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    中華、イタリアン、モロッコにフレンチも!フランスの宅配サービスがすごい

    ここ半年か、ここ1年くらいでしょうか?パリのメトロのホームなどでとにかく頻繁に目にするようになったのが「宅配サービス」の広告。

    もちろんパリにだって宅配サービスはず〜っとありました。代表格はもちろんピザ。そして中華、タイ、インド、寿司などなど。「リブレゾン(=宅配)」をしてくれるレストランもちょこちょこあります(なぜか、圧倒的にアジア系のレストランが多いのですが)。

     

    全然イケてない!フランスの宅配サービス

    でも、便利なはずの宅配サービスも、おフランスともなれば想像通り(!?)全然イケてない!「◯分以内に配達」なんて約束は、当たり前のように破られるし、カレーやスープなど汁物系を注文すれば届くまでに半分以上こぼれているなんていうこともしょっちゅう。同じカレーを2つ頼んだはずが片方のタッパーにはなみなみと、片方のタッパーには3分の1も入っていない…!なんていうことがしばしば起こるのです。

    そんなときも配達している張本人は、「セパグラーブ(=フランス人の口癖「たいしたことじゃない」)」の一言で終わり。というわけで、どうしてものとき以外はあまり利用することがなかったのです。

     

    ついにフランスでも宅配サービス革命が!

    そんなパリの宅配サービス界に革命を起こしつつあるのが、最近頻繁に広告を目にするようになった「Deliveroo」など、いくつかの宅配サービス。

    フランスにはなかった便利さと種類の多さに感動して、私もすでに何度も利用しています。

    サイトには、パリ中にあるレストラン、総菜屋などがたくさん登録されていて、自分の家など配達してほしい住所を入れると、そこに配達可能な店のリストや配達時間が表示されネットから注文&決済ができるというシステム。

    配達はお店の人が来るのではなく、「Deiveroo」の看板を背負った(ロゴマークが入った専用保温袋に入れて扉の前までやってくる)お兄さんたちがバイクで配達にやってきます。

    ネット上で支払っているので、届いた商品を受け取るだけ。

     

    統一感はないけどいろいろ選べるラインナップ

    中華、イタリアン、レバノン、モロッコ、韓国、日本(寿司)などの各国料理はもちろんのこと、アイスクリームやクッキーなどデザート的なものも。そして、ちゃんとしたフレンチビストロのレストランまで登録されていたりするのです。ある意味統一感とかは全くない!

    フレンチレストランのお料理が一体どうやって運ばれてくるのかしら!?そういうものはレストランで盛り付けも楽しみながらお皿の上で食べたいなあ…。なんて思ったりもするのですが、選択肢が多いのはやっぱり楽しいのです♪

     

    お値段はちょっと割高

    運営会社への手数料のようなものは毎回2.5ユーロ。近所の行きつけのレストランなどのメニューと宅配用のメニューとを比べてみると、メニュー自体の値段も、店で食べるときに比べると多少の手数料が上乗せされていたりするみたい。でも、今までのフランスの不便さと、選択肢の少なさから考えたら夢のようなシステムなのです!

    ただし、宅配専門部隊のお兄さんたちが運んできてくれるとはいえ、あたたかい蒸気で紙袋が破れてタッパーごとアパートの廊下に転がり落ちても「全然大丈夫。中身には影響ないよ!」なんて言い放つ、適当なおフランス魂には変わりはなし!

    日本の宅配サービスにはまだまだ遠く及ばないかな!?

     

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