皆さんこんにちは。今回は、以前パリから日帰りも可能！美しい街「ナント」味わうスイーツ旅でも少し触れた『Vincent Guerlais（ヴァンサン・ゲルレ）』をもっと知って頂くべく、美しくおいしいクリエーションの数々をご紹介したいと思います。
今やフランスのパティシエ、ショコラティエ達の組合『Relais Desserts（ルレ・デセール）』の現会長であり、フランス地方都市ナントを代表するパティシエのヴァン・サンゲルレ氏。なんと10月15日にはジェーアール名古屋タカシマヤに日本初出店のビスキュイ専門店「ヴァンサン・ゲルレ・ビスキュイ・フランセ」がオープンします。フランス・ナント以外ではイベント以外ではほとんど食べられる機会のなかった彼の作品が日本で食べられるようになるということで、ファンの私自身とても楽しみにしています。
こちらお店は焼き菓子を中心とした商品ラインナップになるということですが、今回の記事では日本でも販売される待望のお菓子を含む、私がこれまで味わってきた初公開のものを含む数々の品を一挙にご紹介したいと思います。
ビスキュイ専門店で要チェック！ナントの銘菓「ガトーナンテ」と「プティブール」
まずは、ちょうど1年前の「サロン・デュ・ショコラ パリ」で販売され、大きな反響を集めたナント地方の銘菓であるガトーナンテをヴァンサンゲルレ流に解釈したこちら。素朴な地方菓子がパティシエの技術により進化した美しい一品へ。
チョコレート、レモン、フランボワーズなどさまざまなフレーバーで作られ、しっとりとした生地とそれぞれの風味に感動しました。今回これらが日本でも食べられるようになるということで、改めて非常に楽しみにしています。
ナント銘菓のプティブールも、ヴァンサン・ゲルレ氏の手にかかればこんなにモダンに。中にはプラリネが使用され、ナッツの香ばしさとショコラティエとしても名の高い彼のチョコレート使いに頬がゆるむおいしさです。
ショーケースに並ぶ美しいケーキの数々
日本のビスキュイ専門店での取り扱いは未定ではありますが、ヴァンサン・ゲルレ氏のセンスと腕の良さを理解していただきたく、美しいケーキたちもご紹介させていただきます！ナントのお店に入るとまず目につくのはケーキのショーケース。色とりどり、鮮やかなケーキの数々。
その中からまず選んだのはタルトシトロンです。クリーミーなレモンクリームの下に香り豊かで酸味を心地よいライムのジュレが潜んでおり、全体にさわやかさを演出した絶品のレモンタルト。デイジーの花をモチーフにした可愛らしい見た目ですよね。
そして鮮やかなオレンジのジュレが光るマンゴータルト。ダークチョコレートのガナッシュとマンゴージュレ、そしてフレッシュマンゴーを使用した、贅沢なボンボンショコラをたくさん味わっているようなリッチなおいしさが感動のタルト。ヴァンサン・ゲルレ氏の腕を凝縮したような、そんなタルトだと感じました。
チーズケーキも、彼の手にかかれば一気にフレンチに。フィラデルフィアチーズを使用した優しいクリームの中にはオレンジのマーマレードが。香ばしいタルトとのマリアージュは、チーズケーキの新たな可能性を感じる逸品でした。
最後はこちらのベリーとルバーブのルリジューズ。修道女という意味の、まさにそんなフォルムが愛らしいシュー生地のお菓子。甘味を押し出したイチゴクリームたっぷりのシューと、ルバーブのコンポートとバニラクリームのシューの２段構成。甘さと酸味のバランスが絶妙で、食べる人を楽しませてくれます。
それぞれのお菓子がどれも新しく、そして完璧な味構成で、わざわざフランスの各地から、更には世界各地から多くの人々がお店へ訪れる人気店。いよいよ日本にオープンするのは焼き菓子専門店ということで、ヴァンサン・ゲルレ氏の精神と技術がどのように日本のファンのために解釈され展開されていくのか、私とともに楽しみにして頂けるとうれしいです。
- ■お店情報
名前：Vincent Guerlais（ヴァンサン・ゲルレ）
住所：11 Rue Franklin, 44000 Nantes, France
営業時間： 火曜日～金曜日10:00-19:30 土曜日9:30-19:30日曜日9:30-12:30
休日：月
HP：https://www.vincentguerlais.com/
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