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    本物のパンから生まれたおいしい灯り「パンプシェード」

    私たちの日常に欠かせない存在のパン。おいしいパンを求めて旅に出かけることだってあるほど。パンが好きな人にとって、パンを「食べる」ことはもちろん、おいしそうなパンを眺めているだけでも幸せな気持ちになりますよね?今回は、パンを「食べる」以外の新しい魅力を教えてくれるアイテムを紹介します。

    お部屋のインテリアにもぴったりで、日々の暮らしを楽しくしてくれるおいしそうなパンの灯り、「パンプシェード」です!

     

    パンプシェードって?

    「パンプシェード」は本物のパンを使ってできたインテリアライト。「パン+ランプシェード」=「パンプシェード」の作り手は、モリタ製パン所の森田優希子さん。製パン所と言っても、パン屋さんではなくアーティストです。

    もともと、パンが大好きで大学時代にパン屋さんで働いていたという森田さん。パン屋さんで働いていくうちに、パンの知らなかった魅力をたくさん知ることができ、ますますパンのことが好きになったと言います。

    「スタッフとして働いていると、日によってたくさん売れ残ってしまうパンに出会います。そんなある日ふと、『どうして食べるか捨てるかしか選択肢がないんだろう』と疑問が湧きました。そこで、私の感じる、パンの『おいしい』以上の魅力を形にしようと、本物のパンを使って『パンの魅力を伝える』作品を作り始めたのがきっかけです」と森田さん。

    そして誕生したのが「パンプシェード」。

    パンプシェードができるまで

    森田さんのパンプシェードは、強力粉・薄力粉・塩・イーストという本物のパンを作る材料でできています。工程は、まずパンを焼きます。中のパンをくり抜き乾燥させ、特殊な防腐防カビのコーティングを施します。そして、裏側からLED照明器具を取り付けて完成!

    手作りのため、そして本物のパンを焼いているため、ひとつひとつ微妙に形が違うのも個性。「パンプシェード」は、世界でたったひとつだけのライトなのです。

     

    いろいろなパンプシェード

    「パンプシェード」の通常ラインナップは全部で7種類。そのほか、季節や時期限定で登場する作品もあります。以前、クリスマスシーズン限定にはカヌレの「パンプシェード」が登場したり、パン屋さんとコラボレーションした作品もありました。

    また、電池タイプとコンセントタイプがあるので、お部屋の雰囲気やお好みのインテリアに合わせて選ぶことができます。

    手のひらサイズの「プチブール」、「クッペ」、「シャンピニョン」、「クロワッサン」は電池タイプで、単三電池1本で使うことができます。ライトのスイッチは、置くだけで簡単にON/OFFできる優れもの。

    キノコ型のシャンピニョン(写真中央)もかわいいですね。お皿に乗せたら、見た目はいつものパンそのもの。そのままでも素敵なインテリアですが、夜になると、また違った魅力になります。

    「ブール」、「バタール」、「バゲット」はコンセントタイプ。大きさも電池タイプのアイテムよりも大きなサイズです。

    壁にかけるだけではなく、テーブルライトとしても◎。毎日の食卓や、ちょっと特別なお家ディナーを楽しく演出してくれます。

    「ベッドサイドで、寝る前に使っていただくのがおすすめです。パンの暖かく優しい灯りに癒されます。おなかは減りますが、ほっこり癒されます!」とのこと。「パンプシェード」は、暮らしのさまざまなシーンを暖かく照らしてくれます。

     

    パン大国・フランスでも注目

    「パンプシェード」は、日本はもちろん海外へ向けての通信販売もされています。

    「フランスで発表した際、皆さんとても驚くとともに、非常によろこんでくださいました。日本人よりも身近な存在である、バゲットやクロワッサンに愛着を持ってくださる方が多いように感じます!」と森田さん。さすが、パンを愛する国・フランスですね。

    ちなみに森田さんが好きなパン屋さんは、富ヶ谷の『ルヴァン』のパンが好きとのこと。パンがおいしいことはもちろん、オーナーのスピリットも尊敬しているのだそうです。

     

    パンのやさしい魅力が灯る

    森田さんにとってのパンの魅力を伺いました。

    「パンは食べておいしいのはもちろん、その豊かな香り、優しい色合い、ころんとした可愛らしい形…。見ているだけで幸せな気持ちになります。

    パン屋さんに入った途端に、気持ちがぐんと上がって、思わず笑顔になる。そのくせパン生地はとっても繊細で、素人仕事ではなかなか人前に出せるようなおいしいパンは焼けないその奥深さ。そして世界各国に広がるパンの多様な文化、味、食べ方。どこをとっても、知れば知るほど次のドアが見つかります」。

    「ちいさな白い塊から、イーストによって大きく膨らみ、焼かれていい匂いを漂わせながら店頭に並ぶパン。パンは同じ生地からできていても、かたちが違うだけで名前が違ったりします。きっと昔から、人はパンを作りながらそのでき上がったものに、自然と愛情を感じ、愛でていたのではないかと思います。私は、そんな、かめばかむほど味わい深いパンの魅力を、自分にしかできない方法でかたちにしていきたいと思っています」と教えてくれました。

    焼きたてのパンの香りが幸せな気持ちにさせてくれるように、やさしい温もりが溢れる「パンプシェード」。パンが持つやさしいあたたかな灯りに、ほっと癒されてみてはいかがでしょうか?

     

    • ■「パンプシェード」作家情報
    • モリタ製パン所/アーティスト 森田優希子
    • http://pampshade.com/

     

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