今日紹介するのは、ショーウィンドウをのぞくだけでワクワクドキドキするパリのかわいい駄菓子屋さんです。
日本で「駄菓子」といえば、数百円あればいくつも買えるようなミニガム、麦チョコ、チロルチョコ、うまい棒、グッピーラムネ、せんべい、ポン菓子、粉末ジュースなどなど、数え切れないほどの種類がありますよね。中にはコンビニやスーパーに並んでいるものもありますが、スーパーで売っているお菓子と駄菓子屋さんの駄菓子はちょっと別物というイメージなのでは?
フランスの駄菓子屋さんはちょっと違う?
フランスの駄菓子屋さんにも、ラムネネックレス、金貨チョコ、棒付きキャンディー、金太郎アメ風キャンディーなど、駄菓子屋さん特有のお菓子も多少はあるのですが、どちらかといえばスーパーでも見かけるお菓子が1個1個バラ売りになっているという感じです。
さらに、どこの駄菓子屋さんでも売り場の大半を占めるのが、昔から変わらないパッケージに入った懐かしの缶入りキャンディーや地方名物のお菓子などの量り売り。
フランス版の駄菓子屋さんには、ちょっとおしゃれなチョコレート、キャンディー、フルーツのコンフィ、ヌガーなどが並んでいたりも。
だから1種類1種類のお値段は決して安くはなかったりするので、日本の駄菓子屋さんのイメージとは少し異なるかもしれないのですね。
私は、レトロでノスタルジックなこの雰囲気が好きで、駄菓子屋さんを見つけると必ずドアを開けてしまいます。
フランスの駄菓子屋は大人も一緒に買いに来ることがほとんど!
ちなみに、店内のお客さんの様子も日本の駄菓子屋さんとイメージが違います。子どもたちが小銭を握りしめてお菓子を選ぶという姿はなく、お母さんと一緒の子どもの姿か懐かしいお菓子に引き寄せられて入ってくる大人の姿ばかり。
これは、小さい子ども(大体10歳くらいまで)はどんな時であっても1人にしてはいけないという決まりがあるため。フランスでは、小さな子どもたちだけで出かけることが絶対にありえないからなのです。
そんなわけで売っているものはもちろん、駄菓子屋さんで見かける光景も日本とはちょっと違いますが、そういった雰囲気とポストカードになりそうなくらい魅力的な空間を楽しみにぜひ訪れてみてくださいね。かわいいフランスの駄菓子屋さんは、おみやげ探しにもぴったりですよ。
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