お正月はおせちなどいつもより豪勢な食事を食べたという方も多いのではないでしょうか?お正月料理もいいけれど、食事も気分も少しずつ通常モードに戻していかなくては…!というこの時期におすすめしたいちょっと変わったサンドイッチをご紹介したいと思います。
食文化に根付いたサンドイッチ
『プレミアムな和サンド』/著者 ムラヨシマサユキ 文化出版局
パン、菓子研究家として活躍されるムラヨシマサユキさんの「プレミアムな和サンド」です。著書では和惣菜で作るサンドイッチのアイデアがたっぷり紹介されています。
ムラヨシさんは「世界中に存在するさまざまなサンドイッチは、その地域の食文化に根付いた料理をパンに挟んでいる。ならば、僕が日々食べている和惣菜で作っても絶対においしいはず!」と試行錯誤しながら和サンドイッチを作ったのだそう。
わさび漬けや酢の物を使ったトーストサンドも!
本の中には、おいしい和サンドを作るコツもたくさん紹介されています。たとえば、具材の特徴に合わせた食パンの厚さや生地の種類の選び方、切り方やトーストで変わる食感について、そしてはさみ方など、さまざまなサンドイッチのコツが紹介されています。サンドイッチがこんなに奥深いものだったとは…!ときっと驚くはず。
同じ和惣菜でも、トーストにしてみたり、パンの種類を変えてみたりと楽しみ方が広がります。他の具材にも応用できるコツが満載なので、「このおかずは合うかな?」「○○を△△と合わせてみたら…」とアイデアが膨らんでいきます。
サンドイッチにも、おかずにも♪
ムラヨシさんが紹介する和サンドのレシピは、サンドイッチに合うことはもちろん、普段のおかずレシピやちょっと1品作りたいときにも大活躍。サンドイッチのレシピでもあり、おかずのレシピなのです。
「豚肉の生姜焼き」や「豚トロの七味和え」など、ごはんが進むおかずの簡単レシピも掲載。そのまま食べてもおいしいですが、サンドイッチにすることで、新しいおいしさに出会えるはず。さらに、「枝豆ととうもろこしのかき揚げ」や「いぶりがっことマスカルポーネ」のサンドイッチなど、挑戦してみたいユニークなメニューも紹介されています。
パパッと作りたいときに便利な、焼き鳥缶やあさりの佃煮、コンビーフなど市販の缶詰を使ったアイデアレシピも!
あまったおせちで『プレミアムな和サンド』作りに挑戦!
お正月料理ばかりでちょっぴり飽きてしまった…という方も多い今の季節。そこで、あまったおせち料理をアレンジして、和サンドに挑戦してみました!
こちらは、『プレミアムな和サンド』にも紹介されていた、「きんとん+黒豆のサンドイッチ」です。どちらもおせち料理の定番メニューですが、アイデア次第で和スイーツなサンドイッチに大変身。子どもから大人まで、大好きな味になりました。
お次はおせちの名脇役「紅白なます」を使った和サンドを…と、ここでお気づきの方もいらっしゃるでしょうか?炒めた豚肉と合わせてベトナムのソウルフード「バインミー」風のサンドイッチにしてみました。パクチーをプラスしても◎。パンはトーストしてサクッとした食感も楽しめるように。
数の子はその塩気を生かしてクリームチーズと和えて、大葉と合わせてディップ風に。レーズンやくるみ入り食パンにサンドすると相性抜群!
伊達巻は、からしマヨネーズを塗ったパンでサンドして、厚焼きたまごサンド風にしてもよさそう!
「プレミアムな和サンド」の世界を知ってしまうと、新しいサンドイッチのアイデアが次々と浮かんでくるかも!?いつものサンドイッチが物足りないとき、おかずが余ったときなど、気軽においしく楽しく作ってみてはいかがでしょうか?
- ■書籍情報
- 書名:プレミアムな和サンド
- 著者名:ムラヨシマサユキ
- 出版社:文化出版局
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