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パン好きに聞く!山野ゆりさんのぞっこんパン【後編】

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パン好きに聞く!山野ゆりさんのぞっこんパン【後編】

パン好きで知られるモデルの山野ゆりさんに、パンを好きになったきっかけや好きなパン屋さんについて伺った前回のインタビュー。今回はそんな山野さんに、国内外の注目パンや自宅でのパンの楽しみ方についてお話を伺いました。

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山野 ゆり(やまの ゆり)

    • 東京都生まれ。モデルとして雑誌や広告、CM等幅広く活躍。Gunn’s所属。
    • プライベートでは、「パンシェルジュ」「パンコーディネーター」の資格を取得するほどのパン好き。日本全国、訪れたパン屋さんは数えきれないほど。年に数回は海外へも足を運び、それぞれの土地によって顔を変えるパンを写真に収めて、オリジナルのパンノートを製作している。
    • パンとファッション、パンとメイク、パンと新しい何かで化学反応を起こしたい。新たな観念でパンをフューチャー。女性ならではの目線でお洒落で可愛く、デートに差入れにプレゼントに、様々な角度からパンを提案している。また、モデルという職業を活かし、太らないパンとの付き合い方も考案中。
    • Instagram:@yuri.yamano
    • ブログ:http://ameblo.jp/yuri-yamano/

 

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パリではバゲットの食べ比べも!

山野ゆりさん

—山野さんは旅行もお好きなんですよね。

山野ゆりさん(以下、山野さん):そうなんです。私、パンも好きですけど旅行もすごく好きですね。Instagramでも「#パン旅」ってハッシュタグをつけていて、今すごくはまっています。国内も海外も含めて、旅の1つの目的がパン屋さんをまわることっていうのがすごくいいなと思っていて。たとえば旅の目的に建築を見に行くとか美術を見に行く、音楽に触れる、世界遺産を見るというのがあるかと思うのですが、そこに「パン屋さんを巡る」みたいなカテゴリーが並んだらいいなって思っています。

—世界中にいろいろなパンがあるので、楽しそうですね!海外といえばパリやイタリアにも行かれていましたよね、どんなパンを食べたんですか?

山野さん:私はバゲットが好きなので、パリではバゲットの食べ比べをしました。ネットでいろいろ調べて情報を集めて、老舗のパン屋さんや今流行っていそうなパン屋さんを巡りましたね。イタリアでは、本場のフォカッチャとパニーニを食べました。

—海外や国内で、このパンが気になる!というのはありますか?

山野さん:どうしても気になるパンがあって、チェコに行ってきたんです。「トゥルドロ」っていうパン知っていますか? —知らないです!どんなパンなんですか?

山野さん:棒状のものに生地を巻いて焼いていて、中が空洞になっているパンなんです。みんなそれをめくりながら食べるんですよ。外側はパリっとしているのに、中はふかふかの毛布みたいな感じなんです!味はシナモンの香りで京都の八つ橋みたいな感じです。

—へえ!おいしそうですね。

山野さん:すごくおいしいですよ。チェコでしか食べられないパンということで行ってきたんですけど、チェコにはトゥルドロ屋さんが街のいたるところにありました。最近生まれたパンらしいんですけど、現地の人も含め観光客にも人気で、今はもう至るところにこのお店があるんです。これはすごくおいしかったのでまた行きたいなって、日本でも食べられるようになったらいいなって思っています!

 

気になるお店はいっぱい!パンが旅のきっかけに

—日本のパン屋さんでここが気になる!などありますか?

山野さん:名古屋の『バゲットラビット』というお店に「ブール」という大きなパンがあるんです。浅草で名古屋の物産展をやっているときに、お店のおじちゃんに「すごくおいしいよ!」と言われて買ったんです。食べてみると本当にすごくおいしくて!なんて言ったらいいんだろう…。水分量がものすごく多くて中の気泡は大きい丸と小さい丸でもちもちなんです。クラストはしっかり噛みごたえがあるんですけど、ずっと噛んでいたいような味なんです。感動して名古屋まで実際に買いに行きました。そのときに、名古屋にもいろんなパン屋さんがあったので、もう1回ゆっくりとまわってみたいなと思っていますね。

—なるほど。浅草でのパンとの出会いがきっかけで名古屋に行かれたんですね。

山野さん:そうなんです。気になるパン屋さんが地方や郊外などちょっと足を伸ばさないと行けないような場所にもあるので、わざわざ行くきっかけになるというか、私にとってはその土地をもっと知る理由になっています。

山野ゆりさん

—なるほど!それはありますね。そういえば、シンプルなパンが好きとおっしゃっていましたが、サンドイッチもお好きなのですか?

