シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン “パリマグ”
  • BREAD

    大阪で話題の高級食パンがついに東京へ。田園調布『嵜本』の極美&極生食パン

    2018年は高級食パンがブームになりましたが、その先駆けとなったのが大阪に本店がある食パン専門店『嵜本』と言われています。その『嵜本(さきもと)』がこの冬、ついに東京に上陸!場所は日本でも指折りの高級住宅街・田園調布。カフェスペースもあるという田園調布店ではどんなパン時間を過ごせるのでしょうか?さっそくお店にお邪魔してきました。

     

    高級住宅街で愛される高級食パン

    高級住宅街の代名詞とも言える田園調布は、区画整理がされたとても美しい街。それでいて、なんだかのんびりとした空気が流れ牧歌的な雰囲気もあります。かわいらしい駅を降りると、すぐに『嵜本』はありました。

    開店すると同時にお客さんが途切れません

    オープン前にも関わらず、すでにお客様が並んでいます!お店に入ると、体全体をパンのうっとりするような香りが包み込みました。こんなにパンの香りに圧倒されたのは初めての経験です。

    『嵜本』は大阪ですでに話題になっている高級食パン専門店。東京の1号店を出店するなら、もっと大きな街でもよさそうですが、なぜ住宅街である田園調布にオープンしたのでしょうか?その答えを広報の吉浦さんが教えてくれました。

    「大阪で『嵜本』の食パンを認めてもらったので、東京にも早く進出したいと思っていました。もちろん青山や恵比寿といった大きな街も視野に入れていましたが、『嵜本』の食パンを作るには大きな工房が必要なんです。そこで思い立ったのが田園調布。ちょうど工房のスペースも作れる広さの物件に出会えたのでこの地に出店することを決めました」。

    落ち着いた住宅地であるがゆえに、オープン前はお客様が来てくれるのか不安だったと言います。「実際オープンしてみるとその不安は杞憂でした(笑)」と笑みがこぼれる吉浦さん。連日行列ができオープン当初はわざわざ遠方から訪れてくる方も!最近はご近所に暮らすリピーターの方がほとんどだそう。

     

    食パンで“喉越しが命”ってどういうこと?

    「極美“ナチュラル”食パン」(左)と「極生“ミルクバター”食パン」(右)

    現在、田園調布の『嵜本』で販売する食パンは「極美“ナチュラル”食パン」と「極生“ミルクバター”食パン」の2種類。

    「極美“ナチュラル”食パン」は、アレルギーを持つ方でも安心して食べられて、かつ旨味やコクを引き出すように試行錯誤し誕生した食パン。卵や牛乳を使わずシンプルでヘルシーなのに、小麦の風味ややさしい甘みを感じられます。トーストすることでさらに香ばしさがアップするそう!

    「極生“ミルクバター”食パン」は、一般的な食パンに比べて1.4倍の重さがあります。それは、北海道産の牛乳に生クリーム、国産バター、蜂蜜を贅沢に使用しているから。

    それでいて、焼きたてはふわっふわ、溶けてしまうのではないか?と心配になるほどで耳まで柔らか。まるでスイーツを食べていると錯覚するくらいに、リッチな食パンです。こちらはそのまま“生”でいただくのがおすすめ。

    開店に向けどんどん焼きあがっていく食パン

    「私たちの食パンは口に含んだときのテクスチャーと喉越しを大切にしています」と吉浦さん。食パンに対して“喉越し”という表現はちょっと不思議な感じもしますが、実際に食してみるとその答えは一目(一口)瞭然! 水分量が多い生地の表面はつるんとなめらかで、飲み込むときも喉にストレスを感じずするりと飲み込めるのです。

    『28mm style(上段:極美、下段:極生)』は手に取りやすいパッケージで男性にも人気

    ちなみに1枚ずつパック詰めで売られている『28mm style』には秘密が…。28mmは『嵜本』が研究を重ね編み出した、トーストすると1番おいしくいただける厚さなのだとか。お試しで食べたいときや、お友達へのお土産にぴったりです。

     

    “チョイス”する楽しさを大切にしたい

    こちらのお店ではイートインスペースがあり、焼きたてのトーストと淹れたてのコーヒーをいただくことができます。そして、トーストに添えられるのが、彩り鮮やかなジャムたち。これも全て手作りの逸品!

    「ストロベリーガーネット」「ブルーベリーサファイヤ」「あずき珊瑚」など、ひとつひとつに宝石の名前がつけられたジャムは、まるで宝石のように美しく輝いています。

    この日は手前から『ルビーローズフランボワーズ』『ドライフルーツナッツパール』『オレンジトパーズ』『エシレバター』をチョイス

    お店では2種類の食パンからどちらか、16種のジャムから3種類、それに加え北海道バターまたはエシレバターをチョイスすることができます。

    「私たちはブランドとして“チョイス”することを大切にしています。ジャムとジャムを組み合わせてマリアージュを楽しんで欲しいですね」と吉浦さん。

    サイフォンで淹れる『嵜本』オリジナルブレンドもいただけます

    “チョイス”する楽しみはジャムだけでなく、もちろん食パンにもあります。店頭では「極美“ナチュラル”食パン」「極生“ミルクバター”食パン」のほかに、『極葡萄食パン』や『ライ麦とくるみのハードトースト』といった曜日限定のパンや、お正月やバレンタインなど、季節のイベント限定のパンも登場予定とのこと!訪れるたびに違った食パンに出会えるのはうれしいですね。 そして、異なった食パンに、異なったジャムを乗せれば、無限の組み合わせを楽しむことができますよ。

    天気のいい日にはテラス席も

    「『嵜本』の食パンで、おいしい朝食を楽しんで欲しい」とおっしゃっていた吉浦さん。確かに、おいしいパンを買った日の夜は「明日の朝ごはんが楽しみ!」とわくわくしながら眠りにつきますよね。ちょっぴり贅沢な食パンを買って、朝食の支度をする時間を楽しんでみてはいかがですか?

     

    ※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

    ■一緒に読みたい記事

    鎌倉のジャム専門店『ロミ・ユニ コンフィチュール』の旬を味わうジャム

    水にこだわる食パン専門店『銀座に志かわ』の挑戦

    並んででも食べたいパンがある。『考えた人すごいわ』の絶品食パン

     

    PARIS mag OFFICIAL Instagram
    キャラWalker