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    掘り出しもの満載?2月のパリ、雪でも蚤の市開催

    家の近所で不定期に開催される蚤の市。このような地域密着型の蚤の市では、「クリニャンクール」などの人気店舗が集まった蚤の市より安くて貴重な掘り出しものに出合えることがあります。

    パリ12区、ナシオン駅からすぐのCour de Vincenne(クール・ド・ヴァンセンヌ)という大通りでも開催されていた蚤の市に行ってきたのでレポートします。

     

    小さいながらバラエティ豊かな出品物

    あいにくの天気ですが、お客さんが集まっています

    蚤の市に行こうと思った当日は雨から雪の予報で、「こんな寒空で本当にやっているのかしら?」と心配しながら、出向いてみると…やっていました!春夏開催日より出店者数は少なめですが、しっかりプロらしき人が屋根付きテントを持ち込んで出店しています。

    ここのラインナップは、ちょっとお安めのガラクタ系から、食器、カトラリー、日用品から家具まで多岐にわたります。久しぶりに蚤の市に来られて、ウキウキ気分!さっそく物色してみましょう。

     

    シャンデリアからヴィンテージシャンパンまで!

    今日の掘り出しものはコチラ!

    まずは“籠”です。フランスの籠はとても丈夫で、収納に大変活躍します。

    そして、右のテーブルに乗っているグラスはすべて1個1.5ユーロ!その上、まとめて買ったら、1個1ユーロまで下げてくれるというので、シャンパングラス1つとワイングラスを2つ購入しました。端物のせいか、比較的状態のいいクリスタル製のシャンパングラス。これはかなり気に入りました。

    こちらは、古いアルコール類のスタンド。カーヴ(フランス語で地下のワインセラー)を整理する際に出ることがあるそうで、「ここのカーヴは手つかずで100年眠っていたよ」と店主が言っていましたが、それはたぶん大げさ…。でも、確かに50年くらいは経っているかもしれませんね(笑)。

    何とヴィンテージの『ヴーヴ・クリコ』のシャンパンがありました!ボトルデザインもいまのオレンジ色とは違い古いものですし、年代も59年と書かれています。もう発砲は残っていないでしょうが、この貴重な年代のボトルは誕生年の人にぜひプレゼントしたいですね。

    とても珍しいトマトのような形のティーポットとカップのセットには、「Robert Monique France Porcelaine de Luxe(ロベール モニック フランス高級磁器)」と書かれていました。なかなかの美品です。

    そして、今回の最大の掘り出し物はコチラ!吹きガラスのシャンデリアです。クリスタル製の飾りが周りを包み込むデザインで、とてもエレガント。クリスタルの飾りが全部外れていたので、格安で買うことができました!これから、古くなった配線部分は入れ替えて、クリスタルも繋げてみたいと思います。

    散歩するのに少し肌寒いシーズンは、実は掘り出し物に出合えるチャンスがいっぱい。当日は夕方から雪が降り始め、店じまいするタイミングも早かったようです。私が帰り際に出合ったこのシャンデリアは、価格交渉のスタート時からかなりお安くしてくれたと感じました。

    今回は、「ヴァンヴ」や「クリニャンクール」とはちょっと違った蚤の市の楽しみ方をご紹介しました。また以前のように渡仏できるようになったら、地域密着型の蚤の市にも立ち寄ってみてくださいね。

     

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