シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン “パリマグ”
  • HOME
  • BREAD
  • まるでベトナム!江古田の路地裏『ECODA HEM』で食べるバインミー

BREAD

まるでベトナム!江古田の路地裏『ECODA HEM』で食べるバインミー

Pocket

まるでベトナム!江古田の路地裏『ECODA HEM』で食べるバインミー

食で旅する気分を味わえるお店を求めやってきたのは、西武池袋線江古田駅。ベトナムサンドイッチ「バインミー」を始めとしたベトナム料理を楽しめる場所があります。

『ECODA HEM(エコダヘム)』の外観

江古田駅南口より徒歩2分の場所にある『ECODA HEM(エコダヘム)』。商店街の並びを歩いていると「ここは…?」と、きっと目が止まるはず。お店を営む足立由美子さんにお話を伺いました。

 

江古田にあるベトナム!?『ECODA HEM』

足立さんがバインミーと出会ったのは、1997年。初めてベトナムを訪れたときに食べたバインミーが忘れられなかったと言います。

「市場の食堂街で、中国系の方がやっている点心や麺を出している屋台があったんです。『え!?ここでバインミー?』と思っていたら、皮なしのシウマイみたいなものをパンにざくざくっと挟んでくれて、パクチーを少しのせて、お醤油の甘辛いタレをかけて食べたんです。それがすごくおいしくって!これはまた絶対来なきゃと、すぐまたベトナムへ行きました」。

『ECODA HEM(エコダヘム)』の外観ベトナム語で路地という意味の「HEM」。まるで屋台のようなお店

ベトナムを訪れた翌年に雑貨のお店『Mãimãi(マイマイ)』をオープンさせた足立さん。おいしいベトナムの料理も紹介したいと、2001年頃から、カフェを併設してベトナム料理の提供をスタートします。そして2005年には、普段着のベトナムおかずをもっと知ってほしいという思いから『マイマイ』を食堂に変更。

『ECODA HEM(エコダヘム)』の店内『エコダ ヘム』には赤・青・黄色の3つの屋台が並び、どこでもすべてのメニューをオーダーできます

「もともとは『マイマイ』のランチとしてバインミーを作っていましたが、ベトナム料理を季節ごとにいろいろご紹介したいと、2013年に、『マイマイ』の3軒隣で『エコダ ヘム』を始めたんです。『マイマイ』はおかずやおつまみを楽しむお店に、『ヘム』ではベトナムのごはんや麺、カレー、バインミーなどの単品のお料理をお出していくことにしたんです」と足立さん。

足立さん監修の『バインミー 図鑑』などの本足立さん監修『バインミー図鑑』では、シェフたちの豊かな発想のバインミーを紹介

実は足立さん、これまで数々のベトナム料理やバインミーサンドイッチの本を手がけてきた方!

「ベトナムの人たちって、自由で興味がいろいろあって、好奇心も旺盛(笑)。だからこそ、いろんな料理やスイーツ、バインミーサンドが生まれていると思うんです。日本では、『バインミーはレバーパテとなますとパクチー』『ベトナム料理と言えば生春巻き』というイメージがありますが、もっと自由になんでも挟んでOKだよ、ベトナム料理はもっとたくさんあるんだよ、ということを知ってもらえたらうれしいです」と話します。

ベトナム料理も行くたびに新しいものがあるそう。ちなみに、『バインミー ベトナムのおいしいサンドイッチ』の本が出るときは、90種類ものバインミーを食べられたのだとか!そんな足立さんが作るバインミー、さっそくいただきましょう。

 

バインミーや料理で味わうベトナム気分

『ECODA HEM(エコダヘム)』のメニュー

平日のランチメニューは、「コム・ディア」という豚肉焼きのっけごはんや、「カリー・ガー」というベトナム定番のチキンカレーがあります。週末はさらにスペシャルメニューが加わります。6・7月のスペシャルは、ベトナム南北おこわ対決!北部と南部の2種類のおこわが登場していました。

どれも気になりますが、本日はバインミーをオーダー!

ちなみに8・9月のスペシャルは、「ブン・チャーゾー」という揚げ春巻きをのせた和え麺だそうです。

『ECODA HEM(エコダヘム)』のバインミー

バインミー は2種類から選べます。こちらは定番の「豚肉甘辛焼き」のバインミー。炙ったパンに、甘辛く炒めた豚肉を挟み、その上に香りづけとしてネギ油をたらします。さらになますをのせ、ベトナム産のおいしいコショウをたっぷりふりかけます。

『ECODA HEM(エコダヘム)』のバインミー ピリッとした辛さは、生の唐辛子!

パンは昔ながらのパン屋さんのソフトフランスで、サイズを特注で作ってもらっているそう。炙って外側はカリっとなったパンの食感、そしてなますのシャキシャキとした歯ごたえ、パクチーの香り、そしてがっつり食べ応えのある豚焼肉!野菜もたっぷりで、意外とペロリと食べられちゃいます。

「ベトナム料理は、色や香り、食感を大事にします。食感が足りないときはピーナツを加えたり、香りとしてパクチーを入れたり。ちなみに、パクチーはお好みでネギや大葉に変更できます」と足立さんが教えてくれました。

『ECODA HEM(エコダヘム)』のハス茶一緒にいただいたのは「ハス茶」。爽やかな香りでおいしい!

『ECODA HEM(エコダヘム)』のバインミー

もう1つは、シーズナルメニュー「シウマイのトマトソース」のバインミー。ミートボールのようなかんじの皮なしのシウマイをトマトソースで和えて挟んだ、シーズニングソースが決め手の1品です。想像していた洋風のトマトソースとは違い、よりさっぱりとしてジューシーな味わいが絶品!

ベトナムでは、シウマイをパンに挟んだり、ご飯にのせたり、おかずとして食べたり…とその食べ方も本当にさまざま。味付けも自由なので、シウマイでも何種類もの味があるそうです。

また、『エコダ ヘム』のバインミーにサンドするなますは、メインの具材に合わせて太さを変えたり、大根をパパイヤにしたりするそう!季節によって登場するバインミーもお見逃しなく。

『ECODA HEM(エコダヘム)』のベトナムコーヒー定番ベトナムコーヒーをはじめ、ベトナムビール333もあります

『ECODA HEM(エコダヘム)』の外観

お店の雰囲気、そして料理を食べて、まるで本当にベトナムに来ているかのような気持ちになりました。

バインミーはもちろん、まだ出会ったことのないベトナム料理とベトナムの雰囲気を味わいに、ぜひ『エコダ ヘム』を訪れてみてはいかがでしょうか?

 

  • ■お店情報
  • ECODA HEM(エコダ ヘム)
  • 住所:東京都練馬区旭丘1-74-9
  • TEL:03-3953-0021
  • 営業時間:12:00〜17:00(LO 16:30) ※売り切れたメニューから終了します
  • 定休日:火・水曜日

※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

 

■一緒に読みたい記事

食器で食事をもっと楽しく!奥渋谷の『MEALS ARE DELIGHTFUL』へ

フランス式のモーニングをいただきます!渋谷『VIRON』のプチ・デジュネ

本場ベトナム仕込みのパン!『エビス バインミー ベーカリー』

21485
まるでベトナム!江古田の路地裏『ECODA HEM』で食べるバインミー

この記事が気に入ったら
いいね!してね

PAGE TOP