野菜やお肉などたっぷりの具材が詰まったフォトジェニックなビジュアル、大きな口を開けて食べるときのドキドキワクワクした気持ち、ひと口ごとにいろいろな具材に出会えるエンターテイメント感…いつだって私たちの心を掴んで離さない、サンドイッチ。最近は特に、個性豊かなサンドイッチが続々と登場しています。こだわりの食材を使ったもの、溢れんばかりの具材をサンドしたもの、「え!こんな組み合わせありなの!?」という驚きの組み合わせを楽しめるものまで。
PARISmagでもこれまでたくさんの個性豊かなサンドイッチを紹介してきました。今回は、その中でも、ぜひおすすめしたいサンドイッチをピックアップしてご紹介したいと思います。
5時間かけて作り上げるローストビーフのサンドイッチ
世田谷区用賀にある和牛専門の精肉店『TOKYO COWBOY(トーキョーカウボーイ)』の隠れメニューであるローストビーフのサンドイッチ。「お店で扱うお肉をもっと気軽に食べてもらいたい」という思いから生まれたメニューです。
低温調理で作られるローストビーフは、完成するまでに5時間もかかるのだそう!バルミューダーのトースターでこんがり焼かれたパンに、たっぷりのローストビーフ、大葉、醤油とわさびを使った和風ソースがサンドされます。
断面を見てもわかるように、ローストビーフがぎっしり!お肉はとろけるようにやわらかな食感なのに、すっきりした脂でしつこくありません。パンはしっかりとした食感ですが、歯切れがよくお肉と一緒に食べた時の一体感が◎。噛みしめたときに香る大葉がまた絶妙で、すかさず次の1口を誘います。お肉好きにはぜひ食べていただきたい絶品サンドイッチです。
▶ 和牛専門精肉店『TOKYO COWBOY』のローストビーフサンドイッチが食べたい!
- ■お店情報
- TOKYO COWBOY(トーキョーカウボーイ)
- 住所:東京都世田谷区上用賀1-10-16(地図)
- TEL:03-6805-6933
- 営業時間:10:00〜18:00 ※ローストビーフサンドイッチはパンが無くなり次第終了
- 定休日:水曜日
たっぷり具材を鉄板でトーストしたパンでサンド!
表参道にある『Toast Sandwich bamboo(トーストサンドイッチバンブー)』は、鉄板で焼き上げられるトーストサンドを楽しめるお店です。
たっぷり具材でカラフルに彩られた断面が目を引くこちらのメニューは、「トーストサンドイッチバンブー 定番サンド」。7種類の具材(レタス、ニンジン、キャベツ、たまご、自家製トマトケチャップ、ピクルス、チェダーチーズ)、そして選べるメイン具材がサンド。メインの具材は、「大山どりの照り焼きチキン」、「富士豚のグリーンペッパーポーク」、「ツナマヨ」の3種類から選ぶことができます。今回は女性のリピーターも多いというグリーンペッパーポークをチョイスしました。
オーダーが入るとお店の中央にある鉄板で調理スタート。バターと魔法のパウダーと一緒にパンを鉄板でトーストすると、店内には甘く香ばしい香りが漂いはじめます。次々と具材がのせられ、最後にはこの高さまで!
ひと口頬張ると、まずサクッとしたトーストの食感とバターの風味とふんわり甘いパン。そしてたっぷりの具材を一緒に味わえます。グリーンペッパーのソースが爽やかで、くせになる味。ボリュームいっぱいですが、たくさんの具材やソースの味の変化を楽しめるので、飽きる暇もなく完食。
もうひとつおすすめが、こちらのカニ1杯が丸ごとサンドされた「ソフトシェルクラブ」。殻のまま食べられるカニを豪快に丸ごとフライしています。3種類の中から選ぶことができるソースから、今回はタルタルソースをチョイスしました。具材の食感が残ったタルタルソースとカラッと揚げられたカニの組み合わせがGOOD!インパク大の見た目だけでなく、食感や味も楽しいサンドイッチです。
▶ 40年の時を超え復活!表参道『トーストサンドイッチバンブー』
- ■お店情報
- Toast Sandwich bamboo(トーストサンドイッチバンブー)
- 住所:東京都港区北青山3-5-23 NOI omotesando 1F(地図)
- 営業時間:10:30〜22:30
- 定休日: なし
生産者と共同で作る野菜たっぷりのサンドイッチ
溢れんばかりの野菜がサンドされたこちらのサンドイッチは、立川の『かいじゅう屋』で毎週水曜日だけ販売されるサンドイッチです。その名も「カラフルサンドイッチ」!
