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    フランスのごはん レストランの決まりごとって!? 後編

    前回に引き続き、フランスのレストランでおいしく楽しく時間を過ごすためのプチヒントをご紹介します。後編は食事が運ばれてきてからお会計までを。

     

    会話を楽しみながらのんびりいただくのがフランス流

    前編でアペリティフを飲みながら注文したお料理たちが、順番に運ばれてきます。

    もちろんもちろん、ここでも全てがゆっくりと。前菜とメインの間がしばらく空いてしまうということも多いのですが、フランスではこれもごく普通のこと。

    こうしてようやく運ばれてきた料理ですが、冷めるのも気にせずに会話を楽しみながらゆっくりと食事をするフランス人たち。次の食事が運ばれてくる間もワインを片手に会話を楽しみながらのんびりと。このゆっくりとした時間の流れが、フランス流の食事の楽しみ方なんです。

     

    食事はみんな同時。おなかいっぱいのサインを忘れずに

    食事は基本的にテーブル全員に、ほぼ同時に出てきます(レストランの格が上がれば上がるほど、このタイミングがぴったりに)。もし量が多すぎてお腹がいっぱいになってしまったら、フォークとナイフを揃えてお皿の上に。「下げていいです」という合図です。
    そうしないと全員が食べ終わるまで、ず~っと次のお料理が出てこないなんてことになってしまいます。

     

    フランスでは1人1皿がマナー。シェアは避けて。

    日本の文化では、料理を人とシェアしながらいただくというのは当たり前ですが、フランスではこれは基本的にNG。とても気軽なビストロやカフェでは、ちょっと分けあって食べたり、お皿を交換なんていう姿も見かけますが、ある程度ちゃんとしたところではあまりお行儀よくないので気をつけてくださいね!

    ちなみに、1人1皿文化が当たり前のフランスでは、シェアが前提のアジア料理のレストランなどでも、それを知らずにそれぞれが同じものを食べている姿をよく見かけます。2人がそれぞれチンジャオロースを食べていて、そのあとそれぞれがパイナップルに入ったチャーハン!?なんて姿も。そんな時はちょっとアジア料理のシェアする食べ方も教えてあげたくなってしまったりするのです(笑)。

     

    フランス人はみんな甘いものが大好き!食後にはデザートを

    どんなにお腹がいっぱいでも大抵のフランス人が注文するデザート。日本人的には、デザートは紅茶やコーヒーなどと一緒にいただきたいと思ってしまうところですが、デザートと食後のドリンクはなぜか別。デザートを食べ終わってから、「食後のお飲み物は?カフェは?」となるのがフランス流。もしも一緒にいただきたいという場合は「デザートと同時にほしい」ということを伝えるといいですよ。

     

    お会計はお客様に親切なフランス!?

    さて、おいしくて楽しい食事の時間が終わったら、あとはお会計。フランスのレストランではお会計はテーブルで。

    めんどうくさいことはあまり対応してくれないフランスには珍しく、お会計では「とても親切!?」と思うことがあります。それは友人など何人かで行く場合、「私は48ユーロをカードで」「私は2人分の104ユーロを現金で」「残りの分は私がカードで払うわ」なんて値段も支払い方法もバラバラなことをしても、店員さんは嫌な顔せず対応してくれるのです。

     

    フランスのレストランでの典型的な流れ、いかがだったでしょうか?これが分かったからと言っておいしいものにたどり着くとは限らないのですが(フランス語のメニューを解読するのがいちばんの問題ですよね!?)、少しでも旅の素敵な思い出が増えるようにヒントになればいいなと思います♪

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