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暑さと情報から少し離れて。都会で見つけた、とっておきの避暑カフェ

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暑さと情報から少し離れて。都会で見つけた、とっておきの避暑カフェ

暑い日が続くと、暑さだけでなく都会の喧騒や溢れかえる情報からも少し距離を置き、頭と心を空っぽにできるところに行きたいなと思う人も多いのではないでしょうか。そんな時、お休みを取ってどこか遠くの避暑地で心身を鎮めたくなりますよね。とは言え、休日は、避暑地こそ混んでいたり、結局忙しくて行けなくなったりしてしまうもの。

わざわざ遠くの避暑地に行かなくても、ゆったりリラックスしながらのんびりできる静かな場所があればいいですよね。今回はそんな避暑にぴったりのカフェをご紹介します。お気に入りの本を片手にスマホも置いて、ぶらりと避暑に出かけてみてはいかがでしょうか?

 

静けさの中で見つける自分の世界『アール座読書館』

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JR中央線の高円寺駅からほど近い建物の2階。街の喧騒を逃れてやってくる人々の憩いの場『アール座読書館』があります。

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扉を開けると、ここが東京の街中だとは思えないほど静かな空気が漂います。それもそのはず。ここ『アール座読書館』は私語厳禁。静かな空間でゆっくりと本を読んだり、ボーッと頭を空っぽにしたり。じっくりと自分の世界に浸れる場所です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA店内で販売されているお手紙セット

ブルボンコーヒーを片手に、手紙を書いたり、アランの『幸福論』を読みふけってみたり。いつものカフェでは感じることのできない避暑カフェならではの時間を、のんびりと過ごすことができる場所です。

  • ■お店情報
  • アール座読書館
  • 住所:東京都杉並区高円寺南3-57-6 2F(地図
  • 電話:03-3312-7941
  • 営業時間:[平日]13:30〜22:30(L.O 22:00)
  • [土日祝]12:00〜22:30(L.O 22:00)
  • 定休日:月曜日 ※祝日の場合は営業、翌火曜休み

 

 

帰省気分の避暑は築80年の『松庵文庫』で

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住宅街の中にひっそりと佇む、大きなモチの木が目印の『松庵文庫』。築80年の古民家をリノベーションして作られたお店です。

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ギャラリー&ブックカフェとして日々、様々な展示やイベントが行われ、人と人がつながる場所としても愛されています。

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どこか懐かしく、ホッと一息つける空間。縁側越しに樹齢100年のツツジを眺めながら、集う人々の会話に耳を傾ければ、夏の帰省を思い起こさせてくれる避暑カフェのひとつです。

 

 

変わらずそこにある隠れ家『気流舎』

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ゴロゴロ、カッコン、トントン、ゴソゴソ。そんな音を漏らしながら、『気流舎』は1年の月日をかけて手作りされ、2007年にオープンしました。

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4坪という小さな空間に敷きつめられた本棚が、なぜか懐かしさを刺激します。

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ロフトの上からはこんな眺めを味わうことも。まるで真夏の森で見つけた隠れ家みたいな空間。流れ行く時の変化から離れたこの場所で、スマホからも日々の仕事からも解放され、好奇心のままに気になる本を手に取る。心ゆくまで私だけの時間を楽しむことができそうな隠れ家です。

  • ■お店情報
  • 気流舎
  • 住所:東京都世田谷区代沢5-29-17飯田ハイツ1F(地図
  • 電話:03-3410-0024
  • 営業時間:[平日]18時くらい〜23時くらい
  • [土日祝]14時くらい〜23時くらい
  • 定休日:不定休

 

 

『ブック・カフェ 槐多』アバンギャルドな世界に思いを馳せて

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京王線明大前駅からほど近い甲州街道沿いにあるこのカフェは、キッド・アイラック・アート・ホールというギャラリー&小劇場の地下にあり、作家で美術評論家の窪島誠一郎さんの手で設立されました。

