モンマルトルの素敵なパン屋さんの『Pain Pain』と同じ通りを南に下ったところに『L’objet qui Parle(オブジェ・キ・パルル)』というお店があります。お店の名前の意味は、ずばり「語るオブジェ」。
思わず足を止めてしまう、心惹かれるお店の入り口!目に入ってきたのは、金色のお盆や木箱、そしてデットストックのスニーカーなど。
ラインの入り方とか色使いがなんともいえずレトロで、かわいい。さっそく中に入ってみると…?
まるで宝の山のよう!天井からはシャンデリアがいくつも吊るされ、アンティーク人形や額縁、飾り用のガラスのドームや花瓶など、所狭しと並んでいます。多種多様な物があるとはいえ、ここのセレクトはどれもとてもセンスがいい!
今回は『オブジェ・キ・パルル』で見つけたおすすめのアイテムをいくつか紹介したいと思います。
人気おみやげカフェオレボウルがたくさん
まずは、カフェオレボウル。最近、このカフェオレボウルの人気が出すぎて、物が手に入らなくなったとブロカント探しのプロから聞くこともありますが、このお店にはまだたくさんのカフェオレボウルがありますね!
このバラの絵のカフェオレボウルは人気のタイプで、ステンシルで絵付けしています。状態のいい物が、15ユーロから販売されていました。サイズや状態によって値段が違うので、ひとつひとつ聞いてみるといいといいですよ。
DIYに使いたい!アンティーク壁紙
次におすすめなのは、このアンティーク壁紙コーナーです。19世紀末と思われる手描きの壁紙もあれば、40〜50年代のプリント柄まで、柄も長さもさまざま。だいたい1巻き30ユーロくらいだそうですが、長さも残りが少量の場合などはもっと安くしてくれるので、ぜひお話しして一緒に選んでもらってください。
この見事なバラの柄も、手がきで描かれています。細かいところまでしっかりと描かれていて、風合いも温かみがあって、本当に素敵でした!アンティークローズのモチーフがフランスらしいですね。
レトロなイニシャル入りグラス「グラヴェ」
ガラス製品もおすすめのアイテムです。ビストロのワイングラスなどが多く揃っていて、本当に種類が豊富です。これはコレクターが喜ぶ「グラヴェ(Gravée)」と呼ばれるグラスたち。19世紀末に、家族の祝い事のプレゼントに、イニシャル入りのグラスをプレゼントするのが流行っていたらしく、よく見ると記念日なども彫り込まれているものもありました。
アンティークグラスをひとつずつ集めて、ホームパーティーの時にみんな違うグラスを使うというのも楽しいですね!
薬局の薬瓶もありました。いくつか大小違ったサイズを並べて飾ってもいいですし、花瓶にしてもよさそう!
こちらは、このお店を切り盛りするギヨームさん。彼の光るセンスでこんなにかわいいものたちをセレクトしてきているのですね!
モンマルトル散歩で、おすすめのお店です。ぜひ、行ってみてくださいね!
- ■お店情報
- L’objet qui Parle(オブジェ・キ・パルル)
- 住所:86 Rue des Martyrs, 75018 Paris(地図)
- 営業時間:13:00〜19:30
- 定休日:日曜日
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