ボリュームたっぷりのフランス料理に胃が疲れてしまったときの救世主のひとつが「Pho（フォー）」。うまみ成分たっぷりのガラスープに、日本のきしめんのような平べったい麺、牛肉の薄切りや魚肉団子や肉団子などが入っています。「あ〜落ち着く…」と思わず声が出てしまう優しい味わいのベトナムのヌードルです。
レモンのしぼり汁やニョクマム（ベトナムの魚醤の一種）、ミント、コリアンダー、ニラ、もやし、レモンなどを入れ、お好みで味にアレンジしていただきます。味や食感の変化も楽しく、そして柑橘系の爽やかさも加わって食欲もアップ！毎日でも食べられる味です。
パリっ子にも大人気のベトナム料理
ベトナムがフランスの植民地だったという歴史もあり、パリではとても馴染みのあるベトナミエンヌ（ベトナム料理）。アジア料理好きのパリっ子たちにも大人気です。
パリにある巨大な中華街に行けば、あちこちにベトナム料理が食べられるレストランが並びます。私のお気に入りは、おしゃれショッピングエリア・マレ地区の中華街にある小さな小さなお店『Song Heng』。
このお店のメニューは前述の「フォー」と、米麺の上に牛肉、揚げ春巻き、ナッツなどをのせた「Bo Bun（ボブン）」という汁なし麺（これもパリっ子が大好きな定番アジアン）の２種類しかありません。食堂のような小さなお店なのですが、お昼時には毎日行列ができるほど人気のお店なのです。
隣の人とぶつかり合うくらい近くに座って、慌ただしく食べて。並んでいる人たちのプレッシャー目線を受けながらゆっくりくつろぐ間もなく出て行く。そんな行列のできる人気ラーメン店のようなお店です。
フォーに入っている牛肉の薄切りは、生の部分が多くはじめは心配になってしまうけれど、余熱で少しずつ火が通って行く感じがおいしいので、赤いまま出てきても心配しなくて大丈夫ですよ！
- ■お店情報
- Song Heng
- 住所：3 rue Volta 75004 Paris
- 電話：01-42-78-31-70
- 営業時間：12:00〜16:00
- 定休日：日曜日、祝日 ※夏休みあり
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