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毎日食べたくなる魅力的な品揃え!綱島の街に根差すパン屋さん『田畑小麦』

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毎日食べたくなる魅力的な品揃え!綱島の街に根差すパン屋さん『田畑小麦』

香ばしいパンの香りに誘われて住宅街の中を歩いていくと、看板に描かれた羊と目が合いました。羊の足元には『田畑小麦』の文字。東急東横線「綱島駅」から徒歩約10分の距離にある小さなパン屋さんです。

綱島『田畑小麦』の看板

陽光射し込む明るい店内にはたくさんのパンが並び、住宅地であるにも関わらず、絶えずお客さんが訪れます。今回は夫婦で営む町のパン屋さんの“毎日食べたくなるパン”を紹介します。

 

夫婦2人の夢が詰まった小さな町のパン屋さん

綱島『田畑小麦』の田畑さん夫婦

2017年6月にオープンした『田畑小麦』は、田畑浩平さんと奥さんの尚代さんが夫婦で営むパン屋です。学生時代から「自分の会社を持ちたい」と考えていた浩平さん。卒業後は、アパレル会社に11年、広告制作会社に15年勤め、働きながらパン作りの勉強をしてきたそうです。地元である綱島の「駅前ではない立地」に良い物件が見つかったタイミングで、満を辞してのパン屋を開店。

「駅前から離れた場所にこだわったのは、地域のお客さんを大事にできるこぢんまりとした規模にしたかったからです」(浩平さん)

綱島『田畑小麦』のエコバッグ

これまでの仕事で知り合ったデザイナーにお店のロゴを依頼したり、仕事で交流のあったBEAMSで製作したエコバッグを作ったりと、これまでの経験と交流を今に活かしています。

綱島『田畑小麦』の店内

生食パンや焼きカレーパン、クロワッサンなど、お店に並ぶパンは約35種類。商品の品揃えや味付けはすべて尚代さんによるものです。「パンが大好き!」という尚代さんは、働きながらパン作りについて技術や知識を学び、浩平さんと一緒に準備をしてきました。

「綱島は子育て世代が多い街です。当店のパンは保存料や着色料は使っていないので『離乳食に使っている』という方も多いです。パン作りで大事にしていることは『お子さんも安心して食べてもらえるパン』を提供したいということ。それから『食べ疲れしない優しい味』を目指しています。甘すぎたり、濃すぎたりしないよう、余韻を感じられるような味付けに気をつけています」(尚代さん)

綱島『田畑小麦』の「大人のチョココロネ」

冬季限定で販売されている「大人のチョココロネ」は、ビターで濃厚な自家製チョコクリームがたっぷり。生チョコレートのように濃厚で、なめらかで柔らかいクリームは「冬だけのお楽しみ」にしているそうです。期間限定商品ということもあり、まとめ買いして行く常連のお客さんも。

綱島『田畑小麦』の「豆パン」

他にも、米粉を混ぜて1日寝かせた生地で焼き上げた、もっちり食感の「生食パン」や、断面が美しい「あん食パン」「豆パン」など、食パンのバリエーションも豊富。人気の「自家製クリームパン」は、時間をかけて煮込んだなめらかなクリームが、生地とほぼ同じ量詰まっています!クリームは甘さ控えめなので、飽きることなくペロリと食べられます。

 

土曜限定でハード系パンも登場!お客さんからのリクエストに柔軟に対応

『田畑小麦』は9時半の開店時間に向けて、朝6時から仕込みが始まります。35種類のパンに使う生地は5つ。仕込みから焼成まで、パン作りの工程のほとんどを浩平さんと尚代さんが手がけます。当初予想していた以上に人気となり、現在は5名のスタッフの方々と協力し、お店を営んでいます。

綱島『田畑小麦』のシナモンロール

「地元に根差した店にしたかった」という浩平さん。お客さんからの希望があれば、食パン一斤を「大人用」と「子ども用」の2種類に分けてスライスし、「ハード系のパンが食べたい」という常連さんの声が上がれば、土曜日限定でハード系パンを追加。その営業姿勢からはお客さま思いの柔軟で暖かい志を感じます。

「もうわが家はここのパンしか食べられないよ」。取材中、こう言って購入していった男性の常連さんの姿もありました。オープンして4年目の『田畑小麦』は「綱島のパン屋」として地域に親しまれている様子が伺えました。

綱島『田畑小麦』の「焼きカレーパン」

天然酵母を使用した「シナモンロール」に、油を使わずぷっくり焼き上げた「焼きカレーパン」、子どものおやつにもぴったりの米粉を使った「ミルクロール」。訪れる人の「食べたい」を刺激する魅力的なパンたちがたくさん揃う『田畑小麦』は、毎日通いたくなるパン屋さんです。

綱島『田畑小麦』のミルクロール

商品は朝焼きあがった分のみの売り切りです。17時30分の閉店間際には品薄状態とのことなので、早めの来店がおすすめです!

 

※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

 

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