みなさんこんにちは。12月に入り気温の低下と共に、街もクリスマスや年末の装いで華やいできました。もちろん多くのパティスリーもここぞとばかりに忙しくなり、丹精込めて作られた色とりどりのお菓子に私たちの心も躍ります。
パリ発のメゾン『LENÔTRE(ルノートル)』が2019年に日本に再上陸し、直営店を銀座三越に構えてからもうすぐで3年。私がパリにいるときから足繁く通っていた老舗でしたので、都内で楽しめることをとてもうれしく感じています。
今回はそんな『ルノートル』にフォーカスして、この冬におすすめしたいお菓子の数々をご紹介したいと思います。
雪化粧をした冬にぴったりのスイーツ「フイユ・ドトンヌ」
まず初めは、これに触れずに『ルノートル』は語れないと言っても過言ではない、お店のスペシャリテでもある「フイユ・ドトンヌ」です。秋の葉っぱ、紅葉といった意味があるお菓子ですが、その名の通り葉や花びらのような美しい見た目の一品。
上から見ると、一層お花のようで愛らしいです。1年を通して販売されているものではありますが、粉砂糖が雪化粧のようで、個人的にはこの時季に特に食べたくなります。濃厚なチョコレートの中にサクサクのメレンゲが隠されていて、口のなかで溶けて混ざります。
12月25日までの限定で、赤く装いを変えた「フイユ・ドトンヌ・ルージュ」も販売されているのですが、これがまたおいしくて。名前の通り紅葉したひらひらチョコレートの中を割るとチョコレートのムースとフランボワーズのジュレ、同様にメレンゲが隠されています。華やかな味わいと見た目で、クリスマスや年末のパーティーにも喜ばれる一品だと思います。
カシスの香り豊なヴェリーヌスイーツ「ティラミス・カシス・ポム」
続いては旬のりんごをふんだんに使った「ティラミス・カシス・ポム」。カシスのシロップに漬けることで色と風味をまとったりんごが、カシスのジュレに添えられています。たっぷりのマスカルポーネムースにもカシスが使われていて、とても香り豊かなヴェリーヌ(グラスに入ったスイーツ)に。ザクザクした食感の楽しいヘーゼルナッツ味のクランブルは、最後までフレンチエスプリを存分に味わわせてくれます。
甘みと酸味のバランスが絶妙!老若男女に愛される「いちごのチーズムースケーキ」
いちごのチーズムースケーキも忘れてはいけない人気商品。軽やかなチーズムースと優しい甘さのホワイトチョコレートガナッシュでコクのあるリッチな一品。しかしながら、フレッシュないちごとフランボワーズのコンフィチュールにより、心地よい酸味も楽しめます。土台のサブレまで手を抜かないおいしさは、年齢・世代を問わず愛される味です。
さらに忘れてはいけないのが、『ルノートル』の焼き菓子の数々。こちは「サブレシトロン」。フレッシュなレモンの果汁が使われ、バターの香り豊かなサブレはザクザク食感です。アクセントのザラメの食感がお気に入り。
こちらは「トゥイーユダマンド」という、皮つきアーモンドを使用することでより風味良く仕上げられたクッキー。キャラメルの味わいは、ついつい手が止まらなくなります。
最後に、「ルノートル」の定番品「フィナンシェ」。オリジナルとピスタチオ味は、どちらも甲乙つけ難いお気に入りです。
たくさんご紹介させていただきましたが、そのどれもがユニークでこだわり抜かれています。その日の気分や用途に合ったセレクションで出迎えてくれる『ルノートル』。ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
- ■お店情報
- 名前:LENÔTRE(ルノートル)
- 住所:銀座三越 地下2階(東京都中央区銀座4-6-16)
- 営業時間 10:00~20:00
- 銀座三越の営業時間に準ずる
- HP:https://www.lenotrejp.com/
- オンラインストア:https://shop.lenotrejp.com/
- Instagram:@lenotrejp
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