山野さん:好きです!自分で作ったりもするんですけど、パン屋さんに行ってパン屋さんのサンドイッチを食べるのがやっぱり好きなんですよね。

—好きなサンドイッチ屋さんはありますか?

山野さん:最近食べてびっくりしたのは『キングジョージ(代官山)』のサンドイッチです。すごいボリュームでびっくりしました!あとは、フルーツパーラーのフルーツサンドもやっぱりおいしいですよね。『リーベル(目黒)』とか『フルフル(赤坂)』、『ゴトー(浅草)』にもよく行きます。喫茶店『アメリカン(東銀座)』のサンドイッチもすごいインパクトもありますよね。

—喫茶店やカフェなど、最近はパン屋さんではなくても、おいしいパンが食べられるお店が結構ありますよね。

山野さん:ありますよね!私のお気に入りに、外苑前の『るう』っていう居酒屋のフレンチトーストがあるんです。

—居酒屋のフレンチトーストですか!?

山野さん:そうなんです。大将がひとりで切り盛りしているお店なんですけど、そこのフレンチトーストがすっごくおいしくて!食事もオムライスとかもあれば、お酒のつまみに合うようなものまでいろいろあるんです。

—おもしろいですね!すごくいろんなお店知っていらっしゃるんですね。

山野ゆりさんのパンノート

山野さん:実は私、自分の行ったパン屋さんのパンノートをつけていて。行った先々のものを書き留めているんです。これは1冊目なので昔のものなんですけど。ショップカードを貼ってみたり、ドイツパンにはまっているときはドイツパンのページを作ったりもしました。

—すごい!じっくり読みたいです!このまま本になりそうですね。

山野さん:こうやってパンを記録することもすごく楽しくって。どれだけアナログだよって感じですけどね(笑)。

 

おうちでのパンの楽しみ方

山野ゆりさん

—山野さんはおうちではどんな風にパンを楽しんでいるのでしょうか?

山野さん:お皿も好きなので、ビジュアル的にもパンを楽しめるように、お皿を買うときも「このお皿だったらバゲットをのせるのにもかわいいだろうな」とか、そうやって選んだりもします。あとはちょっと贅沢したいときは「エシレ」のバターを使おうとか、ジャムも常に何種類か置いて楽しめるようにしています。

あと、トースターはバルミューダのものを使っています。めちゃくちゃおいしいんです。やっぱり水分調節がものすごく大事なんだなと思いましたね。それまでもいろいろ試してはみていたんですけど、バルミューダのトースターは私の中でも革命でした(笑)。

—霧吹きを使ってみたりとか、難しいですよね。

山野さん:そうそう!あとは網を使って焼いてみたりとか。でもイマイチしっくりこなかったんです。でもバルミューダで焼くと本当においしくて感動しました!冷凍してストックしているパンもおいしく食べられる楽しみがあるので、パン好きにはうれしいですよね。

 

いままでも、そしてこれからもパートナー

山野ゆりさん

—たくさんパンのお話ありがとうございました!最後に、山野さんにとってパンはどんな存在なのか教えて下さい。

山野さん:なんだろう…?考えたことなかったかもしれない!でも、今までもそうかもしれないですけど、パートナーかな。ずっと一緒に生きてきたし、これからもこうしてお仕事でもパートナーになるかもしれないですし。生きていく上でもパートナーだなって思います。こんなに毎日触れ合うのって、本当にパンだけじゃないかな?友達でも恋人でも、ここまで毎日触れ合ったりしないですよね(笑)。

—そうですよね。しかも、かなり真摯に向き合っていますし。

山野さん:本当に!向き合い方を含めてもパートナーかなって思います。でも、もっといろんなパンに出会いたいなって思いますね。これからもいろんなパンを知って、いろんな人に話したりして、そうやって楽しめたらなって思います。

 

山野さん、ありがとうございました!

 

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