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食の総合ビル!?週末限定のパンを求めて六本木『ラトリエ・デュ・パン』へ

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食の総合ビル!?週末限定のパンを求めて六本木『ラトリエ・デュ・パン』へ

春はおでかけが楽しい季節。週末はちょっと足を伸ばして、気になるパン屋さんへ出かけてみませんか?今回、週末にしか買えないパンがあるという噂を耳にして六本木のブーランジェリー『L’Atelier du pain(ラトリエ・デュ・パン)』へ行ってきました!

 

“体に優しい”パン作り

六本木ヒルズからほど近い場所にある、レストランやワインショプなどさまざまなお店が入ったビルの中に『ラトリエ・デュ・パン』はあります。初代のシェフは、パン業界で知らない人はいない人気店『シニフィアン・シニフィエ』の志賀シェフに師事していたということで、天然酵母を使った「体に優しい素材のパン作り」がコンセプト。大人から子どもまで幅広い層に親しまれる味を生み出しています。

六本木のブーランジェリー『L'Atelier du pain(ラトリエ・デュ・パン)』

お店では、『シニフィアン・シニフィエ』から受け継いだ、長時間発酵で仕上げた高加水のパンも楽しむことができます。高加水のパンとは、その名の通り水分量を通常より多く含んだパンのこと。ふんわり&もっちりとした食感が特徴です。ただ、高加水のパンは通常の生地に比べて扱いづらく、熟練した技術が求められる製法なのだそう。パン職人の赤石さんに、パンを作るうえでのこだわりを伺いました。

「パンを食べたときの口どけと風味の良さにこだわっています。パンを食べるとき、ボソボソと口の中に残ったり、水分が取られると食べ辛くなってしまいますよね。そういう食べ辛さをなくし、どなたでも食べやすく、だけど、小麦本来の風味や噛んだときの旨味をしっかり感じていただけるような。そんな奥行きあるパンを目指しています」。

 

直径25センチ!「パン・ド・ロデブ」

パン・ド・ロデブ(左)、パン・ド・ロデブ・フリュイ(右)パン・ド・ロデブ(左)、パン・ド・ロデブ・フリュイ(右)

今回のお目当ては、「パン・ド・ロデブ」というスペシャリテ。金・土日・祝日のみ、午前10時頃に焼きあがる、週末限定のメニューです。こちらは高加水のなかでも、超高加水!吸水をぎりぎりまで行うため、中はもっちり、口の中でほろほろとほどけていくような食感が楽しめます。こんなに喉越しがいいパンははじめて!という感動の食感でした。

パン・ド・ロデブ

一見ハード系のパンに見えますが、切ったときの断面はつやつや!水分をたっぷり含んでいることがわかります。

前日から仕込み、低温からゆっくり温度を上げて発酵させ、最後は一気に焼き上げます。バゲットは水分を抜くようなイメージで乾いた音がするまで長時間焼くそうですが、「ロデブ」の場合は、逆にあまり水分を抜かずに仕上げるのだそう。そうすることで、皮も硬くなりすぎず、みずみずしいパンに仕上がるのです。

パン・ド・ロデブ(左)、パン・ド・ロデブ・フリュイ(右)ロデブは、プレーンの「パン・ド・ロデブ」とナッツやフルーツが入った「パン・ド・ロデブ・フリュイ」の2種類。ホール、1/2サイズ、1/4サイズと、希望の大きさにカットしてくれます。水分量が多いパンなので、焼きたてはぷるぷると柔らか。冷めていれば、好きな厚さにスライスしてもらうこともできます。ホームパーティーなど、みんなで集うときにもぴったり。ホールでの予約をリピートするお客様もいるほど!

 

「パン・ド・ロデブ」のおすすめの食べ方

パン・ド・ロデブでハムとチーズを挟んでトースト後日、ハムとチーズを挟んでこんがり焼いていただきました

プレーンの「パン・ド・ロデブ」は、2センチほどの少し厚めに切り、ハムやペッパー、チーズなどを一緒に挟んでトーストするのがおすすめです。トーストするときは、チーズがちょっと溶けるくらいが◎。

パン・ド・ロデブ・フリュイ

「パン・ド・ロデブ・フリュイ」は、まずはそのまま食べてみるのがおすすめ。中にはクルミと、イチゴ&グリーンレーズンのドライフルーツがたっぷり入っているので、何もつけなくても十分な満足感があります。クリームチーズを乗せて食べると、果実の自然な酸味と絶妙にマッチします。

 

カフェでも楽しめるバラエティ豊かなパン

『ラトリエ・デュ・パン』の店内

『ラトリエ・デュ・パン』の店内に並ぶパンは約60種類。「パン・ド・ロデブ」の他に、ハード系のパンや食事系のパンはもちろん、お惣菜パン、菓子パンなど幅広いラインナップがあります。

『ラトリエ・デュ・パン』人気の「もちもち 白玉ブレッド」「もちもち 白玉ブレッド」

近頃の1番人気は「もちもち 白玉ブレッド」という食パン。小麦粉よりも水の割合を多くすることでしっとりと、さらに白玉粉を生地に加えることでもちもちの食感に仕上げています。新しいメニューも随時考案しているとのことで、今後のメニューもお楽しみに。

『ラトリエ・デュ・パン』で購入したパンは、隣にあるイタリアンレストラン『SAKURA Café(サクラカフェ)』でイートインすることもできます。朝は7:30からオープンしているので、出勤前のモーニングに立ち寄る常連さんも多いのだそう。

 

パンにワイン、フレンチまで!食の総合ビル

実は『ラトリエ・デュ・パン』のお店が入ったビルには、系列のお店としてワインショップとイタリアンレストラン、そしてフレンチレストランまで揃っています。

『ラトリエ・デュ・パン』の外観

もともとワインのインポートをやっていた会社が、ワインショップとイタリアンレストランをオープン。その後、食事とワインをよりカジュアルに楽しんでもらえるようにと、フレンチレストランと『ラトリエ・デュ・パン』を立ち上げたのだそう。

同じビルにある系列店のワインショップワインも「体に優しい」をテーマに、農薬や肥料をなるべく使わない自然派ワインを中心に販売

ワインショップには、ソムリエの資格を持つスタッフが常にいるので、「このパンと食事に合うワインは?」など、相談することもできます。

同じビル内にある系列店のフレンチレストランフレンチレストランの店内の様子

2F・3Fには熟成肉やワインなどが楽しめるフレンチレストランが。ランチタイムには、なんとパンの食べ放題も!『ラトリエ・デュ・パン』で人気の15種類ほどのパンを、熟成肉や産直の野菜、お魚を使った料理と一緒に楽しむことができます。

週末、「パン・ド・ロデブ」を買いに『ラトリエ・デュ・パン』へ行き、ついでにランチを楽しみ、ディナー用のワイン、チーズを購入して…なんていうこともできちゃいますよ。春の休日のおでかけに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

 

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