5月から6月にかけてのパリは、お散歩日和の日が続きます。日没は夜の10時過ぎですし、気温もジャケットなしでも歩けるくらい20〜25度くらいと最高の気候。
真っ青な晴天に恵まれたある日、ちょっとでかけたくなり、モンマルトルまでお散歩に出ることにしました。モンマルトルに来たら、やっぱり見ておきたいのが『サクレ・クール寺院』。そのままモンマルトルの麓を見て回ることにしました。モンマルトルの麓は、まるで村のよう。かわいいブティックやカフェなどがたくさんあります。石畳の階段や曲がりくねった坂があったりして、とてもかわいいエリアです。
外観も内観もかわいいパティスリー『Pain Pain』
久しぶりに来たら、結構お店が変わっていてびっくり!パリは、新しいアドレスがどんどんできるエネルギーに溢れた街なので、住んでいても全然飽きません。
マルティーユ通りまで来ると、角地に青いファサードが素敵な店構えのパティスリーを発見!その名も『Pain Pain(パン パン)』!
内観もすごくかわいい!ピンクと青のオウム(?)柄の壁紙がとてもおしゃれで、パリらしいお店です。
並んでいるお菓子もとてもおいしそうで、さっそくイートインスペースでコーヒータイムにすることにしました。
オリジナルレシピの絶品スイーツ
お店の人に、おすすめを聞いてみると、「やっぱりこれでしょう?!『ZÉPHYR(ゼフィール)』一番人気よ」との答えが。
ゼフィール(4.65€)
ここのオリジナルレシピの「ゼフィール」は、ヘーゼルナッツ入りのフィナンシェの生地の上に、ライムとバニラ風味のホワイトチョコレートクリームがのったスイーツ。軽くて爽やかな味わいがしました。
もうひとつ気になったのが、こちらのユズ風味の「オペラ」。カフェとチョコレートケーキの台に甘酸っぱいユズとフランボワーズの香りがするチョコレートがのっています。夏場でも食べたくなる爽やかな風味!
テーブルにさりげなく置かれているお花やクッションなども、つい長居したくなるような温かいおもてなしも。とても居心地よく過ごすことができます。
サンドラさん
こちらのオーナーシェフは、セバスチャン・モーヴィユさん(Sébastien Mauvieux)と奥様のサンドラさん。サンドラさんは、いつも店頭でお出迎えしてくれます。
「何でもおいしい」と評判で地元の人が足しげく通う店ですが、それもそのはず。2012年にパリで一番おいしいバゲットを決めるコンクール(meilleure baguette de Paris en 2012)でも優勝している実力店なのです。
学校帰りに立ち寄る親子の姿も見られました。奥に並ぶパンの種類は多くはないですが、それはすべて手作りだから。お値段も良心的で、毎日来たくなります。
シュー皮のお菓子の代表ともいえる「シュケット(chouquettes)」や「グジェール(シュー皮にチーズを織り込んだもの)」などたくさん並んでいました。「シュケット」は雑誌『Le figaro』が決める「パリで一番おいしいシュケット」のランキングで1位を獲得したこともあるのだそう!
「シュケット」は、サロン・ド・テや高級お菓子店ではなかなか見つからない、 子どもの定番おやつです。こういうシンプルなものがおいしいお店が私は大好き!
お土産にもいくつか購入したのですが、パッケージがかわいい!家に帰って、開いてみてまた幸せな気分になりました。地元の人に愛される理由もわかったような気がします。
- ■お店情報
- PAINPAIN(パン パン)
- 住所:88, rue des Martyrs – 75018 Paris(地図)
- 最寄駅:Abbesses(アベス駅)
- 営業時間:[火〜土]7:00〜20:00/[日]7:30〜19:30
- 店休日:月曜日
- HP:http://www.pain-pain.fr
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