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    「テルモピル通り」でフォトジェニックな1枚を。若きシェフが営む『Le Temps et le Pain』

    今回は最近スイーツ通の間で話題になっている、昨年3月にオープンしたばかりのお店『Le Temps et le Pain(ル・タン・エ・ル・パン)』をご紹介します。ここはパリ14区の中心部、地元の住民が行き交う落ち着いたエリアに位置する小さなお店で、まだ若干20代の若きシェフが営む新しいお店として名前が知られてきています。「時間とパン」を表すお店の名前の通り、その時々の季節に合わせたケーキの数々やオーガニック素材を使用した焼きたてパンが評判です。

    その評判を聞きつけてお店に足を運ぶと、笑顔の素敵な店員さん達が元気な「ボンジュール!」で迎えてくれました。魅力的なケーキの数々に心躍らせていると、1つひとつ丁寧におすすめを説明してくれました。

     

    ナッツ好きにはたまらない!4層構造になったピスタチオのタルト

    まず1つ目がお店のスペシャリテでもあるピスタチオのタルトです。砕いたピスタチオの実でタルト全体を覆った、ナッツ好きにはたまらない1品!見た目だけでなく中身もとても凝っており、中はすべてピスタチオを使った4層構造になっています。まずは表面を覆う薄いチョコレート、そしてピスタチオクリームとガナッシュ、最後にジュワっと流れ出す濃厚ソース。それぞれが異なり、一度に色んなピスタチオの食感と味が感じられ驚かされました。

     

    ヘーゼルナッツの意外な組み合わせが魅力のモンブラン

    次に同じく人気商品のモンブランです。ヘーゼルナッツのプラリネが中に使われており、モンブランとしては珍しい組み合わせにまたまた意表を突かれました。マロンクリームの濃厚さは言わずもがなで、豪華に飾られたマロングラッセと一緒に食べればこのうえない贅沢さです。モンブラン好きにはぜひ試して頂きたいおいしさでした。

     

    季節の洋ナシをふんだんに使ったチョコレートタルト

    そして今の季節においしい洋ナシを使ったチョコレートタルトです。洋ナシのコンポートが大胆にトッピングされたこちらのタルトは、チョコアーモンドクリームとバニラ風味の洋ナシのコンフィを詰めたザクザクの生地が特徴です。洋ナシの周りに飾られたさくさくのチョコレート菓子が食感に楽しさを加えています。

     

    お手軽なオーガニック素材のパンもおすすすめ!

    もちろんクロワッサンやパンオショコラなどの定番のパンも取り揃えており、値段もお手頃なのでついついたくさん買ってしまうこと必至です!

    クリエイティビティを全面に出した商品の数々はお店の今後の展開がとても楽しみになるものばかりでした。今後も定期的に通って、進化していく様子を感じたいと思わせてくれます。

    ちなみに、ピスタチオのタルトやモンブランの写真は、お店からほど近いパリの“映えスポット”「Rue des Thermopyles (テルモピル通り)」で撮影しました。カラフルな家々と自然が共存するとてもかわいらしい小道で、近くにテーブルのある公園もあるのでこちらも合わせてチェックされると楽しいパリ散策ができると思いますよ。

     

     

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