朝食の定番パンとも言える、食パン。高級食パンを作るパン屋さんや食パン専門店など、食パンに特化したお店や専門店も定番化してきました。
今回はパリマグ編集部が選ぶ、こだわりとおいしさが詰まった絶品食パンが味わえるお店を4店舗ご紹介します。
お取り寄せ可能なお店も紹介しているので、全国の食パン好きな方は必見です！
プリンのような柔らかさでミルクの濃厚さが口いっぱいに。北綾瀬『牛乳食パン専門店 みるく』
昭和49年に東京都綾瀬で創業した牛乳販売店『金子乳業』が、2020年1月に食パン専門店をオープン。
赤、青、白のカラフルな看板が目印の『牛乳食パン専門店 みるく』。10時の開店と同時にたくさんのお客さんが、焼きたての食パンを求めて足を運び、列を作ります。
「『金子乳業』の牛乳を生かしたパンを作りたい」という長年の想いを実現するために、2019年から本格的に始動したパン事業。
もともとこの場所には、運営元の金子乳業の本社があったそうですが移転し、パン屋として改装。遠くからでも目をひく看板とカラフルな屋根で、道ゆく人の視線を集めます。
東京みるく食パン
約半年間、試食と検討を繰り返してできあがったのが「東京みるく食パン」と「牛乳屋さんのおいしい食パン」の2種類の食パン。
通常は水を使って作られるパンですが、こちらのお店のパンは水の代わりに牛乳を使用。
さらに国産バターや生クリーム、練乳をたっぷり使い、よりミルク感の感じられるリッチな仕上がりに。乳製品を贅沢に使用できるのは牛乳屋さんならではの強みです。
1.5斤サイズで1000円以下というリーズナブルさも、毎日食べたくなるうれしいポイント。
「牛乳屋さんのおいしい食パン」
さらにマーガリンやショートニング不使用、無着色、乳化剤不使用、保存料、香料フリーで作られているため、小さなお子さんにも安心です。
『牛乳食パン専門店 みるく』の食パンは、水分量がとても多く、焼きたては柔らかすぎてスライスできないほど。
プリンのような柔らかさで、焼き上がり後も慎重に取り扱うそうです。
「牛乳屋さんのみるくシュークリーム」
食パンの他にも新たなメニューとして、厳選した新鮮な牛乳を使った「牛乳屋さんのみるくシュークリーム」がおすすめ。
周りはサクサクのクッキー生地を使用し、中にはみるく感を感じられるクリームがたっぷり！
「牛乳屋さんのみるくクリームあんぱん」
和と洋がコラボレーションした「牛乳屋さんのみるくクリームあんぱん」は、みるくパンの生地に上品なこしあんを包み更にみるくクリームをたっぷりと絞ってあります。
「日本の朝食を豊かに」という思いで焼きあげられる、おいしい牛乳食パン。
新たなおすすめメニューと合わせて、ぜひご賞味ください。
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- ■お店情報
牛乳食パン専門店 みるく
住所：東京都足立区佐野2-7-1
営業時間：10:00〜18:00（完売次第終了）
定休日：水曜日
HP：https://tokyo-milk.jp/
Instagram：https://www.instagram.com/tokyomilkpan/
※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。
朝食の定番食パンにフォーカスしたお店。西荻窪『進藤製パン』
2018年5月に中央線のパン激戦区・西荻窪にオープンした『進藤製パン』。
店主の進藤さんは、ビールが大好きでクラフトビールを提供するお店に転職。
そこで「専門性の高い分野はやっぱり強い」と感じ、毎日の食卓に欠かせないパン、その中でも朝食の定番食パンにフォーカスしたお店をオープンすることを決意します。
お店の人気ベスト3は、1位「進藤食パン」、2位「レーズン食パン」、3位「フランス食パン」。
「進藤食パン」は生で食べるのが一番おいしいもちもち食感のいわゆる生食パン。トーストすると甘みが増して、バターとの相性が抜群です。
「レーズン食パン」はブドウ本来の酸味や香りが楽しめるサルタナレーズンを使った芳醇な味わい。そのままでも、トーストしてもそれぞれ異なった風味と食感を楽しむことができます。
「フランス食パン」はリスドールというフランスパンでよく使われる小麦粉を使った食パン。「進藤食パン」に比べ、香ばしく軽い味わいが特徴です。
朝はトースト、昼はサンドウィッチ、夜は料理のお供にオリーブ油を添えて、お食事パンとして1日中活躍してくれます。
お客さまからは、「子どもがこのパンじゃないと嫌だ」と言うようになったとの声も。
もちろん大人にも大人気の「進藤食パン」。なんとパン嫌いだったという男性が常連さんになってくれたのだそう！『進藤製パン』のファンは、性別年齢問わず幅広いのです。
通販も行なっているので、ぜひ『進藤製パン』の食パンで毎日の食卓を彩ってみませんか？
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- ■お店情報
進藤製パン
住所：東京都杉並区西荻北2丁目26-4
営業時間：11:00〜18:00（土曜日のみ、10:30〜14:00）
定休日：日曜日
HP：https://shindoseipan.stores.jp/
