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    お気に入りの本とコーヒーで一休み。都内のブックカフェ5選

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    夏の余韻を日差しに感じ、まだまだ残暑が厳しいこの頃。ほっと一息つきたい時、ブックカフェに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

    涼しくて静かな空間で、コーヒーの香りに癒されながらのんびり時間を過ごしたり、お気に入りの本を読んでみたり…。忙しい毎日の中の心穏やかなひとときは、夏バテ気味の心をリフレッシュさせてくれるはずです。

     

    日本文学の名作から稀少本まで。約2万冊の本が揃う文学カフェ『BUNDAN COFFEE & BEER』

    駒場公園内にある日本近代文学館に隣接するカフェ『BUNDAN COFFEE & BEER』。しっとりとジャズミュージックが流れる店内には、オーナーさんが集めた2万冊の本が、天井までぎっしりと並んでいます。

    ジャンルも幅広く、日本文学や外国文学の名作、稀少本から料理や猫の本なども。閲覧は全て自由。豊かな自然とたくさんの本に囲まれた素敵な文学カフェです。

    宇野千代さんの「そぼろカレー」カレー

    こちらのカフェメニューは、文学と食べ物を結びつけたユニークなものばかり。宇野千代さんが書かれたレシピをもとに作った「そぼろカレー」や、谷崎潤一郎さんの小説『蓼食う虫』に登場するサンドイッチをアレンジした「レバーパテトーストサンドイッチ」など、文学好きにはたまらないメニューの数々。

    谷崎潤一郎さんの「レバーパテトーストサンドイッチ」

    食べ物を通して文学の魅力が伝わってきます。お気に入りの1冊を手にとって席について、文学の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

     

    • ■お店情報
    • BUNDAN COFFEE & BEER
    • 住所:東京都目黒区駒場4-3-55日本近代文学館内(地図
    • 電話:03-6407-0554
    • 営業時間:9:30〜16:20
    • 定休日:日曜・月曜・第4木曜(日本近代文学館に準拠)
    • URL:http://bundan.net/

     

    かつての東海道・品川宿に店を構える“旅”と“街道”をテーマにした『KAIDO books & coffee』

    江戸時代、日本橋から京三条大橋までをつないだ旧東海道ひとつ目の宿場町として栄えた品川は、昔も今も東京の玄関口としてたくさんの人が行き来する賑やかな街。品川駅から歩いて約10分。北品川の商店街の一角にある『KAIDO books & coffee』は、“ディープな旅好き”のためのブックカフェとして訪れる人を温かく迎えてくれます。

    2階建ての店内には日本全国、海外から集めた“旅”と“街道”をテーマにした紀行書や雑誌、小説など約1万5000冊が揃い、閲覧はもちろん、購入することも可能。ディープな地域情報を提供してくれます。

    1階のコーヒースタンドでは、全国各地のロースターから取り寄せた豆を月替りで楽しめます。

    「どこかに出かけたいな」と思い立ったとき、このブックカフェに立ち寄れば、きっと素敵な旅への情報がゲットできるはずですよ。

     

    • ■お店情報
    • KAIDO books & coffee
    • 住所:東京都品川区北品川2-3-7(地図
    • 電話:03-64330906
    • 営業時間:[平日]10:30~20:00/[土日祝]10:30~19:00
    • 定休日:月曜・火曜

     

    童心に返って楽しめる。絵本専門のブックカフェ『Book House Cafe』

    本の街、神保町に絵本をメインに取り扱うブックカフェ『Book House Cafe』があります。

    約12,000冊の絵本が所せましと本棚に並び、国内外の絵本や図鑑、児童書などジャンルも豊富。最新のものから昔からある名作まで多種多様な品揃えで、子どもだけでなく大人も童心に返って楽しめます。

    店内中央には本棚に囲まれるようにカフェスペースがあり、コーヒーやケーキ、ビーフカレー、ハムトーストなどのフードメニューをいただくことができます。

    さらに夜になるとウイスキーやビールなどのアルコールを楽しめるブックバーとして営業。平日は23時まで営業しているので、仕事帰りにちょっと立ち寄るのもおすすめ。想像力と好奇心をかき立てる絵本を選びながら、ゆったりとしたカフェ&バータイムを過ごせば、新しいアイデアと明日への活力も湧いてくるはずですよ。

