シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン “パリマグ”
  • PARIS

    フランスのパン、迷ったらこれ食べよう!『ブーランジェリー ジョセフ』

    こんにちは!パン野ゆりです。

    今回はパリ滞在で足繁く通った、『Boulangerie Joseph(ブーランジェリー ジョセフ)』のパンとともに、改めてフランスのパンをご紹介していきます♪

    パリでパン、何食べる?

    パリと言えば…パン!でも、パンの種類がたくさんあって、実際パン屋さんに行っても何を頼もうか迷ってしまう?

    そんな迷ったときのために!私がよく足を運んだ『ブーランジェリー ジョセフ』を舞台に、フランスのパンを少しだけご紹介しましょう♪

     

    パリ滞在中は足繁く通った『ブーランジェリー ジョセフ』

    オペラ地区のピラミッド駅近く、オペラ界隈散策のついでにひょっこり立ち寄れる『ブーランジェリー ジョセフ』です。2018年は身体に優しくておいしいBIOパンのコンクールでも賞を受賞しています。ではさっそく、ご紹介していきます!

     

    定番中の定番「クロワッサン」

    パリといえばこれ!という代名詞的存在。

    フランス語で「三日月」という意味のこちらのパンは、日本で食べるクロワッサンと印象がだいぶ違うので驚くかもしれません。

    日本のクロワッサンは「パリパリ」と焼き上がっていますが、パリで食べるクロワッサンはパリパリというよりは「サクッ」と「しっとり♪」が共存!

    『ブーランジェリー ジョセフ』のクロワッサンは、特にクラムのしっとりもっちりとした食感が独特!バターが一層一層に丁寧に行きわたっているのを実感します。

    甘さも感じるのでお子さまも喜びそうなお味♪

    こんなにぺしゃんこになってしまっても、ちゃんとおいしいんです!

    パリのクロワッサンは本当に多様性に溢れていて、パン屋さんが作るクロワッサンとパティスリー(ケーキ屋さん、パティシエ)が作るクロワッサンでも全然違った作品になっています。

    パリにいるとさまざまなクロワッサンを楽しめますが、『ブーランジェリー ジョセフ』のクロワッサンはBIOパンで身体にも優しくおいしさもしっかり!なので個人的に大好き♪

    ぜひ食べてみて欲しい逸品です。

     

    バゲットの起源とも言われている「ヴィエノア」

    1840年、ハンガリーから上質な小麦粉を入手し、ウィーンのパンを再現させたのが起源なのだとか。白い上質なパンにパリの人々は夢中になり、このパンが後のパン・トラディショナルのもととなるそうです。

    (元々は脂質の少ないリーンなパンなのですが、時代が進むにつれ甘みが増したそう!)

    ヴィエノアの種類は大体2種類で、シンプルなナチュールと、チョコチップ入りのショコラが定番です。

    シンプル、素朴、優しい…!

    何もつけずにミルクの甘さがしみじみと広がっていきます。ガツン!とくる甘さではなく、あくまでもしみじみ。

    生地は噛んでいくと、口の中でしっとり系のクッキーを食べているときのようなまとまりのある食感になっていきます。

    サンドイッチにするのもポピュラーですが、パリに来たときだけはシンプルなヴィエノアを堪能しています。なぜなら、それだけで充分おいしいから♪

     

    パリに来たら食べたい定番ベスト3に入る「パン・オ・ショコラ」

    パリに来たら食べたいパン・オ・ショコラですが、ジョセフベーカリーのパンオショコラはね、もうね…

    絶品!!!!

    手に持つと、まぁ軽い!食べ始めるとその軽さゆえか?食べる速度がスピーディーになってしまいます(笑)。

    「おいしいー!おいしいよーーー!このパン・オ・ショコラおいしいよー!」

    語彙力のなさを露呈して申し訳ないのですが、おいしいをただ連呼しながらあっという間になくなってしまいました。

    ちなみにクロワッサンがおいしいお店は、パン・オ・ショコラもおいしい確率100%です。私調べですが(笑)。

    パン・オ・ショコラの中に忍ぶチョコレートはお店によって太さが違うのですが、『ブーランジェリー ジョセフ』のチョコは極細。

    「うちのパン・オ・ショコラはパンで勝負!チョコに頼らないわよ!!」と言わんばかりの勇ましさ。

    でも、それがいい!パンとチョコのバランスが、パンの旨味をしっかりと感じられる配分になっています。

     

    これがおいしいお店は信頼できる!「バゲッド」

    そうそう!バゲットと言っても、私がパリで食べるのは必ず「トラディション」タイプです。

    トラディションとは…?

    見た目はほぼ同じですが「バゲット」と「バゲット・トラディション」はまったくの別物!使う粉も違ううえに、トラディションを作る際には細かいいくつもの規定があるほどで、手間暇が異なります。

    トラディションを正しくおいしく作るパン屋さんは信用ができる!

    トラディションは発酵を何度も繰り返すので大小の気泡がさまざまなのも特徴です。この気泡があるパンはしっかりと風味を感じます。

    無駄な物を加えない素朴な味は一見つまらなそうだったり退屈だったり…でもバゲットは違うんです。シンプルだからこそ美しく、おいしさが引き立つ!

    『ブーランジェリー ジョセフ』のバゲットもクラストとクラムのコントラストがしっかりあり、小麦の風味も感じられます。

     

    さて!さまざまなパンを紹介しましたが、パリのパン屋さんでどれも必ず置いてあるパン達を厳選しました。私は初めて行くお店では必ずトラディションを食べるというルールを決めています♪

    あなたはパリで何のパンを食べますか?ぜひ参考にしてもらえたらうれしいです♪

     

     

    ■一緒に読みたい記事

    初のパン屋プロデュース!『PARK BAKER LAB.』オープン〜 番外編

    パリ旅のマストスポット!居心地の良いカフェ『MARCELLE』

    モンマルトル散策のブランチにも!『Papilles』で食べるパンケーキ

    PARIS mag OFFICIAL Instagram
    キャラWalker