Instagram：https://www.instagram.com/shindo.seipan/
※現在は店舗の外で注文会計・お渡しをしております。
※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。
日本の「食パン」の始まり！？135年続く老舗の絶品食パン。元町・中華街『ウチキパン』
横浜駅から、みなとみらい線で約8分。元町・中華街駅にあるのが135年続く、老舗のパン屋さん『ウチキパン』。
「横浜が開港してすぐ、今の山下公園のあたりに外国人の居留地があったんです。
そこでイギリス人のロバート・クラークさんという方が、船員向けの『ヨコハマベーカリー』というパン屋さんをやっていました。
そのお店で、初代である打木彦太郎がパン作りを1から教わったんです。
10年ほど修行をして、1888年（明治21年）に今のこの場所に『ヨコハマベーカリー宇千喜商店』という名前でお店を出したのが始まりです」と店主の打木さん。
打木さんが見せてくれた過去の資料の中には、明治30年頃の広告も。そこには「ゴールデン食麪」という文字がありました。
クラークさんから学んだイギリスパンを「ゴールデン食麪」という名前で販売したのが、日本の「食パン」の始まりなのです。
上：イングランド／下：ゴールド（角食パン）
お店の1番人気は、「ゴールデン食麪」。
今は、「イングランド」と名前を変えて販売されています。しかし、製法は開業当初から変えずに作り続けているというから驚きです！
「当時はイーストもなく、パン屋は自分たちで酵母を作ってパンを作っていたんです。横浜はもともと国産ビールの発祥の地ということもあり、ホップが手に入りやすかったので、それで酵母を作ってパン作りをしていました。
酵母を発酵させて培養させると雑菌が入りやすいのが難点ですが、ホップ自体に殺菌力があるため雑菌は繁殖しないけれど、酵母は繁殖するというちょうどいい具合だったみたいです」と打木さん。
現在お店にあるパンでホップ種を使って作っているのは「イングランド」だけ。
それは酵母を作るために4日かかり、さらにパン自体も長時間の発酵が必要なため作るのに約1日かかるから。
昔ながらの製法だからこそ時間はかかるものの、ずっと変わらない作り方でその味を届け続けているのです。
その場で自分の好きな厚さに切ってもらえるというのもうれしいところ。普段あまり見かけない、4枚切りをオーダーするお客さまもいるのだとか。
外側がサクッとしていて中はもちっと、しっとり。歯切れのいい軽い食感で、パクパクと食べられちゃいます。いつもの食パンより甘みが少なく、とても食べやすい！
135年の歴史や想いが詰まったパン。
お天気のいい日には、買ってきたパンを公園で頬張るのも、至福のときなのではないでしょうか。ぜひ訪れてみてください。
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- ■お店情報
ウチキパン
住所：神奈川県横浜市中区元町1丁目50
営業時間：9:00〜19:00
定休日：月曜日
HP：https://www.uchikipan.co.jp/
断面が黄金色の食パン。パンの冷凍配送ブランド『MOOJUU BREAD（モージュー・ブレッド）』
次にご紹介するのは、パンの冷凍配送を行っている新ブランド『MOOJUU BREAD（モージュー・ブレッド）』。
『MOOJUU BREAD』は、創作餃子とワインの店『果皮と餡』などを手掛けるタイムワープ株式会社とイタリアンの名シェフ小澤唯治さんとのコラボレーションで生まれた新ブランド。
『MOOJUU BREAD』で取り寄せできるのが、生地にチーズが練り込まれた食パン4種。
「チーズが固形で入っているパンはこれまでもあったと思うのですが、『MOOJUU BREAD』は完全に練り込んであります。
種類も豊富で味もおいしい北海道のチーズを生かして誕生しました。どれもワインにぴったりな大人な食パンです」
『MOOJUU BREAD』の食パンは断面が黄金色。チーズが練り込んであるからかと思いきや、実はバターとたまごがたくさん入っているからこその色だそう。
4本食べ比べセット/MOOJUU BREAD
全国どこにいても楽しめる『MOOJUU BREAD』こだわりの食パン。
公式HPにも食卓を彩るアレンジレシピがたくさん掲載されています。毎日パンを食べる方でも、メニューのマンネリを防ぐ強い味方！
毎日のパンとしてはもちろんですが、ギフトにもおすすめの『MOOJUU BREAD』。
ぜひ試してみてはいかがでしょうか？
▼詳しい記事はこちら
- ■お店情報
MOOJUU BREAD（モージュー・ブレッド）
HP：https://moojuu.jp/bread/
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一括りに食パンと言ってもお店によって、味や見た目、作り方のこだわりもそれぞれで、楽しみ方の幅も広がりますよね。
今回ご紹介したお店のおいしい食パンで1日のスタートを気持ち良く切ってみてはいかがでしょうか。
※記事公開時点の情報です。最新の営業情報は、お店のSNSなどでご確認ください。
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