今週2月14日は、バレンタインでしたね。チョコレートを贈ったという方も多いのでは?
フランスでは、バレンタインデーに女性が男性にチョコをあげるという習慣はありません。むしろその逆。男性が女性にお花をプレゼントするのです。
なんて素敵な国♪(ちなみにホワイトデーというのも存在しません)。
日本ではデパ地下などでバレンタイン商戦が大盛り上がりだったのかなあ…なんて気になりつつ。きっとこの時期が1年でもっともチョコレートが売られる時期なのではないかと思います。
1年中チョコを食べたいフランス人
フランスでは、バレンタインとは関係なく、チョコレートは1年中欠かせないスイーツです。
町のあちこちに「ショコラティエ(チョコ専門店)」があり、どこの家でも常にチョコレートのストックが。子供はもちろん、大人も大好き。レストランのデザートリストには必ずチョコレートを使ったものがあり、かなりの割合でそれを選ぶ人が多いような気がします。
おじいちゃんやおばあちゃんが巨大なチョコレートデザートをペロリと食べてしまうのにも驚くし、保育園や幼稚園での定番おやつがチョコレートだということにも驚きます。日本だったら「子ども用のおせんべい」しか食べないような年齢の子達も、小さな頃からチョコの魅力を知っているのです。
フランスで人気のチョコレートって?
さて、ショコラティエのチョコレートというと、色々な大きさの箱に、四角いタイプの色々な味のチョコを詰め合わせてもらう箱入りチョコを思い浮かべます。これは、友人宅に遊びに行くときにとっても喜ばれる定番のおみやげです。
それ以外にも、ナッツやドライフルーツなどが乗った丸くて薄いチョコ、オランジェット(オレンジピールにチョコがけしてあるもの、レモンやしょうがバージョンなどもあります♪)、コーヒー味のコーヒー豆型のチョコ、トリュフなど、いろいろなチョコレートがあります。
これらはフランスのどのショコラティエでも見かけますし、食後のコーヒータイムなどによく登場します。
フランスのチョコレートに共通した特徴は、カカオ成分の高いブラックチョコレートがとても多いということ!ほとんどのチョコレートのベースがブラックチョコレートで、おまけとしてミルクチョコレートバージョンも売っているという感じなんです。スーパーの板チョココーナーでもそれは同じ。
ブラックチョコレートってなんとなく「大人の味」というイメージでしたが、フランスの子ども達は「ブラックの方が好き」って子も少なくないんですよ。日本の甘いミルクチョコベースのお菓子をおみやげに持って帰ると、「変な味」なんて言われてしまうことも…。
パリをお散歩する機会があったら、「ザ・チョコレート大国」のチョコレートたちをぜひ試してみてくださいね!
■一緒に読みたい記事
秋になると食べたくなる栗スイーツ。個性豊かな本場パリのモンブラン:【とのまりこのパリライフ!】