサリーや雑貨はどれもこれも面白いアイテムばかりで、オーガニックなものやエコな商品がたくさん。パンだけでなく家に持ち帰りたくなるようなアイテムを見るのはとっても楽しく、店内を何周もしてしまいました(笑)。
杵島さん:ちなみにこの看板は、自分達の手作りです。もともと私達はカフェを通して街づくりをしている会社なんですが、以前他店で使用していた古いテーブルをリサイクルして、まわりの金具もそのまま、真っ二つにテーブルを切って看板にしています。
パン野:すごいー!あと気になっていたんですが、店先に置かれたたくさんのショッパー!あれもリサイクルですよね?(店先のカゴにさまざまなお店の紙袋たちが置かれていて、エコバックを忘れたお客様に無料で提供している取り組み)
杵島さん:インスタで呼びかけると、ご近所さんが持ってきてくれるんです。このエリアは下町なのでコミュニティが濃いんですよね。本当に温かい方々が多いです。皆さん通りすがりに顔を合わすと、「おはよー!」みたいに挨拶を交わして。
パン野:なるほど〜。ロケをしながら見ていても、スタッフさんと会話が弾んでるお客様が多いですよね。みんなすごく笑顔。自分もその空間にいるだけで活気をもらって前向きになれるというか…♪
パン野:そして気になるパンのお話なんですが!『パーラー江古田』の原田さんが監修されていると伺いました。原田さんとはどのようなご縁だったんでしょうか?
杵島さん:もともと弊社のカフェのサンドイッチが、『パーラー江古田』さんのパンを使っていて。やっぱり原田さんのパンは抜群においしいので、せっかくならば監修していただこう!となりました。
パン野:『パーラー江古田』さんのパン私も大好きです!無骨で力強くてパンにエネルギーを感じますよね。食べるのが楽しみです♪
杵島さん:あとパンのお話でもうひとつ。ここをセントラルキッチンにして他の店舗にパンを配送するという仕組みを計画しているんです。フードロスやSDGsの取り組みに関係するのですが、生産者さんから常に一定の量を購入するシステムを作りたいと思っていて。コロナ禍でお店が閉まってしまい、食物を売るところがなく廃棄されるという話を耳にしました。自社内で製造を持てば、購入を止めることなく一定の量を買い支えることができるし、生産者さんの力になれるのではないかと思っているんです。
パン野:わぁ…とっても素晴らしいですね。私たちが『Marked』さんのパンを食べることによって、サスティナブルなアクションに間接的に参加できるんですね。ますますパンが美味しく、味わい深く感じる気がします!
三浦さん:僕はずっと飲食でもワイン畑にいたので、パンを焼き始めたのはここ2年程。『パーラー江古田』の原田さんに色々と教えていただききながら、日々酵母と向き合っています。発酵のタイミングを判断するのが難しいんですよね。
パン野:酵母は生き物ですもんね。『Marked』さんならではのパンってありますか?
三浦さん:基本的に監修していただいてるので、すごくオリジナリティがあるという訳ではないのですが、タルトやスイーツ系はすごく人気です。
パン野:スイーツ系といえばアイスクリームもありましたよね!フレーバーが目から鱗な、それこそオリジナリティ溢れるラインナップで驚きました。
パン野:イラニアン・ピスタチオってなんですか?あと、ラミーフルーツも!
杵島さん:イラニアンは地名で、ラミーフルーツはラムレーズンのような感じで、いろいろなドライフルーツをラムに漬け込んだものを混ぜ込んでいます。
パン野:チョコミントはハーブのミントが生のまま練り込まれているし、焼きトウモロコシ味のアイスも!初めて見ました!この驚きのラインナップはどなたのアイデアなんでしょうか?
