フランスの学校では、1ヶ月ほど前から夏休みに入っており、9月に新学年が始まるまでの長い夏休みの真っ只中です。夏休みに入る学年末の6月は、子どもたちは毎週のようにあちこちの誕生日パーティに招待されて大忙しというのが毎年恒例の光景。
バカンスに入ってしまうとみんな長い間どこかに出かけてしまいますし、9月からは学年が変わってしまうので、学校が終わる6月までの間に誕生パーティをすませておかなくてはいけないのです!
というわけで、6月は1日に2つの誕生パーティーをかけもちしたりと…大人も子どもも大忙しなのです。
趣向を凝らしたさまざまな誕生日パーティ
フランスの子どもたちの誕生日会は、以前このコラム内でもご紹介しましたが自宅でのパーティのほか、公園バージョン、カフェバージョン(誕生会用のメニューがあちこちのカフェにあります)など…、みんな場所も内容も工夫をこらしてさまざま!
元気のよすぎる男の子は家の中では収拾しきれないから、とにかくいくら騒いでも大丈夫な公園で、手作りパーティは苦手だから完全にプロにおまかせして、とか。年齢や性別によってもお母さんたちがいろいろと工夫をこらします。
ガーデンウェディングのような誕生日会へ行ってきました!
今回おじゃましたのは、センス溢れるママが7歳の娘Milaちゃんのために作った誕生日会。実家のお庭を借りて、学校のお友達を招待した屋外バージョンのパーティでした。
入り口にかけられたバッグには、招待客へのプレゼントが。
女の子には天使セット、そして男の子にはインディアンセットが入っています。
パーティが始まる前には、忙しそうに会場を飾り付けるお母さんの横で、Milaちゃんもお菓子やシャボン玉キット用の箱を組み立てて中身を詰めたりとお手伝い。
子どもたちが大喜びしたジュースバーもパパたちの手作りです。
お花の装花、アイシングクッキー、カップケーキ、名前入りのパッケージなどはそれぞれプロに依頼して。トータルコーディネートはお母さんです。
みんなで記念撮影が楽しめるフォトブースに置かれた小道具に子供たちも大はしゃぎ!
まるで大人のウェディングパーティのようなおしゃれさでびっくりでしたが、まさにインスタ映え(笑)しそうなパーティ作り、見ているだけで参考になりました。
天使とインディアンに変身して、みんなアニマトリスと言われる子どもたちの面倒を見てくれる司会のお姉さんの話に夢中。このアニマトリス(男性はアニマトゥール)と呼ばれる子どもたちを仕切ってくれるプロの人を雇うのもフランスのこどもの誕生日定番の風景です。
■一緒に読みたい記事