サンドイッチというと、ランチやピクニックなどを思い浮かべる方も少なくないはず。パクパクっと食べられて、ちょっと小腹が空いたときにも満たしてくれるサンドイッチ。そんなサンドイッチを、お酒と一緒に楽しむのが“おつまみサンド”。バラエティーあふれる “おつまみサンド”教えてくれる1冊の本を紹介したいと思います!
「簡単がいちばん」。バーの主人が教えるおつまみサンド
『バーの主人がこっそり教える おつまみサンド』は、その名の通り実際に存在するバーのご主人が考えられたおつまみサンドのレシピを80も収録。ハイボールと手作りのつまみが愛される銀座のバー『ROCK FISH(ロックフィッシュ)』の店主である間口一就さんが、バーの食事メニューの王道・サンドイッチのレシピをレクチャーしてくれる1冊です。
間口さんが生み出すサンドイッチは、身近な食材を使いながらも日常の当たり前とはちょっと違ったしい発見や驚きがあるものばかり。お客さんに楽しんでもらいたいという間口さんの想いから、おいしくて、おもしろくて、お酒とも合う“おつまみサンド”を作っているのだそう。しかも、どれも簡単に作ることができるのだとか。さっそくどんなレシピがあるのか、見ていきましょう。
気張らずに作る“おつまみサンド”
『バーの主人がこっそり教える おつまみサンド』には、缶詰や市販の惣菜を活用するものから漬物や和の素材をアレンジしたもの、しっかりお肉をメインにするもの、はたまた甘い×しょっぱいを組み合わせたもの…など本当にさまざまなレシピがぎゅぎゅっと詰まっています。
こちらは、『ロックフィッシュ』でも人気のサンドイッチメニュー「コンビーフサンド」。缶詰のコンビーフを使ったシンプルな“おつまみサンド”のひとつ。オイルサーディンやツナ缶、鯖缶といった缶詰を使ったメニューも紹介されています。鯖味噌×サワークリームの組み合わせが最近の定番なのだとか!普段組み合わせることがない食材で作るのも、サンドイッチ作りの楽しみですね。
自由な発想で作られる“おつまみサンド”ですが、どのパンもトーストして使用するのが基本なのだそう。パンの水分を飛ばしてカリッと焼きあげることで、具材と一緒になったときにおいしい“おつまみサンド”に仕上がるのです。
左から「スモークサーモンと高菜漬け」、「紅大根漬けとチーズ」
サンドする食材の中には、混ぜてからサンドする方がよいもの、順番に重ねるようにサンドした方がよいものといったポイントもあります。このワンアクションの違いで、完成度が全く違うのだそうです!
使うパンも、食パンにバゲットに、ライ麦パン、カンパーニュなど、食材との相性を考えて選びます。もちろん手に入りにくいパンなどの場合は、食パンやバゲットなど身近なパンでアレンジしてOK。「気張らずに、簡素な具材でもいいので、何回も挟んでみましょう。チャレンジした分だけ確実に上手になります」と間口さん。
番外編!トーストしない“おつまみサンド”も
“おつまみサンド”の基本は、トーストすること…ですが、トーストしない番外編レシピも紹介されています。トーストせずにサンドすると、おやつや食事にも合うメニューに。
「アボカドと白味噌」や「バナナとクルミと白味噌」など、和の調味料と組み合わせた変わり種サンドイッチも。サンドイッチ定番のマヨネーズのほかにも、サワークリームやシェーブルチーズ、クリームチーズ、ピーナッツバターなど、試してみたくなるレシピがずらり。
見た目に楽しいオープンサンドのレシピもたくさん紹介されています
目次はもちろん、材料別の索引もついているので、冷蔵庫や家にある食材から探して作ってみるのも◎!
今回PARIS mag編集部で作ってみたのは、「ねぎ味噌」の“おつまみサンド”。
色とりどりなレシピが収録された1冊ですが、同書には、サンドする前のパンの切り方や厚さ、焼き方、サンドしたあとのカットのポイント…など、間口さんが教える「おいしいサンドイッチのコツ」がたくさん紹介されています。こちらはぜひ本を手にとってチェックしてみてくださいね。
身近にある食材を使って作るのに、新しい発見や驚きがあるおつまみサンド。ぜひ、作ってみてはいかがでしょうか?
- ■書籍情報
- 書名:『バーの主人がこっそり教える おつまみサンド』
- 著者:間口一就
- 出版社:柴田書店
- ■お店情報
- ROCK FISH(ロックフィッシュ)
- 住所:東京都中央区銀座7-3-13 ニューギンザビル一号館 7F
- TEL:03-5537-6900
- 営業時間:[月〜金]15:00~22:00、[土・日・祝]14:00~18:00
- 定休日:不定休
■一緒に読みたい記事
パンを焼くように作れる簡単キッシュ『キッシュトースト』って知ってる!?
いつものパンもアレンジ次第で無限の楽しさに!『ぱんぱかパン図鑑』