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和田明日香さんの「私らしい生き方」『PARISmag FES. 2021』レポート

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和田明日香さんの「私らしい生き方」『PARISmag FES. 2021』レポート

素敵なゲストとともに、毎日が愛おしくなる「小さなしあわせ」のヒントをお届けする『PARISmag FESTIVAL 2021』が2021年11月21日に開催されました。

いつも素直に、そして軽やかにメディアに登場する和田さん。なぜそんなに自然体なのでしょうか?『PARISmag FESTIVAL 2021』では、和田さんが日々大切にしていること、そして3人のお子さんのママとして大切にしていることについてお話していただきました。そこにはパリジェンヌとも共通する生き方のヒントがありました!

 

「ごっくんと飲み込んでおいしければOK!」レミさんの極意

『PARISmag FESTIVAL 2021』では、レシピの紹介とインタビューの2部構成でお届けしました。料理完成後は読者の皆さんから寄せられた質問タイム。料理のこと、レミさんのこと、ご家族のことについて、色々とお話しいただきました!

―レミさんから教わった料理のコツを教えてください!

 

和田さん:いっぱいあるのですが強いて言えば「楽しければ良いよ!」ってこと。自分のやり方に自信を持って、やり易かったらそれが正解。本に書いてある通りにやらなくて良いし、ごっくんと飲み込んでおいしかったら良い。コツというほどでもないですけど(笑)。でも、すごく大事なことだと思います。

 

―どうすればあんなにおいしそうなレシピを瞬時に思いつくんですか?

 

和田さん:ありがとうございます(笑)。鍛錬もあると思います。経験を重ねることで、自分の作りやすいパターンができていくんですよね。

私の場合、冷蔵庫開けて「今日はこの人とこの人がいるな、こないだ作ったあれをこの食材に変えてやってみよう」「これなら煮るより炒めた方が美味しいかな」と、かつて作った料理をカスタマイズしていきます。

あと、さっきのレミさんの教えと似てしまいますが「とりあえずやってみる」こと。「絶対においしい見た目もきれいなものを作る」と思わずに、とりあえずやってみるうちに自分の得意パターンがわかってくると思います。

 

―定期的に自分が作るごはんがおいしくなくなるときがあります。和田さんにもありまか?

 

和田さん:ありますよ(笑)。すごくわかります、その気持ち!作りたいものが思い浮かばないときもありますね。私は毎週木曜日がそうです。うちは、金曜日は外でごはん食べると決めてるので、木曜日を乗り切ればおしまい。ですが、その最後の木曜日が辛い…。なんの答えにもなってませんね(笑)。

 

―「これがあるとすごく使える!」という和田さんイチオシのアイテムを教えてください。

 

和田さん:これはフリですか(笑)。これ以外は私にはお答えしようがありませんが、ズバリ「レミパン」です!和田家に嫁いだ以上、一生背負って生きていきます。でも本当に便利なんですよ。私が全然料理が出来なくて興味もないときから、今こうやってお仕事させていただくようになるまで、ほぼレミパンしか使わずに料理を覚えてきたんです。仮に夫に出会えず和田家の人間になれなかったとしても、レミパンには出会いたかったと思います(笑)。

 

「子どもを信頼して、放っておく」和田流子どもと向き合い方とは?

―和田さんが子育てで大切にしていることはありますか?

 

和田さん:まだ何が正解なのかもわからずにやっているんですが…。だからこそ、子ども達の話はよく聞こうと思います。もちろん「ママー!」って呼ばれても、100%は応えられてないと思います。何年も“親”をやっていると「今なにか言おうとしてるな」とわかってくるので、そういうときは一旦手を止めて「どうした?」とじっくり話を聞くようにしています。

あとは子ども達を信じて、あえてほったらかしていますね。私には私の人生があるし、子どもにも子どもの人生があるので。その人生を邪魔しないように「自分以外の人生をこんなに近くで見れてラッキー」というような気持ちで、見守っています。

 

―離乳食をつくるのが苦手です。離乳食作りを楽しめる方法はありますか?

 

和田さん:そんなのないですよ(笑)。私も全然楽しめないまま離乳食期が終わりました。辛かったというか、面倒臭いですよね。食材との初めての出会いだから、大切だということはわかりますし、私も1人目の時はがんばりました。でも2人目、3人目は…(笑)。それでも3人とも健康に育っているので、それで良いんだと思います。

 

―お子さんに出したごはんで「これ嫌い」と言われることはありますか?そういうときどう対処していますか?

 

和田さん:もちろん、ありますよ〜!三者三様好き嫌いがあるし、自我も出てきて、年々激化しています。私は基本的に「嫌い」と言われたら「じゃ食べなくて良い」って言っちゃうんですね。でも悔しいから「食べなくていいんだ、こんなにおいしいのに〜、子どもにはまだわかんないかぁ」と、わざと言います(笑)。そうすると子ども達もカッチーンとなって「やっぱ食べる!」って食べるんですよ。

でも子どもって大人の何倍も味を感じ取る力を持っていて、だからこそ私たち大人が感じ取れない味を感じ取っているので、しょうがないことですよね。「嫌い」というときは諦めて、いつか私たちがおいしそうに食べてるシーンを思い出して、大人になってその食材に再び出会ってくれたら良いかなと思っています。

 

自分自身を好きだからがんばれる!和田さんに流れるパリジェンヌマインド

―いつも元気な和田さんですが、ヘコむこともありますか?

 

和田さん:私だって、ヘコむことありますよ!そんなときは、とりあえずビール飲んで、家族にグチります。イライラして家族にも八つ当たりして「なんか今日ママ、触れてはいけない感じだぞ」みたいな、ピリッとした感じになっちゃうんですよね。だからみんな優しく話を聞いてくれます(笑)。

それでもスッキリしないときは、1人でワインを飲みながら昔聴いてた音楽を泣きながら聴いて「私はがんばってきた、この曲を聴いてたあのときには考えられないくらい大人やってる!」って、自分で自分を慰めます(笑)。自分が自分を好きでいないとがんばれないですからね。

 

―仕事、子育て、家庭を回していく上で、こだわってる事はありますか?

 

和田さん:バランスは人それぞれだと思うんですけど、私の場合は「お母さん」でいたいと思っていて、仕事はその延長線にあるんです。家のことができていないと、仕事のパフォーマンスも落ちるし、ベースは家庭ですね。そうは言ってもお仕事はすごく楽しいし、いろんな経験になっています。その姿を子ども達に「ママはこんな風に社会と繋がっていて、こんな素晴らしい人と出会えて、大人になるって楽しいぜ!」というのは伝えていきたいです。“両立”というと、どちらもきちんとしっかりしてなきゃいけなくて、苦しい感じがしますが、“両輪”は両方回しているからこそ、ちゃんと前に進めるんだと思うんです。両方上手に回して前に進もうと意識しています。

 

言葉のひとつひとつに和田さんの素直さが垣間見れる素敵な時間でした。出演をお願いしたとき、「私にパリのイメージなんて…」と恐縮していた和田さんですが、「絶対にパリジェンヌのような生き方の人のはず」と確信していたPARISmag編集部。実際に話を伺っていると、「自分自身を好きでありたい」「子ども達は子ども達の人生を選択して欲しいし、それを見守りたい」と語ってくれました。私たちがヒントにしたいマインドがそこにはありました。

 

 

 

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