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    大人の楽しみ!シャンパンとスイーツで楽しむ休日アペロ

    予定のない休日、皆さんはどのように過ごしていますか?出不精な私は決まって自宅でアペロを楽しみます。特に新緑が眩しい今の季節、よく冷えたシャンパンを明るい時間から飲むのは最高です。

    アペロにはおつまみも大事ですね。とはいえ気楽なアペロですから、普段からストックしてあるものや冷蔵庫にあるもので十分。でも、たまにはスイーツを合わせてみても良いかも?ということで、今回は昼下がりのアペロにちょっと贅沢なシャンパンとスイーツをペアリングしてみました。

     

    メレンゲ菓子とシャンパンの定番コンビ

    ふんわりアーモンドの風味が漂うメレンゲを使った焼き菓子、ダックワーズ。外はさっくり中はしっとりした食感で、クリームがサンドしてあります。

    シャンパンをはじめとするスパークリングワインとメレンゲのお菓子、実は相性がとても良いのです。軽い食感の香ばしいメレンゲが口の中でシャンパンと合わさると、きゅっと生地がしぼんで口どけがよくなります。メレンゲの甘さとワインの酸味、ドライな味わいとのコンビネーションが絶妙です。

    ダックワーズの他にはマカロンやパブロヴァ(泡立てたメレンゲをオーブンで焼き、生クリームやフルーツで飾ったお菓子)もおすすめ。

    ちなみに、フランスのシャンパーニュ地方に行くと土産物屋さんで必ず見かけるお菓子があります。それは、フォシェ社の「ビスキュイ・ローズ」というピンク色をしたメレンゲのフィンガービスケット。このお菓子の歴史は古く、18世紀にはルイ16世にも献上されたそう。今では、シャンパンに合わせるお菓子として、シャンパーニュ地方定番のお土産となっています。

    「ビスキュイ・ローズ」はシャンパンに浸して食べるのがお決まりです。同じメレンゲ菓子のダックワーズもシャンパンに浸して食べてみたら、甘さがおさえられて、また違った風味を楽しめました。ぜひ試してみて!

     

    意外に合う!?夏の和菓子とシャンパンのマリアージュ

    あっさりとした餡子と寒天のみずみずしい和菓子

    意外に思われるかもしれませんが、シャンパンは夏の和菓子を合わせてもおいしいのです。日本の蒸し暑い夏には、寒天、葛きり、水羊羹などの冷たい和菓子がおいしいですよね。涼しげな見た目や喉越しをたのしむ和菓子と、滑らかな泡が喉に心地よいよく冷えたシャンパンとの相性はぴったりです。

    葛切りと桃のジュレ

    ポイントは、餡子のお菓子なら甘さひかえめのものを選ぶこと。また、黒蜜などで味付けしてある濃厚な味わいのお菓子より、この季節ならではの果物、例えば枇杷や桃、梅のジュレやコンポートが添えてあるお菓子がよいでしょう。

     

    やみつきに!ストロベリーアイスクリームと辛口シャンパン

    スパークリングワインに合わせるお菓子といえば、アイスクリーム。中でもストロベリーアイスクリームとロゼシャンパンは王道の組み合わせです。

    ストロベリーの甘酸っぱさとシャンパンの酸味がぴったりと合い、驚くほど完璧なマリアージュ。アイスクリームのフレーバーはバニラでも良いのですが、ここはぜひストロベリーと合わせていただきたいと思います。

    アイスクリームの濃厚なミルクの風味や口の中でとける脂肪分のクリーミーさと、シャンパンのきめ細やかな泡立ちが舌の上で合わさり、飲み込むと口の中はさっぱり!いくらでも飲み進めてしまいます。

    なお、甘口のロゼシャンパンとストロベリーアイスクリームを合わせるとデザートになってしまいますから、アペロには辛口のロゼシャンパンがおすすめです。適度な甘味と酸味、そしてしっかりとした気泡が胃を刺激し、食欲が増すことでしょう。

    今回ご紹介したペアリングは、スパークリングワインでも代用できます。ちょっと贅沢にシャンパンを合わせるのもよいですし、お手頃なスパークリングワインとあわせるのもよいと思いますよ。これからの季節、昼下がりのアペロにはスイーツを。至福のひと時をお約束します。

     

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