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    パリからちょっと足を伸ばして!ロワールの古城巡りへ

    フランスの魅力といったら、「よくぞここまで残っているものか」と感動する歴史的なパリの街並みや、中世の姿のまま残る地方の街や村。そしてフランス中に星の数ほど点在するシャトー(お城)。今日はそのフランスのお城の中でも、私のおすすめを紹介したいと思います。

     

    パリからちょっと足を伸ばして行けるロワールの古城巡り

    限られた旅行の時間の中でも、パリから半日か1泊くらい足を伸ばしてどこか行ってみたい!という相談があるときにおすすめする場所として、これまでも世界遺産の「モンサンミッシェル」、モネの庭園「ジヴェルニー」、パリからほど近い「ベルサイユ宮殿」などをご紹介してきましたが、古城巡りもおすすめコースのひとつ。

    古城はフランス全土あちこちに点在しているのですが、観光地として有名で1日でいくつものお城を巡ることができるのが「ロワール地方」。テレビや旅雑誌で「ロワールの古城巡り」という言葉を耳にし、目にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか?

    「ロワールの古城巡り」の拠点となるのは、パリから南西へ240kmほど離れたTours(トゥール)という街。トゥールまではTGV(フランス版新幹線)で1時間ちょっとで行くことができます。このトゥールを中心に広がるロワール川一帯に広がる美しい古城の数々が「ロワールの古城巡り」に登場するお城たちです。

     

    ロワールは古城だらけ!

    この一帯には観光名所となる古城が点在していて、挙げればきりがないほど!私が今までた〜くさんの観光の方と一緒に周ってきたお城で、みんなが行きたがる&喜ぶお城ベスト3がこちら。

    • 1:Château Chenonceau(シュノンソー城)
    • 2:Château d’Amboise(アンボワーズ城)
    • 3:Château d’Ussé (ユッセ城)

     

    一番人気!浮かぶように建つシュノンソー城

    ロワール川の支流シェール川に浮かぶようにして建つ城がシュノンソー城。ロワールの古城巡りの中で最も人気ある場所のひとつで1年中世界中からの観光客がいっぱいです。

    女性が何代にもわたって城主を勤めていたため、「6人の奥方の城」と呼ばれていたりするのですが、愛人が正妻に城を追われたとか、実はドロドロとした物語があることでも有名。

    ここはとにかくお金をかけて手入れされていて、広い庭園や各部屋に飾られている装花が見事です!

     

    城下町も楽しめるアンボワーズ城

    ロワール川沿いに建つ城で、城の周りは城下町になっていてお城見学以外にも楽しむことができます。

    川の向かい側から見るお城の姿が圧巻!レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年を過ごした土地でもあり、敷地内の礼拝堂には彼のお墓があります。

    お城の敷地内から見下ろす城下町やロワール川も美しいおすすめの写真スポットです。

     

    眠れる森の美女のモデルになった!?ユッセ城

    このお城が「ロワールの古城巡り」のメイン観光地に選ばれることはあまりないかも。ですが、個人的にすごくおすすめしたい大好きな城なのでご紹介!

    ここはあの「眠れる森の美女」のモデルとなったお城なのです。

    場内には物語の各シーンが人形で展示されていて見学も楽しく中も見る価値あり♪イバラに囲まれたお城へ王子様が果敢に挑む姿が目に浮かぶ、とっても素敵なお城です。

     

    「ロワールの古城巡り」は、公共交通ではアクセスしにくい場所が多いのですが、トゥール駅からは古城巡りミニバスツアーのようなものがたくさんあります。日本語を話すガイドさんが運転してくれるツアーもありますよ!ツアーによって立ち寄るお城が違うのでチェックしてから選んで下さいね。

    パリからのバスツアーもありますが、私的にはTGVに乗って足を伸ばす感じが、楽ちんなのにプチ冒険のようで、楽しくておすすめですよ。

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