いろとりどりの野菜はすべて有機栽培のものを使用。スーパーなどでは見かけることの少ない珍しい野菜が入っていることも。
取材の日に販売されていたこちらは、紅甘味、紅岬、紅芯大根、もみじスティック、みどり大根の5種の珍しい大根とにんじんのなますが入ったバインミー風味の「アジアンつくねバーガー」。しっとりやわらかな「まるぱん」がシャキシャキ食感のお野菜をそっと優しく包み込んでいます。
「カラフルサンドイッチ」の具材やメニューは季節によって変わるとのこと。その季節にしか味わえない、野菜の味わいと色合いを楽しめるサンドイッチです。
▶ 週に1度のお楽しみ。立川『かいじゅう屋』のカラフルサンドイッチ
- ■お店情報
- かいじゅう屋
- Instagram:@kaijyuya
- 住所:東京都立川市西砂町5-6-2(地図)
- 電話:なし
- 営業時間:[火・金・土]10:00~16:00、[水]11:00〜14:00「カラフルサンドイッチの日」
- ※商品がなくなり次第閉店
- ※水曜日は、鈴木農園さんの新鮮なお野菜を使ったサンドイッチの販売
- ※焼くパンの種類は営業日の前日にブログにてお知らせ
懐かしい気分に♪コッペパンサンド
コロンとしたフォルムとやわらかな食感で、なんだか懐かしい気分になるコッペパン。最近、注目のパンのひとつですよね。こちらは亀有にある『吉田パン』のコッペパンです。コッペパンといえば、盛岡市民のソウルフードとしても知られる『福田パン』が有名ですが、その『福田パン』のあんバターに感動したのが『吉田パン』誕生のきっかけなのだとか。
お店では注文を受けてから、コッペパンに具材をサンドしてくれます。メニューは常時30種類ほど。片面ごとに味を変えたり、組み合わせも自由。
おやつコッペの「フルーツサンド」の片方をジャム(ラズベリー)にアレンジしてもらいました。ホイップとフルーツがたくさん入っていて、ふわふわしっとり食感のコッペパンと合わさり、まるでケーキのよう!
惣菜系のおかずコッペも人気。中でも人気のハムカツ、コロッケ、フィッシュは月曜〜土曜まで限定のメニュー。今回頂いた「ハムカツ」は、ボリュームたっぷりでとても食べ応えがあります。キャベツの量もちょうどよく、マスタード入りマーガリンがいいアクセントに。やみつきになる味です。
懐かしく優しい気持ちになるコッペパン。自分だけの組み合わせを見つけてみてください。
▶ お好みの具材をサンド!亀有にあるコッペパン専門店『吉田パン』
- ■お店情報
- 吉田パン 亀有本店
- 住所:東京都葛飾区亀有5-40-1(地図)
- TEL:03-5613-1180
- 営業時間:[月曜日] 7:30~13:00、[火曜日~日曜日] 7:30~17:30
- ※商品がなくなり次第閉店。
※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。
おうちでサンドイッチ派も!変わり種手作りサンドイッチ
サンドイッチの魅力は、ご自宅で作ってもアレンジ自在、おいしさ無限なところ。作って楽しい変わり種サンドイッチのレシピもご紹介したいと思います。
ボリュームサンドイッチブームの先駆け的存在でもある、「沼サン」。Instagramで話題となり、またたく間に広がりました。たっぷりキャベツで野菜不足対策にもなるヘルシーなボリュームサンドイッチです。Instagramで見たことがあるけど、作ったことがない!という方は、ぜひ、お試しあれ。
▶ 噂のボリュームサンド「沼サン」のおいしさの秘密を聞いてきた!
香ばしく焼いたサバの切り身を豪快にサンドしたサバサンド。サバとパン…ちょっと意外な組み合わせですが、トルコではよく食べられるメニューのひとつ。サバを焼いて、レタスやオニオンスライスなどの野菜と一緒にバゲットに挟むだけの簡単レシピです。食べる直前にレモンをギュッと絞っていただくのがポイント。爽やかな風味がプラスされます。ビールなどのお酒と一緒にいただいても◎。
最後は和食のお惣菜を使ったサンドイッチ、その名も「和サンド」。毎日の食卓で余ってしまったおかずや作りおきのお惣菜だって、サンドイッチの具材になっちゃうんです。ちょい足しアレンジでおいしさの幅が広がります。組み合わせを考える楽しみも!
▶ 日本のおかずをサンドした『プレミアムな和サンド』が気になる!
サンドイッチの楽しみは無限!これからもいろいろなサンドイッチをご紹介していきたいと思います。お楽しみに!
■一緒に読みたい記事
食パンが主役のサンドイッチも登場!南青山『バイキングベーカリー エフ』