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    グルグル巻きのブリオッシュ!『ボーパッサージュ』で見つけたティエリー・マルクス氏のパン【後編】

    ボンジュール!パン野ゆりです!今回は前回に引き続き、パリの新名称『ボーパッサージュ』で食べるティエリー・マルクス氏のスイーツパンをご紹介♪

    パンオショコラ、ショソンオポム、パンオレザン…甘い系のパンたちが並ぶ中、数分。優柔不断な私が心に決めたのはこちら!

     

    “ちぎり映え”なグルグル・ブリオッシュ♪

    ティエリー・マルクス氏といえば、東京・銀座『ビストロ・マルクス』の「巨大ブリオッシュ」のイメージが強いので…パリでもチョコレートブリオッシュをいただいてみました!(「巨大ブリオッシュ」は本当に大きいので、ホームパーティーの手土産などにオススメです♪)

    手でちぎろうとすると、ふぉわわ~~ん♪と伸びていくパン生地。まさに“ちぎり映え”するパンです。デニッシュ生地が薄く何層にも重なるのが見えてうっとり。

    ブリオッシュ生地はパラパラとほどける生地が楽しい!(若干食べ散らかしてしまうのもご愛嬌♪)

    頭からガブガブ食べ進めていくのも良いのですが、ブリオッシュ生地をちぎりながら中のクリームをすくって食べるのがオススメ!

    ミドルオブ中央に渦巻く濃厚なプラリネクリーム。このプラリネクリームに首ったけになりました。なんとも味わい深く、甘さの中に無数のナッツ類の風味が漂って…。このクリームだけ別売りして欲しい…!というくらいおいしいのです♪(このプラリネクリームをトーストにつけるだけで劇的においしくなりそう!)

     

    スイーツも追加!幻のような軽さのフランス菓子

    プラリネクリームに首ったけになった私は、スイーツの空き腹にまだ余裕あり。

    よし。スイーツも食べよっと♪

     

    こっちを見てくる子がいました。

    「タルト・トロペジェンヌ*」、この子に決定!サラリとしたクリームがセボン!(「C’est bon!=セボン」はフランス語で「おいしい!」というときに♪)

    イチゴの酸味とクリームのスッと消える甘さがなんともお上品。ブリオッシュ生地も冷えているのに一切パサつきなし。しっかりと口どけする小麦がおいしい。

    *タルト・トロペジェンヌ…ブリオッシュ生地でクリームをサンドしたフランス菓子で、南フランスのサン=トロペで誕生。

    割ってみるとバニラクリームの高さが際立ちます。(先ほどのプラリネクリーム然り、こちらもこのバニラクリームがなんとも秀逸!)

    優しく香るバニラとホイップクリームのような軽い食感、フッと息をかけたら消えてしまそうなくらい!甘さもスッと現れてはスッと消えて…。もはやこのクリーム、幻??

    ブリオッシュ生地にも同じく軽さがあり、ボリュームがありそうですが小学生の女の子でもペロッと食べきれてしまうのではないでしょうか?

    パン生地とクリームの相性も良すぎて100点満点。

    ハンバーガーのかわいいバージョンのようなビジュアルですが、相反して繊細で幻のような軽さ。美食家たちが唸るティエリーマルクスのスイーツ…納得のおいしさです!みなさんもぜひお試しあれ♪

     

    • ■お店情報
    • THIERRY MARX LA BOULANGERIE(ティエリー マルクス ラ ブーランジェリー)
    • 住所:Beaupassage, 53-57 rue de Grenelle 75007 Paris(地図
    • 営業時間: 7:30〜20:00
    • 定休日:月曜日
    • https://thierrymarxbakery.fr/

     

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