     

    • ■お店情報
    • Book House Cafe
    • 住所:東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F(地図
    • 電話:03-6261-6177
    • 営業時間:[平日]11:00〜23:00/[土日祝]11:00〜19:00
    • 定休日:年末年始

    上質なコーヒーとともに…。『神楽坂モノガタリ』で過ごす大人の読書タイム

    石畳やフレンチのお店などが多く並び、フランスの街並みを彷彿とさせる神楽坂。神楽坂駅1番出口の目の前にある『神楽坂モノガタリ』は、“プレミアムな読書空間”をコンセプトにしたブックカフェです。

    看板には「本のにほいのしない本屋」とも書かれています。店内に入ると、鼻をくすぐるのは淹れたてコーヒーの香ばしいにおい。こちらのお店は、注文が入ってからバリスタさんがハンドドリップでコーヒーを淹れてくれます。

    本棚には時代を超えて読み継がれるロングセラーを中心に、芸術書や哲学書、小説などの多彩な書籍が並びます。「気になった1冊の隣に、さらに気になる1冊があるように陳列している」というブックコーディネーターの久禮(くれ)さんのこだわりで、訪れる人は好奇心が刺激され、無意識のうちに新ジャンルの本を手にしているかもしれません。

    店内奥にはゆったりとしたカフェスペースがあり、冬には暖炉に火が灯ります。お天気が良ければテラス席での読書もおすすめです。おいしいコーヒーと大人のための上品な空間で、本との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

     

    • ■お店情報
    • 神楽坂モノガタリ
    • 住所:東京都新宿区神楽坂6-43 K’s Place 2F(地図
    • 営業時間:[平日]12:00〜20:30/[土日祝]12:00〜20:00
    • 定休日:月曜

     

    約5000冊の写真集と美味しいごはんがお出迎え!『写真集食堂めぐたま』

    恵比寿駅から徒歩7分の距離にある『写真集食堂めぐたま』。ここでは、写真評論家の飯沢耕太郎さん所蔵の写真集とともに、心がほっと温まる季節の料理を楽しむことができます。

    壁一面に陳列された約5,000冊の写真集は全て閲覧自由。国内外の写真家の歴史をたどるように並びます。「ここにある写真集は5,000の世界とつながる扉」と、イベント担当のときたまさん。気になる1冊を手にとって眺めてみれば、絵画や活字とは一味違った写真のおもしろさや楽しさ、そして新しい世界の見方を知ることができるはず。

    まろやかな味わいのコーヒーはのんびり写真集を見るときのお供にぴったり

    フードやドリンクメニューも豊富で、フレンチプレスで提供されるコーヒーやケーキなどのカフェメニューや、たくさんの小鉢がついた「季節の一汁三菜ランチ」「カレーセット」など、目にも体にもうれしいごはんメニューも。

    お味噌、ぬか漬けもすべて手作り!

    「季節の一汁三菜ランチ」は、季節のお野菜がたっぷり。ごはんが玄米と混ぜごはんで選べるのもうれしい!夜にはごはんセット以外にも、一品料理と一緒にお酒を楽しむこともできますよ。

    おいしいごはんと、美しい写真でおなかと心に栄養を!木のぬくもり溢れる店内で、都内とは思えないリラックスした時間を過ごしてみてください。

     

    • ■お店情報
    • 写真集食堂めぐたま
    • 住所:東京都渋谷区東 3-2-7-1F(地図
    • 電話:03-6805-1838
    • 営業時間:[平日]11:00(L.0,22:00)/[土日祝]12:00(L.O.21:00)
    • 定休日:月曜(祭日の場合は火曜)

     

    ひと口に「ブックカフェ」と言っても、そのお店ごとに個性があり、本のジャンルや品揃えもさまざま。予定のない休日や、仕事帰りには、近くのブックカフェに足を運んでみてはいかがでしょうか。時間を忘れて過ごす気ままなひとときは、素敵な1冊との出会いを提供してくれるかもしれませんよ。

    ※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

     

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