杵島さん:基本的には旬のものを使って、どうすれば素材の味を生かしたままお客さまにお届けできるかをみんなでアイデアを出し合いながら決めています。他にも、例えば売れなくなったり、傷ついてしまった桃やマンゴーなどを買い取ってアイスにしたり。廃棄される果物をレスキューすることにも取り組んでいます。アイスにすると食物の保存期間がかなり伸びて長持ちするんですよ。
パン野:アイスにすると延命…すごいアイデアですね!傷ついた果物やお野菜もアイスクリームに生まれ変わったらなんの遜色もありませんもんね。
まずはピスタチオを一口…口の中が一気にピスタチオフレーバー!なんて濃いんでしょう♪ナッティーな食感もプツプツしていて楽しく、こんなに奥行きのあるピスタチオは初めてかも!とっても美味しい。
一方のチョコミントは、あの『ダンデライオン・チョコレート』のチョコレート×生のミントという組み合わせ!今まで食べたチョコミントが嘘みたいに、研ぎ澄まされたチョコとミントが一直線に舌にアプローチ。素直で真っ直ぐ。多分これが混ざりっ気なしの本当のチョコミント!
アイスクリームに続きお待ちかねのパンもいただきましょう♪
今回はカフェ利用でランチセットをオーダーしたのですが、お好きなサンドイッチひとつと、たっぷり山盛りなお野菜がついてくるうれしいセットです。
ハード系は個人的に特に大好物なのですが、ここのパンは力強い粉の味を感じる…これぞ『パーラー江古田』流。パンだけいただいても小麦の味わいをしっかり感じて噛み締めたくなる美味しさです。
そして自家製ドライトマトの味が濃ゆい!チキンももちろん自家製で、終始こだわりを感じます。さらに付け合わせのサラダがなんとも清々しい!さまざまなハーブが盛り盛りで、食べる場所によって味わいが変わります。
新鮮なお野菜とエネルギーに満ちたパン…!体が喜ぶ味って、こういうことですね。
さらにもう2つ、杵島さんがオススメしてくれた「チーズ山食」と「ピーカンナッツのタルト」を実食。
杵島さん:「チーズ山食」は茨城ヴィアザビオさんこだわりのオーガニックチーズをふんだんに使用していてすごくオススメです。朝はもちろん、夜にもワインと一緒に食べるのもいいですよ。「ピーカンナッツのタルト」は一度食べるとリピートされる方が多い人気商品です。
手に持った瞬間に柔らかさがすごいのに対して、パンの皮の引きの強さもすごいんです!ミチムチして千切れない、しっかりとしたパンの皮がものすごく印象的。それとは対照的にパンの中の生地は加水率が高くモチモチフワフワでプルプル。噛むほどに弾力があって甘みが生まれる。これは咀嚼リズムが生まれるパン!
朝はもちろん、練り込まれているオーガニックチーズがお酒にもフィット。杵島さんが夜パンにもおススメする理由がわかりました♪
「ピーカンナッツのタルト」は、タルト部分がまるでパイ生地のよう。繊細で何層にも重なるタルト生地がすごく軽くて美味しい!甘過ぎない大人のタルト。こちらもワインと一緒に楽しめそう♪
『Marked』の食べ物はどれもこれも「真っ直ぐ」な味。ダイレクトに素材の味や深み、旬なものの生き生きとした味わいが随所に散りばめられています。「体が喜ぶ」とか「気持ちが元気になる」っていう表現がピッタリ!通うことによってきっとウェルネス効果もありますね♪
パンを食べることでサステナブルなアクションに参加できるのもポイントで、自分の気持ちをしっかり整えられるのも嬉しい。
今回沢山お話しを聞かせてくれたお2人にも感謝です!前向きでナチュラルなエネルギーをお持ちなお2人からお話が聞けてすごく心が豊かになれました。ここは蔵前・本所のパワースポットです(笑)!
パンを食べることによって巡っていくサステナブルな輪。私もどんどん前向きに取り組んで広めていきたいなと思いました。
それではまたね!パンってサイコウ♪
- ■お店情報
- 『Marked』
- 住所:〒130-0004 東京都墨田区本所1-1-10
- 営業時間:12:00〜18:00
- 定休日:月曜
- https://www.instagram.com/marked_honjo/
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