日本の女の子に一番有名なパリジェンヌといえばアメリではないでしょうか。2001年に公開され、大ヒットとなった映画『アメリ』の主人公です。
空想好きなアメリが周りの人を幸せにしようと仕掛ける“幸せの悪戯”の数々を見ているうちに、こちらまで幸せな気持ちに。オドレイ・トトゥのキュートな表情や、ポップなファッションやインテリアは女の子の憧れとなりました。
そんなアメリの楽しみのひとつとして挙げられていたのが、クレーム・ブリュレのお焦げつぶし。
“彼女には、彼女なりの楽しみがあった。
豆袋に手を入れること。クレーム・ブリュレのお焦げを潰すこと。サンマルタン運河で水切りをすること。”
(映画『アメリ』より)
アメリをマネしてクレーム・ブリュレのお焦げをパリパリと潰した方もいるのでは?カフェなどで目にすることも多いクレーム・ブリュレですが、家で作れたらいいのにな~と思い、料理研究家の口尾さんに自宅でできるレシピを教えてもらいました!
アメリ風クレーム・ブリュレの作り方
- 【材料】(直径10cmの耐熱皿3枚分)
卵黄:4個
グラニュー糖:120g
生クリーム35%:500cc
バニラビーンズ:適量 ※バニラエッセンスでもOK
カソナード:適量 ※ブラウンシュガーまたはグラニュー糖でも
【作り方】
1.小鍋に生クリームをあたためます。
沸騰してしまうとこのあと卵と一緒にしたとき、卵が固まってしまいます。沸騰させないように気をつけましょう。
2. 卵黄と砂糖を混ぜます。
3.あたためた生クリームを注ぎます。
[2]に[1]であたためた生クリームを注ぎながら、混ぜます。
4.バニラを入れます。
バニラのさやに切り込みを入れて、ナイフの背でしごいて取ります。それをボウルに入れ、さらに混ぜます。
5.泡を取り除きます。
混ぜているうちに表面が泡立ってしまったら、ボウルにキッチンペーパーをかぶせると泡を取り除くことができます。
6.器に注ぎます。
バットに耐熱皿を置いて、混ぜ合わせた液を注ぎます。器は耐熱のココットやグラタン皿を使いましょう。
6湯せんで加熱します。
クレーム・ブリュレはゆっくり火を通すことが何より大切です。湯せんでじっくり火を通します。バットに水を注ぎ150度に温めておいたオーブンで40~60分加熱。
7.オーブンから出したら冷やします。
揺らしてみてふるふるしていたらオーブンから取り出し、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
8.カソナードを焦がします。
食べる直前にカソナードを表面にふりかけ、バーナーで焼きます。キャラメル状にこんがり焦げてきたら完成です。あまり焼きすぎると中がやわらかくなってしまうので、気をつけましょう。
バーナーがない場合はカソナードをふって、100度のオーブントースターでキャラメル状になるまで表面を焼いてもOK。バーナーはホームセンターなどで、1000円程で購入できます。あると何かと便利なので1本持っていても損はないですよ。
クレーム・ブリュレを食べながら『アメリ』鑑賞!
火加減さえ気を付ければ決して難しくはないクレーム・ブリュレ。
おうちでクレーム・ブリュレのお焦げをパリパリ割りながら『アメリ』鑑賞なんていかがですか?食べながら映画鑑賞すれば、観終ったあとの幸せ感がさらにアップするかもしれませんよ。
- ■映画情報
- タイトル:『アメリ』
- 出演:オドレイ・トトゥ、マチュー・カソヴィッツ
- 監督:ジャン=ピエール・ジュネ
- 販売元:アルバトロス
- 税抜価格:4,700円
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