美食の街リヨンで味わうパティスリー『Sève』の華やかなスイーツたち

今回はパリを飛び出して、フランス第2の都市リヨンのお店をご紹介します！リヨンはフランス料理レストラン『ポールボキューズ』などで知られる通り、美食の街として世界中の人々に愛される都市です。私自身、パリから何度も新幹線TGVを使って訪問しています。パリからも2時間程で行けるため、そのアクセスの良さからも、日本からのパリ旅行中でも日程に組みやすく大変おすすめです。

美食の街というだけありリヨン風居酒屋的存在である「ブション」をはじめ多くの名物料理が楽しめますが、なんといってもパティスリーも外せません。今回はその中でも私が特に好きなお店『Sève（セーヴ）』をご紹介します。

リヨン全土に7店舗を構えるセーヴはショコラティエとして評判高いリチャード・セーヴ氏が営むパティスリー。常時10種類ほどのプティガトーやマカロン、そしてチョコレートなど豊富な種類のお菓子が並ぶ活気あるお店が人気を博しています。

カシスのコンフィチュールが入った大人のモンブランを店内で

観光客が訪問しやすいお店はTGVが止まるパールデュー駅近くの百貨店『ギャラリーラファイエット』内の店舗とポールボキューズ市場内の店舗の2つ。特にギャラリーラファイエットの店舗ではカフェスペースもあるため、旅の始まりをおいしいセーヴのケーキで迎えることができます。こちらはそこで食べたモンブラン。

中にカシスのコンフィチュールが入った爽やかさと栗の濃厚さが絶妙にマッチした1品です。大きなカフェラテとともに頂けば立派な朝食に。

大粒のベリーを贅沢使い！5種類のベリーのタルト

豊富なケーキのラインナップは後ほどホテルでゆっくり頂くためにも購入必須です。まず選んだのはこの5種類のベリータルト。イチゴやフランボワーズはもちろん、新鮮で大粒のブラックベリーがうれしい1品。『セーヴ』のケーキの良さはなんといってもそのタルト生地のおいしさ！大振りのタルト生地は意外にも軽い口当たりで、ベリー自体のフレッシュさも相まってペロリと食べられてしまいます。天気の良い日が多いリヨンでは、川辺に座りながら頂くのも素敵ですね。

毎年人気のオレンジのダックワーズ

次は、オレンジのダックワーズ。通年で販売される大人気商品というこちらは、なんと中にはクレームブリュレが入っており、バニラの風味豊かなクリームと柔らかなダックワーズ生地との相性が最高です。さらにトッピングの新鮮なオレンジで爽やかさを加えるのですから、人気というのも頷けます。

リヨンに訪れたら必ず食べたい！リヨン名物ピンクプラリネタルト

そしてこちらはピンクプラリネタルトです。ピンクプラリネはリヨンの名物として知られる食べ物の1つで、赤い色素入りのシロップでアーモンドをキャラメリゼしたものになります。ヘーゼルナッツのプラリネと違い軽い口当たりで、たくさん食べてもくどくないのが特徴です。そのピンクプラリネを惜しみなく使ったタルトはシンプルながらも奥深く、それだけでこのお店の味に信頼感を抱いてしまうような味わいでした。