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    パンバルを気軽に楽しめる!浜松町『バルティザン・ベーカリー&カフェ』

    最近、おいしいパンをつまみにワインを楽しむ“パン飲み”が流行りつつあるのをご存知ですか?おつまみにするパンは、どんな料理にも合わせやすいシンプルで小麦の旨味が感じられるものが主流です。

    今回ご紹介する『BARTIZAN BAKERY&CAFÉ(バルティザン・ベーカリー&カフェ)』は、そんなパン飲みを進化させた“パンバル”。もちろんベーカリーカフェとして朝から利用することもできるオールデイカフェです。

    夕方、仕事を終えた人たちで浜松町の駅前が活気に満ち始める頃、お店を訪問してきました。

     

    職人が作る本格的なハードパン

    2019年8月20日、JR浜松町駅前にオープンした『バルティザン・ベーカリー&カフェ』は、モーニングやランチはカフェとして、ディナータイムにはバルとして利用できる今話題のお店です。オープンから3ヶ月、既に浜松町のオフィスワーカーや地元の人たちに重宝されているようで、特にランチタイムは連日満席だそう。

    お店の主役は何と言っても国産小麦を中心に自家製酵母種からつくる毎日焼き上げる自家製パン。砂糖や油脂を使用しない、ほのかな酸味のあるハードパン「サワードウ」を看板商品に、小麦本来の味や香りが楽しめるよう、小麦粉・水・塩のみで造られたパンがベースのメニューになっています。

    店名の『バルティザン』は「バー」とフランス語で職人を意味する「アルティザン」を組み合わせた造語

    パンは常時4種類で、「サワードウ」と「グレイン」は定番ブレッド、残りの2種はマンスリーブレッドで夜のメニューにも合わせて毎月変わります。

    さっそく、ヘッドベーカーの大宮芳奈(おおみや かな)さんにお話をうかがいました。

     

    毎日安心して食べられるパンを

    見た目はちょっと男前!? な「サワードウ」(中央と右)は、シンプルでやさしい味

    「シグネチャーブレッドのサワードウは毎日食べるパンをイメージして作っています。だから、材料もシンプル。他のパンもそうですが、噛めば噛むほど旨味が増すようなパンを作りたいと思っています。でも、一番はお客様が安心して食べられる健康的なパンを作ることですね。あと、毎日食べるパンだから、高価なパンにもしたくないんです」と大宮さん。

    オーストラリアやカナダでパン作りを学び、ベジタリアンやヴィーガン対応のカフェで働いた経験もある大宮さんが、「体によいものとは?その時だけおいしいものは本当に幸せなのだろうか?」と真剣に考えた結果、行き着いたのが今のパンだそう。

    左の2つが「グレイン」右の2つがマンスリーブレッドの「トマト&オニオン」

    「サワードウ」とともに定番の「グレイン」は食物繊維が豊富なライ麦パンで、スーパーフードもたっぷり使用しているので糖質制限をしている人にもおすすめとのことでした。

     

    お酒や料理に合わせて楽みたいマンスリーブレッド

    中央と右のふたつがマンスリーブレッドの「アップル&チャイ」

    訪問した11月のマンスリーブレッドは、「サワードウ」の生地にシナモンなどのスパイスが香るチャイと、白ワイン漬けしたセミドライのやわらかなりんご、グリーンレーズンを練りこんだ「アップル&チャイ」と、同じく「サワードウ」の生地にフライドオニオンとドライトマトを混ぜ込み、オートミールをまぶして焼き上げた「トマト&オニオン」の2種。

    「アップル&チャイ」はワインはもちろん紅茶にも、「トマト&オニオン」はビールやワインと合わせて楽しんでもらえれば、とのことでした。

    マンスリーブレッドは、朝、昼、晩とそれぞれ来てくださるお客様を見て、どんなパンが喜んでもらえるかを考えて開発しているそう。

    さっそく、「アップル&チャイ」を一切れカットしてもらうと、フルーツがぎっしり。断面はパンの面積よりフルーツの面積のほうが大きいくらい。こんなに具材がつまったハードパン、見たことない!

     

    種類豊富なタパスとパンとワイン

    15時以降はワインにぴったりのタパス料理を提供するバルタイム。暗くなってくると仕事帰りのオフィスワーカーもやってきて、お店の雰囲気もぐっと変わります。

    タパスのメニューが豊富すぎて迷ってしまいますが、まずはタルティーヌを。

    「グレイン」にクリームチーズとサーモンがたっぷりのった「スモークサーモン&クリームチーズ」と、「サワードウ」にアボカドとズワイガニ、自家製のオニオンドレッシングがかかった「ズワイガニ&アボカド」。

    どちらもボリューム満点で、白ワインがすすむおいしさです。チーズやドレッシングの油分を吸ってしっとりしたパンは、そのまま食べるときとはまた違ったおいしさです。

    ウフマヨは、カダイフという極細パスタをカリカリに揚げたものに、マヨネーズソースのかかったゆで卵、さらにゆで卵の上にみじん切りのプロシュートがトッピングされています。ゆで卵をつぶしてパンにのせて食べたら最高!パスタのカリカリ、ゆで卵のトロトロ、パンのモッチリ。いろんな食感が楽しめます。

    切りたてシャルキュトリーの盛り合わせは豪華な一皿で、白カビを纏わせて熟成させた「サラーメ・マントヴァーノ」や世界3大ハムの1つ「プロシュート・レガート」の他、白レバーのムースや自家製パテ・ド・カンパーニュなど6種のシャルキュトリーに、スパイスの香りがこうばしい自家製パンデピスが添えられています。

    口に入れたときにふわっと広がる味わいを楽しんでほしいから、「プロシュートレガート」は1mm、そのほかは2mmでオーダーが入ってからスライスするというこだわり

    朝から晩まで、いろいろなシーンに合わせておいしいパンが楽しめる『バルティザン・ベーカリー&カフェ』。こんなお店が近くにあったら毎日通ってしまいそうですね。

    尚、毎朝焼き上げるパンは、サワードウとグレインは朝からテイクアウトできます。その他は焼き上がり次第なのでバゲットが12時ごろ、マンスリーは15時から。『バルティザン・ベーカリー&カフェ』のハードパンは焼きたてよりも水分が落ち着いてきた“冷めたて”が一番おいしいそう。ぜひ、お試しを。

     

    • ■お店情報
    • バルティザン ベーカリーアンドカフェ BARTIZAN Bakery & Café
    • 住所:東京都港区浜松町2-5-3 リブポート浜松町ビル1F・B1営業時間:[平日]7:30~24:00(L.O. Food 23:00 / Drink 23:30)、[土・日・祝]11:00~22:00(L.O. 21:00)

    ※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

     

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