皆さんこんにちは。今回は先日のリヨン同様、パリを飛び出してフランス地方都市のご紹介をしようと思います。パリから新幹線TGVで約2時間半の距離にある「ナント」です。ナントはフランス西部ロワール地方に位置し、かつてのブルターニュ公国の面影を残す美しい街並みや芸術、ワインなどで世界中の多くの人を魅了する街として愛されています。
ブルターニュと言えば、そうガレットやシードルですよね。もちろんナントにもおいしいガレットが食べられる専門店がたくさんあります。これだけの要素が詰まった街で、さらにパリから日帰り～1泊でさくっと訪問できるとあれば、行かない理由はない！自信を持ってお伝えしたいです。
しかし7月18日、ナントの観光名所である『サンピエール・サンポール大聖堂』で火災が発生。旅行の計画を立てる際には最新情報をチェックするようご注意ください！
フランスの国民的お菓子『LU（ルー）』のビスケットの生まれ故郷「ナント」
フランス中のスーパーのお菓子コーナーで売られている『LU（ルー）』のビスケット「Petit Beurre（プティ・ブール）」をご存じですか？実はこの国民的お菓子の生まれ故郷はナントなのです。今でも昔の工場跡が残っていたり、アートとして街に描かれているのを見ることができます。
お土産にぴったり！『LU（ルー）』のビスケットをモチーフにしたお菓子
また、ナントで1番の有名パティスリーと言っても過言ではない『Vincent Guerlais（ヴァンサン・ゲルレ）』ではこのプティ・ブールをアレンジした絶品菓子が販売されています。ヘーゼルナッツのプラリネとサブレがリッチなチョコレートでコーティングされたプティ・ブールの進化版です。ナントの文字も入っていることから、お土産にもぴったりですよね。
見た目ふんわり、味すっきり！旬の桃をふんだんに使った桃ケーキ
『Vincent Guerlais』は世界最高峰の菓子職人団体「ルレ・デセール」の現会長でもあることから知られる通り、ケーキのレベルも非常に高いです。
こちらは、今の時期から旬の桃のコンポートがスポンジ生地に包まれ、上部には甘めの桃クリームが絞られた逸品。かわいらしい見た目からは想像がつきにくい爽やかな味わいに魅了されました。日本でも、まもなく名古屋で焼き菓子メインのビスキュトリーがオープンされるということで、ナントでしか食べられなかった『Vincent Guerlais』の味が本格的に日本で食べられるようになるというのはとても嬉しいですよね。
ナントに来たら欠かせないお菓子専門店『Les Rigolettes Nantaises（レ・リゴレット・ナンテーズ）』
街中には、ナント名産のお菓子専門店『Les Rigolettes Nantaises（レ・リゴレット・ナンテーズ）』もあります。カラフルなキャンディー類やチョコレートからナントでしか見られないようなお菓子まで、見ているだけでも楽しい経験ができる訪問必須のお店です。
ラムを効かせた大人の伝統菓子「Gateau Nantais（ガトーナンテ）」
そしてこちらはナントで生まれた伝統的焼き菓子「Gateau Nantais（ガトーナンテ）」。アーモンド生地がベースで、オリジナルはラムをきかせたシュガーコーティングがされたこちら。大人なラムの香りが鼻を抜け、ハマる美味しさです。
レモンやチョコレート、バニラ味など色々なフレーバーがあるので幅広く愛される地方菓子の1つで街中のお店で見つけることができます。
このように、コンパクトな街ながらこれだけの異なる種類のお菓子に出会う事ができるナントはとても魅力的ですよね。芸術＋美しい街並み＋おいしいスイーツが一気に楽しめる街ナントへ皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。
※7月20日現在の状況となります。
- ■お店情報
- 名前：Vincent Guerlais（ヴァンサン・ゲルレ）
- 住所：11 Rue Franklin, 44000 Nantes, France
- 営業時間： 火曜日～金曜日10:00-19:30 土曜日9:30-19:30日曜日9:30-12:30
- 休日：月
- HP：https://www.vincentguerlais.com/
- 他3店舗
- 名前： Les Rigolettes Nantaises（レ・リゴレット・ナンテーズ）
- 住所：18 Rue de Verdun, 44000 Nantes, France
- 営業時間： 月曜日～土曜日10:00-19:00
- 休日：日
- HP： http://www.les-rigolettes-nantaises.com/fr/
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