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かつては寺山修司さんなどもこのホールで過ごした時期があるそうで、単なるブックカフェとは言い切れない硬派な雰囲気を醸し出しています。レトロなサイフォン式で淹れてもらったコーヒーを片手に、いつもは手に取らない類の未知なる本を開き、思いを馳せれば、まるでタイムスリップしたかのような気分に。そんな特別な時間を過ごすことができる場所です。

  • ■お店情報
  • ブックカフェ槐多
  • 住所:東京都世田谷区松原2-43-11キッドアイラックアートホールB1F(地図
  • 電話:03-3322-5564
  • 営業時間:[平日]17:00〜22:00
  • [土日祝]12:00〜21:00
  • 定休日:火曜日
  • ※記事の内容は取材当時のものです。

 

 

『SEE MORE GLASS』時間を忘れて絵本の世界へ

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今から20年ほど前に、原宿の一角に絵本を読める小さな喫茶店として、オープンした『SEE MORE GLASS』。

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壁には絵本作家の荒井良二さんや田村セツコさんなどの原画が並びます。展示作品をゆっくりと眺めたり、小さい頃に読んでいた懐かしの絵本のページをめくってみたり。ゆっくり絵本と触れ合えば、忙しさの中で忘れていた優しい時間を取り戻すことができそうです。

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子ども時代のように時間を忘れて絵本に夢中になれるのも、避暑カフェならではの過ごし方ですね。

  • ■お店情報
  • CAFE SEE MORE GLASS
  • 住所:東京都渋谷区神宮前6-27-8京セラ原宿ビルB1F(地図
  • 電話:03-5469-9469
  • 営業時間:12:00〜18:00
  • 定休日:土曜日・第1日曜日

 

 

『コクテイル書房』文学酒場で夕涼み。

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古本のみを扱うお店として始まり、ライヴや個展なども催される古本酒場『コクテイル書房』はどちらかといえば、夕暮れに訪れたい避暑スポットです。

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いたるところに古本が積まれた店内は、まるで文豪の書斎に忍び込んだ気分に。

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カフェというよりも酒場という表現が近い『コクテイル書房』では、文学作品に登場する料理を楽しむことができます。

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小さな看板と蔵のような外観で入るまでに勇気がいるけれど、一度入ってしまえば昭和の時代にタイムスリップしてしまったような気分に。熱帯夜、夕涼みがてらに行きたい大人の隠れ家です

  • ■お店情報
  • コクテイル書房
  • 住所:東京都杉並区高円寺北3-8-13(地図
  • 電話:03-3310-8130
  • 営業時間:18:00〜24:00(L.O 23:30)
  • 定休日:火曜日、第2・4月曜日

 

 

『花想容』で大正時代の邸宅気分!?

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目白の住宅地にひっそりと佇む、大正時代の日本家屋。『花想容(かそうよう)』は、呉服屋さんに併設されたカフェです。オーナーさんが群馬県・桐生の呉服問屋を継いでおり、カフェでありながらも、本物の着物を目にすることのできる贅沢な空間です。

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元華族の邸宅跡地に建てられたということもあり、室内には凛とした空気が漂います。まるでどこか遠くの地の旅館にでもいるような気分に。なんとなく文豪にでもなった気分で、想いを綴りたくなったりするのは私だけじゃないはず。

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緑豊かなお庭を眺めながら、一番人気の抹茶とひんやり冷えたあんみつのセットをいただけば、外の暑さや忙しさをすっかり忘れてしまいそうです。

  • ■お店情報
  • 花想容
  • 住所:東京都新宿区下落合2-19-21(地図
  • 電話:03-3565-3265
  • 営業時間:11:30〜18:30
  • 定休日:月曜日、火曜日、水曜日、祝日
  • ※記事の内容は取材当時のものです。

 

 

都会の中にも、気軽に避暑できる場所がこんなにたくさんあるのは驚きですよね。もしかするとすぐそこに広がる自然や静かな場所がない都会だからこそ、こんな風に濃密な空間が生まれたのかもしれませんね。

せわしない日常を抜け出して、その奥のお気に入りの空間へ。この夏、その時の気分や好みに合わせていろんなタイプの避暑カフェで、疲れた心と体を癒してみてはいかがでしょうか。

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

 

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