水曜日や土曜日になると、まるでハロウィンの仮装かのようにプリンセスや海賊に変身した子ども達がはしゃいで歩いている姿や、アパルトマンの建物入り口や中庭に風船がくくりつけてあるのを見かけます。
これらはどれもパリのちびっ子達が楽しみにしている「お誕生会」の光景なのです。
子ども達にとってお楽しみの土曜日と水曜日
土曜日はともかく、なぜ水曜日なのかというと…、水曜日は授業が午前中だけだから（しかも午前中だけ授業があるようになったのは割と最近のこと。2012年度まではなんと水曜日は丸々学校がないお休みの日だったのです）。
というわけで、水曜日と土曜日はパリのちびっ子達にとってお誕生会などのお楽しみの日なのです。友人の子ども達の話を聞いていると、毎週のように誰かのお誕生日会に呼ばれていて忙しそうにしています。
誕生日会のプロがお手伝い！？
学校や近所の仲良しな友達などを招待して行う誕生会。たいてい「Animateur／Animatrice（アニマトゥー／アニマトリス ※男性系と女性系の違い）」という仕事のお兄さんやお姉さんが呼ばれます。彼らはゲームをしたり、メイクをしたり、ダンスをしたり子ども達の面倒を全部見てくれる係です。
フランスではこういうプロの人が子供の誕生日に雇われているのが、ごくごく普通なのですがなんだかおもしろいですよね。子ども達のお世話はプロに任せ、大人たちはお隣の部屋でワイン片手におしゃべりを楽しむなんていうことも♪
ちなみに、ちびっ子達の仮装。女の子に人気なのはやっぱりディズニープリンセスたち。もちろん最近はみんな「アナと雪の女王」。「美女と野獣」のベルやシンデレラなどの定番も不動の人気♪そして男の子たちはスパイダーマンや海賊が人気です。
お気に入りの衣装に身を包み、顔にメイクをしてもらって、風船を持って走り回っているお誕生会帰りのちびっこを見かける水曜日と土曜日は、ちょっと微笑ましい曜日なのです♪
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