パリは大都会とは思えないほど緑がいっぱい。小さなものから大きなものまで街中に公園があります。パリ5区のカルティエ・ラタンにある『Jardin des Plantes(ジャルダン・デ・プラント=植物園)』は、1年中パリっ子がお散歩を楽しむ大きな美しい公園。
ガイドブックにも必ず登場しており、観光客にもおすすめの公園ですが、この中に小さなかわいい動物園があるのをご存知でしょうか?
『La Ménagerie, Le Zoo du Jardin des Plantes(植物公園内小動物園)』です。
小動物園と名前がついているように、ライオンやキリンやゾウなど大きくて派手な動物たちはいませんが、ほのぼのとするレトロで素敵な動物園。
オラウータン、フラミンゴ、アライグマ、ヒョウなどが人気です。1794年(フランス革命直後)に開園したこの動物園は、ウィーンのシェーンブルン動物園につぐ世界最古の動物園のひとつとなっています。
ヴェルサイユ宮殿にいた王のコレクションだった動物を、このパリの植物園に移してきたのが始まりなのだそう。
タイムスリップしたかのようなレトロな空間
園内の建物は歴史的建造物に指定されているだけあって、タイムスリップしてしまったのかと錯覚するくらいレトロで趣ある雰囲気。
特に爬虫類やワニが展示されている建物なんて、レトロさ満点!フランスのセンスのよさが加わり展示されている動物(爬虫類)よりも展示の入れ物やランプなどの方が気になってしまうくらい。
餌皿に盛られている野菜たちも色とりどりで美しいフレンチのように見えるのは気のせいでしょうか(笑)。
動物園がある植物園の中には、子どもたちが大好きなフランス定番のアトラクション、マネージュ(メリーゴウンランド)があるのですが、こちらもぐるぐる回っているのはレトロな動物たち。馬や乗り物が回る普通のマネージュとは違う植物園内限定のデザインでとってもかわいいので帰り道に近くで見てみてくださいね!
- ■施設情報
- La Ménagerie, Le Zoo du Jardin des Plantes(植物公園内小動物園)
- 住所:57 rue Cuvier 75005 Paris(地図)
- 電話:01 40 79 37 94
- 営業時間:9:00〜18:00(冬季は17:00まで)
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