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2回目のロックダウンが始まったフランス。現地の様子をレポート

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2回目のロックダウンが始まったフランス。現地の様子をレポート

日本でもニュースになっているのでご存知の方も多いと思いますが、パリ(フランス)はハロウィンの前の日、10月30日から再びロックダウンとなりました。毎日更新されていく新規の感染者数が1万人を超え始めて、あまりの数字に驚いていたのも束の間。あっという間に5万人を超えることも…。検査数も週に100万件以上と桁違いなのはありますが、それでも人口が日本の半分の国で1日5万人超えです!

 

1回目とは違う、通学とお散歩は可能なロックダウン

1回目とは違う、通学とお散歩は可能なロックダウン

「バカンス命」の国おフランス。1回目のロックダウンが明け、みんな普通にいつも通りの夏バカンスに飛び出したので、夏休みが終わってからひどくなるだろうなあとは予想していました。想像通りというか想像以上…。(ちなみに、どんどん状況が悪くなりつつあった10月下旬も2週間の秋のバカンスがありました。地方との行き来など行動範囲が規制されることもなくバカンスが終わりました)。

かぼちゃ

再びロックダウンに突入してしまい、日本からは心配の連絡をもらうことが多くなっている今。今回のロックダウンが1回目と大きく違うのは、高校までの学校は全て通常通りに開かれるということ。今までは中学生以上のマスク着用義務がありましたが、今回は小学生も義務化されました。そして公園や森、海岸がクローズしないことです。

前回、3月下旬からの1回目のロックダウンのとき、ちょうど日本に一時帰国中だった私たち家族は、日本からフランスに帰る予定を大幅にのばしました。そのときフランスにいる友人たち全員に言われたのが、「子どもは学校に通えないので、家で面倒を見なくてはいけない。公園も閉鎖され、小さな子どもがいながら家に閉じこもらなくてはいけないのは、親子両方にとって精神的にも肉体的にも苦しすぎる。自粛とはいえ、自由に外に出て散歩などにも出かけられる日本のほうがよっぽど快適に過ごせるからフランスには帰ってくるべきでないよ」というものでした。

閉塞感の少ないロックダウン

だから今回は、学校もいつも通りあり、公園をお散歩できる(自宅周辺の1km以内を1時間以内とは決められていますが)だけでも閉塞感の少ないロックダウン。劇場が閉鎖され予約していたコンサートがキャンセルになったり、毎日通りすぎるたびに挨拶をかわすカフェが閉まっていたり、残念なことはいっぱいありますが、ロックダウン1日目から普通に学校に通い、買い物をし、ハロウィンの日には仮装をして近所を歩いて顔馴染みの八百屋や魚屋、スーパーの店員たちと挨拶を交わしてお菓子をもらって、公園で遊んで焼き立てのパンオショコラをおやつに食べて…と一見いつもと変わらぬ様子でスタートしたロックダウンでした。

公園で遊んで焼き立てのパンオショコラをおやつに食べて…

今のところ罰金取締のポリス(通勤・通学・1時間以内の散歩・生活必需品の買い物・通院などいくつかの外出許可の理由があり、毎回許可証を作って持って歩かなければいけない)も1回も見かけてはいないのですが。バカンスが終わって通常通りの日常に戻る11月2日からはもっと厳しくなるという噂もあり、この原稿がアップされる頃にはどうなっているのやらのフランス。何か状況が変わったらまた続報をお知らせしたいと思っています。

 

※11月1日現在の状況となります。

 

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